メンテナンス性悪い –          おやじdemo_CentOSを使う
6月 022023
 

最近、1台のノートPCが修理にやってきました。

壊れた内容は「起動しない」との事です。

windowsが起動しないという事は、HDDが壊れている確率が高い。
もしくは、起動時のMBR(マザーブートレコード)が壊れているかどちらかだろう。

メーカー名はHPです。
私の中では修理数が一番多いメーカーのノートPCです。

HPは比較的、値段的に性能も良いが、廉価版になると作りが安ぼったく、メンテナンス性も非常に悪い。

メモリやHDDにアクセスするにも裏蓋を全部開けなくてはならない。

プラスチックで出来ているので爪を上手く解除しながら裏蓋を開ける事になるのだが、これがまた非常に硬い。

マイナスドライバーでコジリながらようやく蓋が取れた。

HDDを見てみると、これまた壊れやすいNo,1のseagateの500GBのHDDが付いている。

SATAの接続も特殊でHDDのソケットから紐上のケーブルが出ていて、それが小型のフイルム式の接点になっている。

ノートPCでよく見かける、帯の様なケーブルの小型版である。

廉価版のノートだけあって中の部品一つ一つが安い製品で作られているというのが私の感想です。

大体、メンテナンス性を考えていない構造のノートPCは壊れた時点でアウトであると考えた方が無難である。

seagateのHDDを外して、余っていたTOSHIBA製品を取付て起動を試みるが、BIOSが認識していない。

そしてこのBIOSもHP社製の特殊なセキュアブート付きのBIOSである。
DOS/V規格の良くあるBIOSと比較しても分かりにくいBIOSである。

どちらかというと、BIOSも一般使用者にも触って欲しくないという感じを受ける。

ある営業所で使っていたノートだが、購入した人に話を聞くと安かったので3台まとめて購入したとの事。紹介者はRI●●Oさんらしい。

売れ残っていたノートを安く販売したが、もしかするとB級品(修理上がり品)等の可能性もなくは無いだろう。

HDDが認識しない理由は、HDD自体が故障しているか、SATAケーブルが悪いかどちらかであると判断をしたが、いかんせん特殊なSATAケーブルであるために検証が出来ない。

う~ん、困った。

MB(マザーボード)をよく見るとM.2のSSDのソケットが付いている。

余っていたM.2のSSD500GBを取付て起動するとばっちし認識をした。

私が想像するには、熱が異常に高くなるseagateのHDDにフイルム式のケーブルというのはいかがなものなのか?

きっと熱でおかしくなってしなっているのではないのか。そう考えた。

そのままSSDにwindowsをインストールをして返品する。
SSDのお陰で起動も素早くなって使い勝手は良くなったと思います。

皆さんも安物ノートPCを購入する際にはメンテナンス性を考慮してある製品を選ぶようにした方が後々問題が起きないで済むと思います。