3月は年度末という事もあり、移動(転勤)や配置換えになる人も多いと思います。長く親しんできた事務所や同僚とのお別れもありますが、嫌な上司とも決別できるタイミングでもあります。
それはさておき、会社のパソコンは全て新しいwindowsに移行は済んでいますか?
行政でも、新しいOSに移行できないところもあるようです。そのようなパソコンはネットに接続しないようにと指示をしているというのですが・・・。
仕事で使うパソコンですから、ネットでメールやらグループウエアとか毎日使わなくてはならないソフトもあるので一言で「繋ぐな!」と言っても「じゃぁ仕事しなくていいのかよ~」となります。新しいパソコンが来るまでネットに繋ぐな!というのも酷な話です。1.2週間ならまだしも、いつ交換してくれるか分からないのに待ってなんかいられませんよね。
そうなると、表向きには「ネットに接続していない」が裏側では「仕方ないのでネットに繋げている」という事になると予想されます。
そもそも、このような事になる要因は、上の人達の無知からなる行為であって、もし、何か情報漏洩があれば、使っていた人個人に責任を転嫁したりする事も考えられます。XPを仕方なくネット接続される方は注意を払って使用して欲しいと思っております。
問題なのは予算の関係で新しいパソコンに入れ替える事が出来ない場合です。
こうなると、XPをこの先、会社にお金の余裕が出来るまで使うという事になるのでしょうか。「今まで平気だったから大丈夫だろ」と思っていると感染します。使うにしても常時接続ではなく、必要な時だけWANに繋げるとかの対策をしておいた方が良いのではないでしょうか。
XPというOSが終了するだけで、会社、行政、家庭、個人とそれぞれ見合った対応が必要になってきます。
今まで与えられたパソコンを使うだけであった物が、安全・安心に使えるネットワーク環境を作る・考える人が社内にも必要になってきています。それは、ただ単にネットワークの知識だけではなく、windowsやlinux,serverなどの知識もあり、予算に見合った最善の策を提案し、処理する事が出来る人材です。
今までこのような人材は社外の人を使ってきた会社が多いと思いますが、部署、部門、課、営業所などの単位で最低限一人はこれからの時代必要になってくるのではないでしょうか。
逆に、そういう人材が居てくれた方がシステム的にも心配無いし、情報漏洩や各個人のPC、ネットワーク管理も出来て外部に委託するよりも安く済む事だって考えられます。
今回のXPでパソコンを残さなくてはならない会社や行政は、こういう人たちの知恵を借りて乗り越えて欲しいと思います。