windowsのパソコンは時間経過とともに段々と起動も遅くなってきます。
最初はスムーズに起動していたのが、いつの間にか起動後もHDDにアクセスをしている時間が長くなってきてしまう。
これらの要因はwindowsの度重なるupdateやディスク内の不要なファイルの増加、そしてHDD内の分断化による影響が大きいと思います。
そしてもう一つの問題があります。
それはハードの問題でもあり自分のPCを置いてある環境にあります。
その問題とは・・・・・・「埃」です。
何年も吸気排気を繰り返ししているので、PC内部は大きな埃から小さな埃まで蓄積しています。
慣れている人は定期的にPCの箱を開けて掃除機で吸い取ったりしていると思います。
でも掃除機だけでは基盤(マザーボード)の細かな目の中に入っている埃を取り除く事は非常に難しいですよね。
掃除機で吸い取る目的自体が、吸排気の効率を高めるための人が多く、基本的にはCPUやVGAカードの熱対策のためであると思います。
会社のPCで調子が悪い個体がありました。
BooK型PCで机上に乗せられていた物ですが、ある一定期間を経過すると固まり易くなる。
少し休ませるとまた起動はするが、再度固まってしまう。
私もこのPCを何度か修理して起動できるようにしていましたが、前述のような内部の埃を取り、メモリを差し直ししていた程度で少しの間、復活していました。
今回、修理依頼があり、根本的に解決する事にしました。
内部はやはり埃が凄い状態です。
電源の吸気部分には埃がびっしりです。
メモリも外し、スロット部分の埃を吸い取ります。
しかし、掃除機の大きさとスロットの部分の隙間が合わず近づけて吸い取る事が非常に難しい状態です。
一番良い方法は、エアで吹き飛ばす事でしょうか。
今回は秘密兵器を持参してきました。
それは・・・・・「シリコンスプレー」です。
シリコンスプレーは量販店などで安価に購入できる物です。
私は日曜大工センターで1本230円程度で購入しました。
このシリコンスプレーをメモリ全体的に吹きかけます。
そしてメモリスロットにも思い切り吹いておきます。
大事な事は、HDDに繋がっているソケット類、マザーボード全体にも吹きかけておく事でしょうか。配線類は一度外して、そのソケット部分にも吹きかけておきます。
ファンの回転する部分に吹いておくと静かになります。
重要な事は、スプレーを吹く前に必ず掃除機等で大きな埃は吸い取っておく事です。
小さな埃はスプレーの圧で吹き飛んでくれます。
このお陰で基盤に詰まった小さな埃がなくなり基盤に流れる電流が安定するのだと思います。
勿論、埃で詰まって接触の悪かった箇所、ソケット類部分にも有効です。
スプレーを吹いたら雑巾等で拭かないでください。吹いたままで大丈夫です。
パソコンの蓋を締めて元に戻して起動させてみます。
動きが全然違います。
マウスでクリックすると違いが分かります。
PC自体がシャッキとする感じでしょうか。
何となくパソコンが遅い、シャッキとしない。
そんな人は一度、シリコンスプレーで基盤掃除してみましょう。
間違えてCRC-556は吹かないようにしてください。壊れます。