バリオスⅠ型 –          おやじdemo_CentOSを使う
4月 192022
 

これからバリオスに乗りたい、買いたいと思う人向けに選択する時に必要な事を書いておきたいと思います。

バリオスを中古車で購入する時に2台のバリオスがありどちらを選ぶか悩みました。

1台は今の92年式のバリオスでいわゆるA2と呼ばれる型式です。
そしてもう1台が赤白ツートンの95年式か96年式でⅠ型最後のバリオスです。

値段的には大して変わらない。

外装は赤白ツートンの方が年式が新しいので綺麗に見えた。
そしてこのツートン色は限定色でもある。

お店の主人は、一見、新しい方がよく見えるがA2の方がエンジンが良い。
あきらかに速さが違う。と説明していました。

あきらかに速いと言うのは、エンジンの吹き上がりが速いという事のようだ。

45psと40psでたかが5psの違いだがその差は大きいように言う。

どちらもエンジンを掛けてもらったが、A2の方がエンジン始動時の低速回転でも安定していた。

店の主人曰く、「低回転で安定しているのはエンジンの圧縮があるから」と説明される。

始動時は1000回転前後(チョークは入れず)でエンジンが停止しないでゆっくりとリズムを刻んで動いているのはピストンの圧縮が高く維持できているからという事である。

オイル交換もせず乗っているとピストンリングが摩耗して圧縮が低くなると低回転で安定したリズムを刻む事は出来ずにエンジンは停止してしまう。

特にバリオスのような高回転型エンジンには致命傷となる。

動画等で販売するバリオスのエンジンの始動性が良いと説明される物があるが、アイドリングの回転数に注目して欲しい。

チョークを入れていない状態で2000回転位回っていたら危ないエンジンである。
その位、回転数を上げないとエンジンがストールしてしまうからである。

バリオスの基本アイドリング回転数が1500~1600回転ほどである。
エンジン始動時はチョークを入れなければ1000~1200回転と低い。

この状態で、「ボッ・ボッ・ボッ」と安定したリズムを刻む事が出来るエンジンは調子の良いエンジンの証であると覚えておいて欲しい。

これはA2に限らず、バリオスⅡでも同じ事が言える。

また、キャブレターの不調はこの種のバイクには必ずある。

理由は乗らなかった時間の長さによってキャブレターのダメージが違うということ。

分解・清掃・調整・同調を行って、乗りながら調整をやっていくしか方法は無い。

同調は一度調整すれば、大袈裟に狂う事は少ない。

季節ごとに調整を行わなければならないのが、パイロットスクリューである。
マフラーを交換した際にも必ずPスクリューの調整は行うべきである。

バリオスを調子のよい状態で維持ずるのは日頃のメンテが重要です。

私の場合には、乗って楽しむ事よりも自分で弄って楽しむ事が好きなタイプであり、対象となる物(バイク)が出来上がってしまうとやる事が無くなりつまらなくなる。

逆にアドレス110のようなスクーターは通勤車なので余計な事はしない。
弄って壊してしまう事を避けるためである。

バイクが趣味というと、どうしても大型バイクや買えないような高価な旧車をイメージするが、基本は自分が愉しむことである。

排気量がどうの、バイクの形状がどうの、言う輩が結構多くいるが、そういう輩に限って何も乗っていない、ただの妬みである。

125ccや250ccでも自分が愉しければそれで良い。

排気量が小さくてもエンジンやキャブレター等の知識は得る事ができる。

12月 202021
 

今年の2月にオイル交換してから10か月が経過しました。

約10か月間、乗った距離は500Km程度です。

アドレス110に乗っている時間が多くなり、バリオスは土日に乗るか乗らないか?という流れになっていました。

距離を走っていなくてもオイルは交換しなくてはならない?

そうなんですよね。

オイルは空気に触れていると酸化していきます。
サラダ油なんかも同様ですが、古い油は酸化していまい効果が薄れてしまいます。

バイクの場合には、オイルの粘度が低くなって水っぽくなってしまったり、10W-40とか冬、夏の気温に耐えられるような効果が無くなってしまい、エンジンに良くありません。

そこで安物オイルをAmazonで買い、入れ替えました。

オイル交換は車もバイクもメンテナンスの第一歩です。

自分で手を汚して作業するからいいんです。

出てきた廃油の状況を見て、自分のバイクのエンジンの状況を知る事も出来ます。

出てきた廃油は、結構綺麗でした。
真っ黒という感じでは無く、薄茶色の色です。

去年、おととしと頻繁にオイルを交換した成果でしょうか。
まぁ、乗っている距離が短かったのが一番の要素ですかね。

そして次にアドレス110のオイル交換です。

オイル量も700CC程度と非常に少ない。
量も減ってはおらず、乳化もしていませんでした。

これは毎日通勤で乗っている事が良かったのかもしれません。

少ないオイル量で走行しているので本来ならば2000Km程度で交換した方がエンジンには優しいと思うのですが、2500Km近く走行してしまいました。

アドレスとバリオスにはワコーズのフューエルワンを投入していたので、多少はエンジンの汚れがオイルに反映されているかも知れません。

しかし、フューエルワンの効力は凄い物がありますね。

あまり乗らなかったバリオスがフューエルワンを入れてアイドリングをする程度で本調子に戻りました。

低速から中速の吹き上がりが悪かった事が解消されていました。

フューエルワンは一度の投入だけでなく、2.3回連続して使うのが効果が高いと思います。
また、防錆効果もあるので、冬季に乗らない人はタンクに入れておきましょう。

キャブ内の清掃、インジェクションの清掃、ガソリンタンク内の錆の防止になります。

フューエルワンの欠点は価格が高い事です。

お金に余裕がある時に2.3本買っておきましょう。

勿論、車を中古で購入した人、10万Km近く走行している車は、バイク同様に2.3回連続してフューエルワンを入れるとエンジンがリフレッシュされると思います。(ガソリンタンク内の水抜きにも良い)

オイル交換に要する時間は1時間程度でしたが、やろう、やろう!と思っていても中々気が進まなかった。(やる気の問題です)

その結果、オイル交換時期を超えてしまった。

今後、注意してオイル交換をせねばと思った次第です。

11月 152021
 

このところアドレス110ばかり乗っていてバリオスは車庫に眠ったままです。

土日は必ずエンジンは始動するようにしているのでエンジンの調子は良い。
・・・(ちゃんとフューエルワンを投入しています。)

ただ、アルミ部分(エンジン・フロントフォーク・ラジエターカバー等)の金属部分が曇ってきてしまい輝きが無くなってきてしまいます。

これがまたボロっぽく見えてしまい、見すぼらしい。

定期的に、ちょこちょこと磨いておくのが良いと思います。

そこで私が使っている3種類の金属(アルミ)磨きをご紹介します。

大体、この3種類を使用しています。

お気に入りなのは、ブルーポリッシュです。
臭いが気になりますが、磨いた後の効果が維持できるみたいです。
表面にコーティングがかかったようになります。(その分、値段は張るが・・・)

最初はピカールを使って磨き、仕上げにブルーポリッシュを使うというやり方が良い。

一度、磨いた部分はコンパウンドで綺麗になりますが、アルミが腐食して白錆びになっている部分は紙やすりで表面を削ってからコンパウンドを掛けないと時間がかかって仕方ありません。

バリオス(Ⅰ型)の場合には、Fフォークやラジエターカバー、エンジン周りが光っていないと美しくなりません。

旧車が格好良く見えるのは、「古いのに光ってメンテがゆき届いて綺麗に見える」だからですよね。

旧車がぼろいと「ただの廃車寸前の車」になってしまいます。

アルミ部分の手入れは面倒ですが光っていると美しいです。

逆にアルミはメンテが面倒だから塗装してしまうという人も多い。

塗装にしても良いのは最初だけです。
ところどころ塗装が剥がれたりすると、ボロく見えてしまいます。

この磨くという作業は誰にでも出来る難しくない事です。

レストア等、難しい知識が必要ですが、車やバイクを綺麗にするのは愛情があって出来る事なので、きっちり磨いてあげましょう。