解消方法 –          おやじdemo_CentOSを使う
4月 202020
 

バリオスは1.2週間乗らないと極端に始動性が悪くなります。

チョークを引いてエンジンを掛ける場合とチョークを引かなくてもエンジンが始動する場合があります。

どんなに寒くてもチョーク無でエンジンが始動する時もあれば、2週間ほど放置してエンジンを始動するのにチョークを引かないとかからない場合があります。

探らなければならい要因は複数あります。

①燃料タンク内の状況(タンク下部に水が溜まっていないか、錆が無いか)
②燃料コックが正常に動作しているか確認
③負圧ホース、燃料ホースのひび割れ等確認(特に負圧ホース)
④プラグの焼け具合(被り気味かキツネ色か白色かどうか)
⑤プラグコードの状態確認(ひび割れがありかないか、コードとソケットの緩み確認)
⑥プラグソケット内部の錆び(緑青など)確認

上記の6点を確認して正常であれば、後はキャブレターになります。

古いバイクなのでキャブ内部のフロート等は新品の部品に取り換えた方が良いようです。

私が経験したのは、4気筒のうちの一つがキャブレター内部のフロートが固着する現象です。エンジンは直ぐにかかるが、被り気味の3気筒のような状態でストールする。

1週間以上始動させないときに症状が出る。

エンジンが始動しても被り気味で排気がガソリン臭くなる。
アイドリングが安定しないので直ぐに分かります。

★私の解決方法

①ドライバー(ねじ回し)の柄の部分でキャブのフロート部分をコンコン叩く
②バイクに跨り左右に揺らす

こんな単純な事です。

先ずは、どこの気筒が被ってしまっているのか確認しておいた方が良い。
エンジンを始動を少しでもさせれば排気管を触れば温度で大体分かると思います。

★保護策

①1週間以上乗らない場合はワコーズのフューエルワンをガソリンタンクに投入しておく。

★解決策

①キャブのフロートの新品に交換する(1万円ほど部品代がかかる)

もう旧車の部類に入るバリオスなので、長く乗りたいと考えている人はキャブ関係の部品がある内に新品と交換しておくのは大事であると思います。

中古のキャブレターを予備としてヤフオクで購入しておくのも一つの方法でしょう。

この現象は、毎日もしくは連続して乗っている人には症状が出ないという事です。
置き放し状態が長いと固着し易いという事です。

乗る時の最初の儀式である始動が困難だと気分的に暗くなるので、自分なりの解決策を考えておきましょう。

 

※追記(2020.04.20 pm4:30)
エンジン不調の原因については様々ありますが、基本的な判断の仕方も記しておきます。

①調子よく走っていたのに急にエンジン停止やアイドリングが不安定になる。
・・・・・電気系統が怪しい(特にプラグ・イグニッションコイル、コードの緩みなど)

②走行中にエンジンから白煙が出て停止、馬力が無くなる、異音、走行不能
・・・・・ピストン、リング破損、圧縮低下によるオイル上がり下がり、オイルが規定量より多い

③最初から始動しにくい、吹き上がらない、ガソリン臭い、初爆はする。
・・・・・キャブレター調整、ジェットの詰まり、内部に水混入の可能性

調子よく走っていて急におかしくなった場合には、電気系統を疑い、最初から始動困難な場合にはキャブレター関係の問題が多いと考えた方が良い。