バリオスの久しぶりの修理 –          おやじdemo_CentOSを使う
12月 032019
 

先週の土曜日に海に走りに行ってきました。
走行距離は90Km程度の短い距離でした。

その帰り途中でのこと・・・・・・

信号待ちで先頭だったので、珍しく15000回転まで加速しました。これが、2速、3速です。10000回転程度は良く回しますが、これ以上回す事は老体に鞭を打っているようで避けていました。

250ccなので3速15000回転では大したスピードは出ていません。

そして次の信号で停止しました。

異変に最初は気が付きませんでした。
それはフルフェイスのヘルメットでシールドを下げていたからです。

バリオスの音が変?
なんだかドコドコと2気筒のようなエンジンサウンドになっています。
アクセルを吹かしても反応が鈍い。

「もしかて急に15000回転も回したからエンジンが壊れたのか?」と一瞬焦りました。

しかし、アイドリングは多少低くなってはいるもののストップはしませんでした。
もう一度吹かしてみると、低速回転では完全に被っています。

マフラーから出る排気もガソリン臭い。

この状態になった場所が自宅まであと少しの距離だったので、このまま帰宅する事にしました。

やっとの思いで自宅に帰ってエンジンを止めずに確認してみました。
マフラーからの排気は煙は吐いていませんし、エンジン下のオイル窓からオイルを覗いてみましたが、おかしな点は無い。ただガソリン臭い排気であるということ。

エキパイを触ってみると、1番、4番の熱が低いように感じる。
特に4番はぬるい感じでお隣の3番と比較すると全然温度が違う。

完全に4番が爆発をしていない、3気筒状態になっていたということだ。

そうなるとこの調子の悪くなった原因は2つ考えられた。

1.4番のキャブレターが詰まってしまった
2.4番のプラグもしくは電気系統の故障

という事になのではないかと考えた。

一度、冷静に考えるために自宅に入り、ゆっくりとコーヒーを飲みながら頭の中で考えをまとめてみる。

ポイントは高回転回してから急にエンジンの調子が悪くなった事であり、キャブレターが悪い場合には段々と悪化すると考えられる。エンジンを吹かすと低速では被っているが、高回転になると普通に全気筒爆発しているような音になる。

そして1.4番という気筒がヒントを与えてくれた。
これは「イグニッションコイルかプラグコード」ではないか。
バリオスの場合には、1.4番と2.3番でイグニッションコイルが分かれている。

1.4番が何となくおかしいという事はこの部品、繋がりを確認して見ればいいのではないかと考えた。

まだ時間的に早かったので燃料タンクを外してイグニッションコイルを検査してみる。
検査と言ってもテスター等は無いので接続端子を掃除したり、アースの錆取りをしたり、プラグコードを外して内部を分解し、掃除を行った。

特にプラグコードの接続部分は緑青が付いていたりしたので給油し、コイルの接続端子についてはワイヤーブラシできれいにしてから繋ぎ直した。

その結果・・・・・1.4番復活です。

前よりも力強い4気筒のアイドリング音になりました。
歯切れの良いタイトな4気筒のサウンドです。

プラグの発火に係る大事な部分であり、キャブレターやプラグを疑うところだが、ちゃんと配線は繋がっていても、接続が甘かったり、錆や緑青で発火が弱くなっていたところに、高回転で振動が伝わり、4番が爆発しなくなったというのが原因だと判断した。

バリオスで何となくかぶり気味でアイドリングが安定しない、音がいまいちの人は、プラグコード、キャップ内等外して清掃をしてみると元気になるかも知れません。

今後、私も故障が無くても定期的に確認をしようと思っています。

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