【アドレス110】アイドリングしない症状を直してみる –          おやじdemo_CentOSを使う
2月 072021
 

今日は日曜日、朝からバイクのメンテをしました。

本日は通勤用のアドレス110(CE47A)の電装系メンテナンスをしました。

★症状

この間の朝、雨が降った時の帰りにエンジンを始動させようとしたところ、アイドリングがしない状態となりました。エンジン始動は普通、セルを押すだけでアクセルは何も動かさなくても始動をします。
しかし、調子が悪い時にはアクセルを吹かさないとエンジンが始動せず、エンジンはかかってもアイドリングを保持しない、そのままストールしてしまう状態となりました。

これは以前にもあった症状で、エンジンが直ぐにかからない場合には、「この悪い状態である」と認識出来ます。

★悪い状態からの復旧方法は・・・・

・アクセルを煽ってエンジンをかける
・そのままアクセルを煽ってエンジンを暖気する
・一度、エンジンを止めてキーもオフにする
・少し間をおいて、キーをONにしてエンジンを始動させる

これを何度か繰り返すと普通に始動できる状態となり、以後、エンジンはストールしません。

寒いからエンジンの始動性が悪いのではないか?という人もいますが、アドレスの場合には寒いこの時期に外にそのまま放置していても平常時は一発でエンジンは始動します。

今回は雨の中走行した後にこの症状が出たので「もしかして電装系か?」と疑いました。

そこで今回はCDI関係の機器の状況を見て、直せるものは自分で直してみようと考えました。
CDIを疑ったのは以前に調子が悪かった時に、何気なくCDIを外してみたところ、中のソケットが雨水に濡れてピンのいくつかが緑青が付いた状態でした。

ここの可能性があるので、外してソケットピンの緑青を磨いて通電を良くする事、そしてCDIに水がかからないように処理方法を考える事にしました。

これが、エンジンストールの原因かどうかは特定出来ませんが、作業をして以後、症状が出なければOKだったという事にしようと思います。

★作業工程

・シートを開けて中の10mナットを4本外す
・シート枠にあるネジ4本と足元にあるシート固定ネジ2本を外す
・上記でシートがごそっと全部外れます
・後は工具下にCDIが張り付いています。

★必要な資材

・プラスドライバー
・10mのソケットもしくはT字型レンチ
・シリコンスプレー
・ピカール
・綿棒2本
・ボロ雑巾

この写真がシート外した中身の状況です。
奥にある箱がCDIの箱になります。

裏側に取り外すボッチがあり押しながら引き抜きます。
すると外れ、ピンが見えるようになります。

一部のピンが白っぽくなっています。雨水に濡れている証拠です。

ピンは細くソケットに囲まれているので磨くのは大変です。
最初に柔らかい真鍮ブラシの先を入れて軽く磨きます。
ピンを曲げると大変なので後は、綿棒にピカールを付けて磨きます。
出来上がったら、シリコンスプレーを吹いておきます。

そしてソケットの受け側にもシリコンスプレーを吹いておきます。

写真を撮り忘れましたが、取り付け後にソケットの配線部分とソケット自体が水に濡れないように少し厚いビニールをCDI全面に取り付けておきました。走行時に水が配線を伝わってソケット内に侵入しないような配慮です。

エンジンの配線関係にもシリコンスプレーを吹きました。
特にスロットルボディ(インジェクション周り)の配線ソケット周辺も念入りにチェックをしてスプレーを吹いておきました。

プラグコードもソケットの位置がずれていたので外して付け直ししました。

(取り付ける位置があり、切込みが入っている部分を合わせないだめです)

作業は1時間半程度です。

ついでに車体自体も磨いて本日の作業は終了です。
これで調子がどうなるのか?
また結果は皆様にご報告します。

 Leave a Reply

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

(required)

(required)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください