BABYMETALのイギリス・ウエンブリーアリーナの公演は大成功だったようです。
このところコンサート等は無く、BABYMETALロス現象が起きていたのではないでしょうか。
また海外のコンサートが始まるとネット上でも動画上でも大騒ぎとなります。
私も2012年の頃からBABYMETALを見てきましたが、はっきり言ってこんな状況になるとは思いもよりませんでした。というよりもメタルという音楽が世間に受け入れられるとは思ってもいなかったのです。
しかし、BABYMETALは、メタルを一般人にも知らしめた。
そして、アイドルとダンスがメタルにマッチする事も理解させた。ましては言葉の通じない日本語で歌い実証した事実は今までの日本国内のJ-POPの連中に一泡吹かせたに違いない。
1970年、80年、90年と日本語は世界で通用しない言語である。と国内で思われていた。
ロックに日本語は合わない等とロックを演っている連中から出てきた言葉である。
いかに視野が狭かったのか。
BABYMETALが世界に認められた理由とは何か?
ロックミュージャンは今まで「俺の作った音楽を聴け!」みたいな押し付け的な部分があったのではないか。そこにはプロデュースをする専門のミュージャンもいるが、日本の場合には皆無であったと思う。自分で楽曲を作り、演奏する。そこまでの話で、そこからどう売っていくのか?バンドの個性とは何か?考えられて演出されたバンドは数少ないのではないのか。
売れてからでは無いと自分の本当に演りたい音楽が出来ない。
そういった日本国内の環境問題も大きいだろう。
海外では、トッドラングレンやアルクーパー、アランパーソン等プロデュースが得意な人もいる。
BABYMETALはバンドでは無いが、神バンドと踊り、舞台演出、広告宣伝などトータル的に管理され、今まで無かったメタルとアイドルの融合を行った。
前例にパフュームの例があったのも良い参考になっていたのではないか。
だが、売れたのはそれだけではないだろう。
やはり本人達の努力があってからこそ今の立場がある。
メタルでは無い表現方法をした。
メタルでは有り得ない可愛い女の子3人組。
イントロBabymetal Deathが始まると一気にボルテージが上がる。
この流れはメタルの様式美と一致する。
一生懸命、歌い、汗をかいて健気に踊る。
それをメタルファンが見て何かを感じたのであろう。
売れた楽曲では、「ギミチョコ!」が1番世界的に知れた歌である。
しかし、個人的には「イジメ・ダメ・ゼッタイ」がメタルらしい流れで好きだ。
最近はこの「ギミチョコ!」の流れの楽曲が多いが、やはり「イジメ・ダメ・ゼッタイ」のようなメタルらしい、ツインリードの音色がきれいな楽曲も作って欲しいと思う。
アイドル寄りのメタルではなく、メタル寄りのアイドルでいて欲しい。
「世界征服」はショッカーも出来なかったが、BABYMETALは征服するであろう。