パソコン事業の統合で今後どうなるのか?

投稿者: | 2015年12月5日

富士通と東芝、そしてVAIOの事業統合の話が進んでいるようです。

背景としては、国内外のPC販売の減少が一番の要素であり、他にはスマホ、タブレットなどの機器に圧迫されている事もあるのかと思います。

統合する見込みの3社ですが・・・・・

先ずはダイナブック等のノートパソコンで有名な東芝ですが、不正経理問題(不正経理と言っていいのか)で歴代社長が関わっていたという事等で会社のイメージががた落ちです。普通に技術的な仕事に携わっていた人や現場でパソコンを組立てしている人達には全く関係の無い話であり、会社自体の経営に暗い闇があるように思います。

VAIOですが、こちらはSONYからパソコン部門を分離されてしまった会社です。
斬新なパソコンを作ってきた会社ですが、このところは鳴かず飛ばずの製品ばかりでした。
コアなファンはいるとしてもVAIOでなければならないという人は減ったと思います。

そして富士通ですが・・・
こちらは最初のFMVは売れたがそれ以降の製品はどうなのか?と思います。
何も知らない女、子供向けと会社の事務員が使う安いパソコンというイメージがあります。
可も無く不可も無く、面白い製品が無いという感じでしょうか。

この3社に言える事は、PC作りでもう冒険心が無くなってますよね。
富士通同様に可も無く不可も無くという製品ばかりを作ってきた。
この3社とDELLとHPの違いは何なのであろうか?
やっぱり営業力・企画力なのか?

DELLとかHPは先ずPC及び周辺機器に特化していて、ホームページでの販売が中心です。
売れ残りそうな製品は安くして販売する。プリンター等は特にそう。
売れ線の商品は大量に部品を注文して、なるべく安く部品を仕入れる。
だから同じようなスペックでもお得感がある。
この3社と比較しても同じようなスペックでも安いと感じられる。

そこのところの市場を調査して売れるスペックや価格帯を把握している。

一方、この3社は販売店や量販店、ソフト会社とのセット販売などが中心です。
ご承知の如く、量販店のPC販売ってヨドバシのようなところから町の郊外にあるなんとか電機のような店もある。どこの店も売れなくて困ってますよね。特にPC関係は知識の無い人が接客したところでどうしょうもない。お客の要望している事を理解して、その内容に見合った製品を提案できるようにならないといけないと思うのだが、何でも富士通とかNECの低スペックの製品ばかり並べている。

人が居ない店舗で商品を見ているのも辛いです。
販売員がマンツーマンでくっ付いてくるとちょっと困る。

他のショップパソコン等はどうなのか?

こちらは、一時秋葉原等で販売店が倒産したり、統合されたりして一度整理されています。
だから、今生き残っている販売店や会社は、それなりに何か工夫をして継続しているのではないでしょうか。純粋にPC販売だけというお店も少ないと思いますが・・・。

自作PCの分野でも、選択できる部品って少なくなりました。
MBメーカーのASUSやGIGABYTEなど大手メーカーも以前の製品数から比較すれば、とても少ない製品数しか作っていないように思います。

話は、3社の事業統合に戻りますが・・・・

事業を統合してどうなるのか?というのが気になりますよね。
統合したところで、同じような製品を前と同じ名称で出していたら同じ事。
名称毎に特性を持たせ、それに特化するスペックにするとか、DELLに対抗してBTOパソコンの販売をホームページで展開するとか、今以上に安く、良い製品を提供して欲しいと思います。

そして、下らないソフトはインストールしないでくださいね。

消すのが面倒なので・・・。

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