久しぶりにバイクに乗りました。
土日に天気が悪かった関係で3週間放置してしまいました。
いかし、チョークを引っ張って一発始動でした。
1分ほど3000回転位を維持して暖めます。
その後、チョークを戻してアイドリングするか確認します。
いつもの定位置のアイドリング(1500回転位)より低い回転数ですが安定して規則正しいリズムを刻んでいれば問題ありません。
最近のバイクはFIで始動性も格段と向上していますね。
チョークも車と同様でオートで作動するし、どんな寒い日にもエンジンのかかりが悪くなるという事もありません。
キャブレター型のバイクでは、エンジンの始動性が悪いとか、かかりにくいとか言われていますが、始動性が悪いのは何かしらの理由があるからです。
私のバイク(バリオス)も最初は始動性が良くありませんでした。
セルを回して一発目の爆発でエンジンがストールしてしまうともうかからない状態でした。
特にバリオスの場合にはこの傾向が非常に多いと思います。
寒い日でもチョークを引かなくても始動はするが、ストールしたらアウト。
以後、私の場合は定期的にバイクに乗り、100km位の距離を週一で乗るようになってから、エンジンに関する不安は無くなっていきました。
これは何故か?
この間、走行していて信号待ちでエンジンが止まったりした事もありました。
アイドリングも規定値である1500~1600回転に合わせても2000回転近くになったり1200回転位になったり上下していました。
高回転で回してみると普通に吹け上がります。
それから自分でメンテを行った内容を書いておきます。
(エンジン不調の方は参考にしてみてください)
色々調べてみるとキャブレターのパイロットスクリューの調整ではないか?と思いました。
これも規定でパイロットスクリューを全閉じ状態で1回転半とか2回転ネジを戻すとかありますが、アイドリングが一番高くなる位置で設定を4つのキャブレター全部合わせました。
すると、アイドリングは安定し、燃費も良くなりました。
バイクを始動した時もガソリン臭さが消えました。
確認として負圧ホースを取り外し穴はありませんでしたが新品に交換しました。
燃料ホースは途中にガソリンフィルター(金属網)を取り付けていますが、キャブレターまでの取り回しをなるべく短くしました。紙フィルターは紙の繊維が溶けてキャブレターにいき、詰まりの原因にもなるようなので金属製の網でガソリンをこした方が良いです。
そして最後に、プラグに接続しているコードです。
キャップを外して内部にマイナスドライバーを差し込み外してみます。
プラグに刺さる金色の部品と小さなバネとコンデンサーの3点が出てきます。
この部品が錆びたり、緑青が出ていないか?を確認します。
接触の部分は通電を良くするためにワイヤーブラシ等で磨いておくと良いと思います。
これが完了したら、キャップからプラグコードを外してみます。
ネジのように回すと外れます。
そのコードの刺さっている部分に錆びや緑青が無いかを確認します。
あればコードをカットして錆びていない状態の部分を出して元に戻します。
結構、刺さっていても緩いとかあると振動で通電が曖昧になり、不調の原因にもあります。
プラグコードはガソリンタンクを外すと見えるコイルに繋がっていますが、こちらの接続の確認も忘れないように・・・。
こちらは旧記事で確認ください。
旧記事 ⇒ 【バイク】エンジンの点火系統をリフレッシュしょう!
雨ざらしで放置されている方は、一度、ガソリンタンクの燃料を全部抜く作業をした方が良いと思います。
タンクの底の部分に水が溜まり、キャブレターに流れてしまう事やタンク内の錆び発生につながり、タンク底に穴があいたり、錆びた小片がキャブレターに流れて詰まってしまう事があります。
燃料コックも古い物は内部のOリングが劣化して燃料が流れ放し状態になりキャブレターのオーバーフローの原因にもなります。
私も新しいコック(アッセンブリー)に交換しました。
やはり怪しい、心配と思われる個所をひとつひとつ潰していく事で問題点が狭められていくと思います。
また、バイクを雨ざらしにはなるべくしない事です。
雨に濡れても大丈夫なバイクではあるが、ゴム類、配線類、メッキ部分の劣化は激しいです。特に先ほど書いたプラグコード等の劣化の大きな要因です。
小さなカバーでも燃料タンク部分に被せておくだけでも違う筈です。
調子が悪くなる原因を探るとともに、調子が悪くなるような要因をなるべく作らない事が大事であると言えます。
★【参考】使っているのは以下の商品です。