PCデポのサポート契約のニュース記事を読みました。
ヤフー等のニュースの一面に出ていたので、皆さんもご承知かと思います。
◆記事の内容は以下の通り
引用元 PCデポのサポート契約解除料が「10万円」!?批判殺到でコメント「改善策を検討」
ことの発端は、あるツイッター投稿者の「怒り」のつぶやきだ。この投稿者は8月14日、「80過ぎの独居老人である父が、PCデポに毎月1万5千円の高額サポート契約を結ばされてました。解約に行ったら契約解除料10万円を支払わされました」とツイートした。契約解除料「10万円」のレシート画像も添付。投稿は5000回以上リツイートされている(8月16日15時現在)。
この80歳過ぎのおじいさんは、サーバーの保守でも頼んでいたのでしょうか。
私も以前はPCデポで消耗品などを購入した事があります。
店内では新品のパソコンや周辺機器以外にも中古PC等も扱っています。
店舗形態としては、ソフマップの郊外型店舗という感じです。
どこもそうですが、平日は人が少ないです。
ローカルの郊外にも結構あるので、周辺の高齢者が購入するケースが高いと思います。
若者や知っている人からすると、事前に欲しいパソコン、中古の値段などネットでリサーチをしてから購入する事が多いかと思いますが、高齢者の場合には何も調べず。直接お店に行って、お店の販売員の話を鵜呑みにして買ってくる人が多いのではないでしょうか。
一緒に息子さんや娘さんがいれば、聞ける事もあるでしょう。
しかし、一人暮らしや高齢者夫婦ではそれも出来ない。
そういった社会的環境とPC販売店の生き残りのための商売と繋がっているように考えています。
中古パソコンや新品パソコン、周辺機器を売っても大した利益にならない。
そのために、通信回線(光・wifi)や携帯関係の販売もしなくてはならない。
そういう環境の中で、このサポート契約というのが生み出されたのかと思います。
サポート契約をしていて、実際サポートを受けた事はどのくらいあるのか?
多分、最初の1.2回でその後は放置ではないでしょうか。
そうなると、生命保険と同じように毎月口座からお金を引かれるだけの状態です。
そこが狙い目なんですよね。
店、会社側からすると、「あとは何もしなくても定期的に金が入る」仕組みが出来上がります。
この生命保険に似ているような契約では、携帯スマホの契約しかり、ヤフー等の訳の分からん細かな契約しかり、わざと規約を小さな字で読みにくくしててある。その上、解約事項の手順などを不明瞭にしてあり、複雑にリンクが張られていて、大事なところに辿りつくのが大変にしてある。
意図的に解約しないようにしているという事なんですよね。
こういう会社は契約者が大事な顧客でありながら、上から目線の営業スタイルである。
今回の契約解除料金の20万というのが純粋なサポート契約だけの解除料金なのか?機器のレンタル、リース代金としての解除料金なのかは不明ですが、今時、20万円の契約解除料金ってパソコン機器の購入費以上のものですよね。
高齢者のおじいさんは大変な思いをしたかも知れませんが、このおじいさんも昔と違い、人に聞くのは無償では無いという事を理解したのではと思います。
◎5万円以上する機器を購入する際には、息子、娘に相談する
◎月々支払いが発生する契約も息子、娘に相談をする
こんな取決めをしておく事が大事ではないかと思います。
後は、社会的にこのような一方的に会社側が有利な契約についての扱いをどうするか?という事です。地元の自治会などで詳しい人に講習会を定期的に開いてもらうとか、自治会を通じて、高齢者のパソコン問題の相談が受けられるとか、そういう環境が作れれば、仲間も増えるし、あまりお金を掛けずに知識も得られるのではないでしょうか。
今回の件で似たような契約をしていた会社はヒヤヒヤしていると思います。
毎月、自動的に引落されている内容を個人的にも確認して、不要と思われる契約などは解約するようにしていきましょう。
ちょっとした金額でも働いて稼ぐという点からすると大変な事なんですから・・。
自分の親にも一度、聞いてみる必要があります。