A型 –          おやじdemo_CentOSを使う
1月 212021
 

前回の記事でバリオス用にヤフオクで購入した「ギルドデザインショート管」の錆取り等の話を書きましたが、その続きとなります。

前回の記事は ⇒ こちらへ 


※試運転で近場で撮影

錆取りも完璧ではなく、塗装もきちんと剥離した状態ではありませんが、このマフラー自体の音質を確認するために暫定的ですがバリオスに取り付ける事にしました。

なぜ暫定的に取り付けてみるのか?

・バッフルの部分に穴が開けられていたので音量の確認
・本当にバリオス用なのか取付チェックしたい

の2点です。

ヤフオクで仕入れたのでバリオス用と書かれていても当てに出来ないところがあった事、そして音量が爆音であれば、先にバッフルの穴をどうするか考えなくてはなりません。

バッフルの排気口の周囲に穴を開けたのは、この「ギルドデザインショート管」が他のショート管と比較して静かであったからだと予測しています。

JMCA認定のマフラーなので元は静かだったはず。
これがどのくらいのサウンドになってしまっているか見当がつきません。

作業をしていたら早くも問題点が出てきました。

・バリオスのエキパイのネジが錆びて回らない

多分、生産してから今まで(1992年から2021年間)、このエキパイを留めている10mmのネジは外された事が無かったと考えられます。

CRCを吹いたりして緩めてみましたが、1本だけネジを切ってしまいました。
スタッドボルト(両方がネジ)です。

他のネジは合計8本のうち、1本折れ、3本が普通に外れ、残りの4本がスタッドボルト毎外れてしまった状態でした。とりあえず折れたのは1本だけで済んで良かったと思います。

この折れたネジは先が出た状態で折れた(ネジ切れた)なので、折れた部分にマイナス状に切り込みを入れてマイナスドライバーで緩めるか?

また、逆ネジのドリルで外すかどちらかになります。

作業は一発勝負なので自分で作業をするか?
それともいつも整備をしてもらっているバイク屋さんに相談するか?悩んでいます。

マフラー交換するのも一人では結構大変な作業です。
ましては、スタッドボルトが生きているのは3本な上、新しいエキゾーストガスケットを落とさないようにはめこまなくてはなりませんでした。

とりあえず取付完了です。
バリオス用のショート管で間違いありませんでした。

音は今まで付けていたマフラー(純正交換用)よりも音は大きい。
しかし、直管のような爆音ではない。
逆にアイドリング時の音は今まで以上の良いサウンドです。

全体的に低音が強調された抜けの良いサウンドです。
このショート管はマフラーの外径が75.5mmで結構太いものです。

バッフルは溶接さてて取り外しが出来ないタイプですが、溶接個所は3点なので、うまくいけば外す事は可能なのかも知れません。

私的には無駄に穴を開けてある事自体が格好悪いと思っているので、おいおい蓋を取り付けるか、バッフル自体を交換するか考えたいと思っています。

・折れたスタッドボルトをどうするか?
・マフラーのバッフルの穴をどうするか?
・汚い塗装の剥離と再塗装をどうするか?

一難去ってまた一難です。

これもまた旧車の宿命でしょうね。
貧乏で時間がある私には良い遊び相手なのかも知れません。

音は動画に撮ってyoutubeに出したいと思います。

4月 202020
 

バリオスは1.2週間乗らないと極端に始動性が悪くなります。

チョークを引いてエンジンを掛ける場合とチョークを引かなくてもエンジンが始動する場合があります。

どんなに寒くてもチョーク無でエンジンが始動する時もあれば、2週間ほど放置してエンジンを始動するのにチョークを引かないとかからない場合があります。

探らなければならい要因は複数あります。

①燃料タンク内の状況(タンク下部に水が溜まっていないか、錆が無いか)
②燃料コックが正常に動作しているか確認
③負圧ホース、燃料ホースのひび割れ等確認(特に負圧ホース)
④プラグの焼け具合(被り気味かキツネ色か白色かどうか)
⑤プラグコードの状態確認(ひび割れがありかないか、コードとソケットの緩み確認)
⑥プラグソケット内部の錆び(緑青など)確認

上記の6点を確認して正常であれば、後はキャブレターになります。

古いバイクなのでキャブ内部のフロート等は新品の部品に取り換えた方が良いようです。

私が経験したのは、4気筒のうちの一つがキャブレター内部のフロートが固着する現象です。エンジンは直ぐにかかるが、被り気味の3気筒のような状態でストールする。

1週間以上始動させないときに症状が出る。

エンジンが始動しても被り気味で排気がガソリン臭くなる。
アイドリングが安定しないので直ぐに分かります。

★私の解決方法

①ドライバー(ねじ回し)の柄の部分でキャブのフロート部分をコンコン叩く
②バイクに跨り左右に揺らす

こんな単純な事です。

先ずは、どこの気筒が被ってしまっているのか確認しておいた方が良い。
エンジンを始動を少しでもさせれば排気管を触れば温度で大体分かると思います。

★保護策

①1週間以上乗らない場合はワコーズのフューエルワンをガソリンタンクに投入しておく。

★解決策

①キャブのフロートの新品に交換する(1万円ほど部品代がかかる)

もう旧車の部類に入るバリオスなので、長く乗りたいと考えている人はキャブ関係の部品がある内に新品と交換しておくのは大事であると思います。

中古のキャブレターを予備としてヤフオクで購入しておくのも一つの方法でしょう。

この現象は、毎日もしくは連続して乗っている人には症状が出ないという事です。
置き放し状態が長いと固着し易いという事です。

乗る時の最初の儀式である始動が困難だと気分的に暗くなるので、自分なりの解決策を考えておきましょう。

 

※追記(2020.04.20 pm4:30)
エンジン不調の原因については様々ありますが、基本的な判断の仕方も記しておきます。

①調子よく走っていたのに急にエンジン停止やアイドリングが不安定になる。
・・・・・電気系統が怪しい(特にプラグ・イグニッションコイル、コードの緩みなど)

②走行中にエンジンから白煙が出て停止、馬力が無くなる、異音、走行不能
・・・・・ピストン、リング破損、圧縮低下によるオイル上がり下がり、オイルが規定量より多い

③最初から始動しにくい、吹き上がらない、ガソリン臭い、初爆はする。
・・・・・キャブレター調整、ジェットの詰まり、内部に水混入の可能性

調子よく走っていて急におかしくなった場合には、電気系統を疑い、最初から始動困難な場合にはキャブレター関係の問題が多いと考えた方が良い。