昨日の土曜日にバリオスの定期走行行ってきました。
いつも走る道を約50kmほど走行しました。
遠くまで行きたいが、この寒さと緊急事態宣言中なので程々にしました。
★定期走行の意味合い
・バッテリー保持のため
・キャブレターの詰まり防止のため
・キャブレターのフロート固着を防ぐため
・燃料タンク内のガソリンの劣化を防ぐため
・調子をみるため
と言うような意味合いで走ることにしています。
旧車のキャブ車は定期的にエンジンを始動させてキャブ内のガソリンを新しく入れ替えないと始動性が非常に悪くなります。キャブ内のガソリンが劣化してしまうんですね。
バリオスの場合にはこの時期であれば、2週間程度が目安だと思います。
2週間を過ぎると始動性が少し悪くなり、3週間を過ぎるとチョークを引いてもかかりにくい状況となります。
1週間以内の始動であればチョーク要らずで始動します。
暖かい時期は日数が過ぎても始動性は冬よりも良いと思います。
特に注意しているのがキャブのフロート固着です。
バリオスの場合には、スタンドがサイドスタンドしか無いので、キャブは左側に傾いた状態になってしまっています。その上、バリオスのサイドスタンドは造りが悪い。傾きが大きい4番目の気筒が危険です。
このサイドスタンドを掛けた状態で駐車を長くする事が非常によろしくありません。
フロートが傾いた状態が続き、固着してしまいオーバーフローとなります。
私の場合には、駐車する際にサイドスタンドの下に蒲鉾の板を2枚置いて車体の傾きを抑えています。
メンテナンススタンドを購入した方が良いのかも知れません。
なるべく地面と垂直になるように駐車するとキャブレター内部も走行している状態と同じ環境になります。ガソリンのレベルがフロート内ので平行になるので固着しづらくなります。
注意が必要なのはバイクの風圧による転倒です。
風の強い日などはカバーを外したり、紐で縛っておくなど配慮も必要です。
バリオスは始動性が悪いと言われているバイクです。
バリオスの初期型(1型)については、キャブの調子とプラグまでの電気配線の見直し、そして燃料タンク内の錆と燃料コックを交換することで調子は戻ると考えています。
定期走行を行うようになってからバリオスの調子は非常に良い状態が続いています。
4気筒のエンジンなので単気筒、2気筒と比較してメンテが倍近くかかります。
その大変さをエンジンサウンドで解消してくれる感じです。
私も還暦を過ぎたおやじですが、バリオスも30年近い古いバイクです。
人が病気になったり、生活習慣病となるのと同様にバイクも古い部品を交換する事も必要です。
そして一番大事な事は、空ぶかしで高回転まで回す等無理をさせないことです。
バイクも車も労ってメンテし、調子を維持していけば長持ちしてくれると思います。