パイロットスクリュー調整 –          おやじdemo_CentOSを使う
2月 212021
 

今日は暖かい日曜日でした。

午前中から早起きをしてバリオスを出して掃除をしました。
このところメンテばかりやっていたのでバイク自体は古いですが綺麗な状態になっており、ショート管を取り付け後、初の宮ケ瀬に出撃しました。

距離を走ってキャブの調子を見る事にします。
マフラーをショート管にしてからパイロットスクリュー調整をしていないこと。
そして暖かい気候での調子をみるためです。

今日はバイク乗りが多い。
私はいつものようにボッチ走行です。
本当に沢山走っています。
一人の方が慣れているのでお気楽です。

4miniのバイクから大型のバイク、そしてオフ車も含め沢山走ってました。
暖かいお陰で皆さん春装備のようです。

お昼前に出掛けて、午後2時半頃までの3時間ノンストップで走行しました。

走行距離は70kmほどです。

バイクが前や後ろに沢山連なって走行していました。

2,30km走行した辺りでキャブの調子を確認しました。

中間加速が鈍い
6000回転〜の伸びが悪く感じる。
10000回転を超えると鬼のような加速になる。
低速の調子は悪くない。

これは燃調が濃すぎる症状です。
マフラーをショート管に変えた事で燃調が変わったという事です。
ただ、中間加速のみ悪い感じなので、パイロットスクリューを若干締める程度でOKなようです。

パイロットスクリューは・・・・
・締めると燃調は薄くなる。
・緩めると燃調は濃くなる。

必ず合わせるときは暖気をして、バイクを平行にして行う事が必要です。

アイドリングがこの状態でも以前のマフラーよりも安定しています。
エンジン始動時も冷えた状態でチョークも使用せず1000回転位を維持することができます。

やはりバリオスのショート管は最高なサウンドですね。
アイドリング時は静かで4000回転くらいから抜群なサウンドになります。

パテで修理した排気出口もきちんと固まっており排気漏れも無さそうです。

今日、宮ケ瀬を走行していて思って事があります。

バイク乗りの人を沢山見ていると肥満体型の人が多い。
緊急事態宣言で家に居ることが多くなって食べる量が増えたのか?
それとも私のような中高年のリターンバイク乗りの層が増えたのか?

見ていてあまり格好が良いものではないなと感じました。

バイクの馬力を考慮するよりも自分の体重を減らした方が良い。
体の大きい人が小さなバイクに乗っているとバイクが可哀想に見える。

サーカスの熊が一輪車に乗っている光景を思い出す。

自分も減量をしてお腹を減らさなくては・・・。

2月 032020
 

久しぶりにバイクに乗りました。

土日に天気が悪かった関係で3週間放置してしまいました。

いかし、チョークを引っ張って一発始動でした。
1分ほど3000回転位を維持して暖めます。

その後、チョークを戻してアイドリングするか確認します。
いつもの定位置のアイドリング(1500回転位)より低い回転数ですが安定して規則正しいリズムを刻んでいれば問題ありません。

最近のバイクはFIで始動性も格段と向上していますね。
チョークも車と同様でオートで作動するし、どんな寒い日にもエンジンのかかりが悪くなるという事もありません。

キャブレター型のバイクでは、エンジンの始動性が悪いとか、かかりにくいとか言われていますが、始動性が悪いのは何かしらの理由があるからです。

私のバイク(バリオス)も最初は始動性が良くありませんでした。

セルを回して一発目の爆発でエンジンがストールしてしまうともうかからない状態でした。
特にバリオスの場合にはこの傾向が非常に多いと思います。

寒い日でもチョークを引かなくても始動はするが、ストールしたらアウト。

以後、私の場合は定期的にバイクに乗り、100km位の距離を週一で乗るようになってから、エンジンに関する不安は無くなっていきました。

これは何故か?

この間、走行していて信号待ちでエンジンが止まったりした事もありました。

アイドリングも規定値である1500~1600回転に合わせても2000回転近くになったり1200回転位になったり上下していました。

高回転で回してみると普通に吹け上がります。

それから自分でメンテを行った内容を書いておきます。
(エンジン不調の方は参考にしてみてください)

色々調べてみるとキャブレターのパイロットスクリューの調整ではないか?と思いました。
これも規定でパイロットスクリューを全閉じ状態で1回転半とか2回転ネジを戻すとかありますが、アイドリングが一番高くなる位置で設定を4つのキャブレター全部合わせました。

すると、アイドリングは安定し、燃費も良くなりました。
バイクを始動した時もガソリン臭さが消えました。

確認として負圧ホースを取り外し穴はありませんでしたが新品に交換しました。

燃料ホースは途中にガソリンフィルター(金属網)を取り付けていますが、キャブレターまでの取り回しをなるべく短くしました。紙フィルターは紙の繊維が溶けてキャブレターにいき、詰まりの原因にもなるようなので金属製の網でガソリンをこした方が良いです。

そして最後に、プラグに接続しているコードです。
キャップを外して内部にマイナスドライバーを差し込み外してみます。

プラグに刺さる金色の部品と小さなバネとコンデンサーの3点が出てきます。
この部品が錆びたり、緑青が出ていないか?を確認します。
接触の部分は通電を良くするためにワイヤーブラシ等で磨いておくと良いと思います。

これが完了したら、キャップからプラグコードを外してみます。
ネジのように回すと外れます。

そのコードの刺さっている部分に錆びや緑青が無いかを確認します。
あればコードをカットして錆びていない状態の部分を出して元に戻します。

結構、刺さっていても緩いとかあると振動で通電が曖昧になり、不調の原因にもあります。

プラグコードはガソリンタンクを外すと見えるコイルに繋がっていますが、こちらの接続の確認も忘れないように・・・。

こちらは旧記事で確認ください。

旧記事 ⇒ 【バイク】エンジンの点火系統をリフレッシュしょう!

雨ざらしで放置されている方は、一度、ガソリンタンクの燃料を全部抜く作業をした方が良いと思います。

タンクの底の部分に水が溜まり、キャブレターに流れてしまう事やタンク内の錆び発生につながり、タンク底に穴があいたり、錆びた小片がキャブレターに流れて詰まってしまう事があります。

燃料コックも古い物は内部のOリングが劣化して燃料が流れ放し状態になりキャブレターのオーバーフローの原因にもなります。

私も新しいコック(アッセンブリー)に交換しました。
やはり怪しい、心配と思われる個所をひとつひとつ潰していく事で問題点が狭められていくと思います。

また、バイクを雨ざらしにはなるべくしない事です。

雨に濡れても大丈夫なバイクではあるが、ゴム類、配線類、メッキ部分の劣化は激しいです。特に先ほど書いたプラグコード等の劣化の大きな要因です。

小さなカバーでも燃料タンク部分に被せておくだけでも違う筈です。

調子が悪くなる原因を探るとともに、調子が悪くなるような要因をなるべく作らない事が大事であると言えます。

★【参考】使っているのは以下の商品です。

6月 052019
 

久しぶりにバリオスの話を書きます。

このところ新しい部品を付けたりしていないので書く事も無かったのですが、キャブレターの調整だけ行いました。

それは何でか?

調整したのは、バイクが正立の時とスタンドを出して傾斜している状態だとアイドリングの回転数が変わってしまうからです。不思議な事に正立状態に戻すとアイドリングも元に戻ります。

不思議な現象に思いますが、キャブのバランスが崩れてくると症状が現れます。

バランスが崩れると言っても深刻な状況ではなく、回転数が2.300上がる程度のもので、エンストをしたり始動がし難くなるという事ではありません。

ただ、乗っていて、スタンドを出して停車させると回転数が上がってしまうのも気になってしまうので、調整する事にしました。

この症状はバリオスだけではないと思います。

調整はパイロットスクリューです。

キャブレターを外さなくても出来る調整ですが、小さなドライバーが必要です。
専用のドライバーセットが売っていますが、3.4000円するんですよね。

でも、買っておいた方が非常に調整がし易いです。

4気筒なので一つずつ調整をしていきます。
必ずバイクは正立状態にして前後の傾斜無い場所で作業する事が必要です。

忘れてはいけないのは、必ず暖気後に作業してください。

バリオスの場合には10分前後ではエンジン全体が完全に暖まっていません。
最低でも20分程走行するのが良いと思います。

家のバイク置場が傾斜していたりする場合は、どこか家の無い平坦な場所に行き調整する事が良いのではないでしょうか。

パイロットスクリューの調整方法は一度全閉してから規定数を戻すというやり方になりますが、これはあくまでも基本形の話です。

その周辺からエンジンのアイドリングが高くなるところで止めます。
それを4つ順々にやっていく訳です。

そして走ってみて、低速、高速、などどうか判断をします。
高回転まで力強くスムーズに回転が上がっていくか、低速でかぶらないか?等々自分の乗って感覚で調整をします。

調整を終えて、スタンドを出して停車させてみると、アイドリングは1500回転でピタッと安定しています。

やったね!

どうやら気温や湿度、気圧の関係で少しずつずれていくのかも知れません。
スクリューはネジなので振動とかで緩んでくるというのも考えられます。

後は、少し走行して見て、燃費がどうかで判断をする事にします。

このパイロットスクリュー調整は決して難しい作業ではないので、こまめに自分で調子を合わせるようにした方が良いと思います。

古いバリオス・バリオスⅡで異常にアイドリングが高い車体も多く見受けられます。

調整用のねじ回しを買って、車体に搭載しておくと便利ですよ。