アイドリング安定 –          おやじdemo_CentOSを使う
12月 262022
 

少し前に普通のプラグからイリジウムのプラグに交換しました。

この寒さになって気が付いた事があります。

朝一でエンジンの始動性が違います。

前のプラグの場合には、1.2秒で始動しないとエンジンがかからなくなってしまう事が多々ありました。

アクセルを煽って無理やり始動させると今度はアイドリングしないでストールしてしまいます。

こうなった場合には、キーを切って、再始動させないと安定したアイドリングにはならなかった。

アクセルを煽ってエンジンを始動すると燃調が濃くなってしまうのだと思います。
そこで一度、エンジンを止めてキーを切り、再度エンジンを掛け直さないと元の調子には戻らないのだと思っています。

それが、この寒さでも一発始動する。
アクセルを煽らなくても必ず始動するようになりました。

プラグ交換でこれだけの違いがあるのは、やはり発火が大きいのだと思います。

始動する時に一時的に濃い燃料が噴射されてもプラグが被らないで爆発するのではないでしょうか。

走行していてもエンジン音が違いますし、アイドリングも安定して少し高くなりました。

イリジウムのプラグは1本1000円程度です。
単気筒のエンジンなので1本で済むます。

前のプラグが悪い訳ではありませんが、アドレス110にはイリジウムのプラグが合っているのではないでしょうか。

トルクも上がり、加速も良くなっている。
多分、燃費も良くなっているはずです。

エンジンの始動性が悪いとか、アイドリングが不安定だとかの車両は、少し値段が張ってもイリジウムプラグを試してみるべきですね。

ただ、交換する時にプラグが嫌な位置に付いているために外し難いのが問題です。
プラグを外すレンチを入れるとフレームがあって回し難いのです。

斜めにプラグを入れないように注意が必要です。

年末年始の時間がある時に交換してみませんか。

4月 192022
 

これからバリオスに乗りたい、買いたいと思う人向けに選択する時に必要な事を書いておきたいと思います。

バリオスを中古車で購入する時に2台のバリオスがありどちらを選ぶか悩みました。

1台は今の92年式のバリオスでいわゆるA2と呼ばれる型式です。
そしてもう1台が赤白ツートンの95年式か96年式でⅠ型最後のバリオスです。

値段的には大して変わらない。

外装は赤白ツートンの方が年式が新しいので綺麗に見えた。
そしてこのツートン色は限定色でもある。

お店の主人は、一見、新しい方がよく見えるがA2の方がエンジンが良い。
あきらかに速さが違う。と説明していました。

あきらかに速いと言うのは、エンジンの吹き上がりが速いという事のようだ。

45psと40psでたかが5psの違いだがその差は大きいように言う。

どちらもエンジンを掛けてもらったが、A2の方がエンジン始動時の低速回転でも安定していた。

店の主人曰く、「低回転で安定しているのはエンジンの圧縮があるから」と説明される。

始動時は1000回転前後(チョークは入れず)でエンジンが停止しないでゆっくりとリズムを刻んで動いているのはピストンの圧縮が高く維持できているからという事である。

オイル交換もせず乗っているとピストンリングが摩耗して圧縮が低くなると低回転で安定したリズムを刻む事は出来ずにエンジンは停止してしまう。

特にバリオスのような高回転型エンジンには致命傷となる。

動画等で販売するバリオスのエンジンの始動性が良いと説明される物があるが、アイドリングの回転数に注目して欲しい。

チョークを入れていない状態で2000回転位回っていたら危ないエンジンである。
その位、回転数を上げないとエンジンがストールしてしまうからである。

バリオスの基本アイドリング回転数が1500~1600回転ほどである。
エンジン始動時はチョークを入れなければ1000~1200回転と低い。

この状態で、「ボッ・ボッ・ボッ」と安定したリズムを刻む事が出来るエンジンは調子の良いエンジンの証であると覚えておいて欲しい。

これはA2に限らず、バリオスⅡでも同じ事が言える。

また、キャブレターの不調はこの種のバイクには必ずある。

理由は乗らなかった時間の長さによってキャブレターのダメージが違うということ。

分解・清掃・調整・同調を行って、乗りながら調整をやっていくしか方法は無い。

同調は一度調整すれば、大袈裟に狂う事は少ない。

季節ごとに調整を行わなければならないのが、パイロットスクリューである。
マフラーを交換した際にも必ずPスクリューの調整は行うべきである。

バリオスを調子のよい状態で維持ずるのは日頃のメンテが重要です。

私の場合には、乗って楽しむ事よりも自分で弄って楽しむ事が好きなタイプであり、対象となる物(バイク)が出来上がってしまうとやる事が無くなりつまらなくなる。

逆にアドレス110のようなスクーターは通勤車なので余計な事はしない。
弄って壊してしまう事を避けるためである。

バイクが趣味というと、どうしても大型バイクや買えないような高価な旧車をイメージするが、基本は自分が愉しむことである。

排気量がどうの、バイクの形状がどうの、言う輩が結構多くいるが、そういう輩に限って何も乗っていない、ただの妬みである。

125ccや250ccでも自分が愉しければそれで良い。

排気量が小さくてもエンジンやキャブレター等の知識は得る事ができる。

2月 032020
 

久しぶりにバイクに乗りました。

土日に天気が悪かった関係で3週間放置してしまいました。

いかし、チョークを引っ張って一発始動でした。
1分ほど3000回転位を維持して暖めます。

その後、チョークを戻してアイドリングするか確認します。
いつもの定位置のアイドリング(1500回転位)より低い回転数ですが安定して規則正しいリズムを刻んでいれば問題ありません。

最近のバイクはFIで始動性も格段と向上していますね。
チョークも車と同様でオートで作動するし、どんな寒い日にもエンジンのかかりが悪くなるという事もありません。

キャブレター型のバイクでは、エンジンの始動性が悪いとか、かかりにくいとか言われていますが、始動性が悪いのは何かしらの理由があるからです。

私のバイク(バリオス)も最初は始動性が良くありませんでした。

セルを回して一発目の爆発でエンジンがストールしてしまうともうかからない状態でした。
特にバリオスの場合にはこの傾向が非常に多いと思います。

寒い日でもチョークを引かなくても始動はするが、ストールしたらアウト。

以後、私の場合は定期的にバイクに乗り、100km位の距離を週一で乗るようになってから、エンジンに関する不安は無くなっていきました。

これは何故か?

この間、走行していて信号待ちでエンジンが止まったりした事もありました。

アイドリングも規定値である1500~1600回転に合わせても2000回転近くになったり1200回転位になったり上下していました。

高回転で回してみると普通に吹け上がります。

それから自分でメンテを行った内容を書いておきます。
(エンジン不調の方は参考にしてみてください)

色々調べてみるとキャブレターのパイロットスクリューの調整ではないか?と思いました。
これも規定でパイロットスクリューを全閉じ状態で1回転半とか2回転ネジを戻すとかありますが、アイドリングが一番高くなる位置で設定を4つのキャブレター全部合わせました。

すると、アイドリングは安定し、燃費も良くなりました。
バイクを始動した時もガソリン臭さが消えました。

確認として負圧ホースを取り外し穴はありませんでしたが新品に交換しました。

燃料ホースは途中にガソリンフィルター(金属網)を取り付けていますが、キャブレターまでの取り回しをなるべく短くしました。紙フィルターは紙の繊維が溶けてキャブレターにいき、詰まりの原因にもなるようなので金属製の網でガソリンをこした方が良いです。

そして最後に、プラグに接続しているコードです。
キャップを外して内部にマイナスドライバーを差し込み外してみます。

プラグに刺さる金色の部品と小さなバネとコンデンサーの3点が出てきます。
この部品が錆びたり、緑青が出ていないか?を確認します。
接触の部分は通電を良くするためにワイヤーブラシ等で磨いておくと良いと思います。

これが完了したら、キャップからプラグコードを外してみます。
ネジのように回すと外れます。

そのコードの刺さっている部分に錆びや緑青が無いかを確認します。
あればコードをカットして錆びていない状態の部分を出して元に戻します。

結構、刺さっていても緩いとかあると振動で通電が曖昧になり、不調の原因にもあります。

プラグコードはガソリンタンクを外すと見えるコイルに繋がっていますが、こちらの接続の確認も忘れないように・・・。

こちらは旧記事で確認ください。

旧記事 ⇒ 【バイク】エンジンの点火系統をリフレッシュしょう!

雨ざらしで放置されている方は、一度、ガソリンタンクの燃料を全部抜く作業をした方が良いと思います。

タンクの底の部分に水が溜まり、キャブレターに流れてしまう事やタンク内の錆び発生につながり、タンク底に穴があいたり、錆びた小片がキャブレターに流れて詰まってしまう事があります。

燃料コックも古い物は内部のOリングが劣化して燃料が流れ放し状態になりキャブレターのオーバーフローの原因にもなります。

私も新しいコック(アッセンブリー)に交換しました。
やはり怪しい、心配と思われる個所をひとつひとつ潰していく事で問題点が狭められていくと思います。

また、バイクを雨ざらしにはなるべくしない事です。

雨に濡れても大丈夫なバイクではあるが、ゴム類、配線類、メッキ部分の劣化は激しいです。特に先ほど書いたプラグコード等の劣化の大きな要因です。

小さなカバーでも燃料タンク部分に被せておくだけでも違う筈です。

調子が悪くなる原因を探るとともに、調子が悪くなるような要因をなるべく作らない事が大事であると言えます。

★【参考】使っているのは以下の商品です。