障害者を雇用するのは大変である

投稿者: | 2023年6月20日

6月は私にとって一番の繁忙期です。

というのも、会社の決算が終わり、役員会で承認を得てから役所などに報告書を提出したりする作業があるからです。

また、この忙しい時期に経済産業省のアンケートがあったり、障害者雇用の納付金、障害者・高齢者の状況報告書の提出などもあります。

この全ての作業を一人でやっています。
事務の同僚が居れば有難いが、雇う予定も何もありません。

会社としては、この膨大な作業を一人の人間に押し付けておけば良いという事なのか。

問題なのは、沢山の作業がある中でミスを犯さないようにする事です。

事務的な仕事になると書き間違えや数字の入力ミス等が出て来てしまいます。

私の様な還暦過ぎのおやじには目がきつい、夕方になると数字の判別が難しくなるので、重要な書類作成は全て午前中の目が元気な内に作業するように心掛けています。

役所の押し付け型のアンケート等はどうにかなりませんか?

同じような内容の事を何度もしつこく聞いてくる。
特に障害者関係の書類に多い。

障害者を社員数にパーセンテージを掛けて雇用しろ!という事である。
アルバイトやパートが多いと人数を算出するのも面倒なのだ。

反面、障害者を雇用すると助成金が出る場合もある。
今まで何人か障害者を雇ってみたが、非常に大変なのだ。

・仕事中も体調が悪くなる
・急に休む日が多い
・面倒をみてくれる人がいない
・休む事で出勤数が少なくなり雇用条件に満たなくなる

仕事の切り出しと言って、社員が何の仕事をしているか切り分けて、障害者でもできる簡単な作業を分け与えるという事なのだが・・・。それだけでは、一日の仕事分には到底及ばない・・・。

そして急に体調が悪くなって休ませていると、他の社員から不平不満が出てくる。

元々、障害者だけではなく健常者の社員が不足してからだ。

障害者でも健常者と変わらないパフォーマンスを発揮する人もいるだろう。
しかし、私の職場の仕事では難しい。

人と接しない作業や手作業の仕事などには良いかも知れないが、相手があるような仕事では本人の能力が発揮できない事が多い。

ましては、今の会社には障害者を長い目で見て育てようという考えを持っている人が少ないのだ。

昭和の時代に鬼ごっこを思い出した。

一番最初に捕まっても、相手が小さな子どもだったりすると「味噌っかす」と言って鬼にならない決まりがあった。子ども達なりの優遇措置だったのだ。

障害者を雇用するには、この「味噌っかす」的な考えを健常者が持たないとただ、金だけ毟り取る制度になってしまうのではないか。

障害者雇用納付金、もう少し考えるべきだと思う。

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