前回は音楽CDについて書きました。
趣味が音楽という方は若い人だけではなく、我々おやじ年代以上の人達も含め沢山の人達がいると思っています。
音楽CDが廃る。
となると、CDに関係する電化製品も無くなる事を意味します。
CDが出始めの頃はCDを再生する機器は値段が高かった。
ラジカセもカセットが廃れ、CDが付くようになった。
今はSDカードに録音した音楽を聞けることが出来るラジカセが多くなっています。
車でも直接CDを聞くのではなく、MP3型式の音楽をスマホやFMで飛ばす機器で聞いている人が大多数になるのかと思います。
何でも面倒臭く無く、手軽な方向に行ってしまう感じがしますね。
現時点でもスマホが財布であり、音楽・映像プレイヤーでもあり、連絡ツールでもあり、カメラでもある万能機器となっています。
この影響でデジカメや音楽プレイヤーが売れなくなりました。
段々と身近な電化製品がスマホに集約されてきている。
スマホが全能の神となっている。
この流れは今後も変わらない、いや、それ以上になっていく可能性が高い。
行政の手続き、銀行の手続き、全てがネット化されて、機器に対応できない老人は手続きが出来ない状況となる。
今の銀行のCD機(キャッシュディスペンサー)でさえ扱えない高齢者はもう除外。
銀行にはもう人が居なくなる。
居るのは機器のメンテナンスをする人だけです。
そして印鑑証明や住民票などの手続きもスマホで申請、コンビニで印刷となるでしょう。
その頃にはコンビニも無人化している可能性が高い。
昭和の時代のような人海戦術でやるような仕事は一切無くなります。
日本の重要な産業である車も同じような流れになるでしょう。
トヨタも日産も電気自動車しか生産しなくなり、下請け業者は仕事を失い、日本の企業の車販売台数も減る可能性があります。
電気自動車はモーターと充電池、発電機など少ない部品点数で作る事が可能性です。
部品が少なければ下請けも少なくて済みます。
今まで蓄積してきた内燃機(エンジン)のデータ等役に立ちません。
DOHCもターボも4WDも関係ありません。
そうなると日本の産業はどこに重点を置き、今後何をしていかなければならないのか?という重要な事を真剣に考えている機関はあるのだろうか?
何もしなければ日本の大事な車・バイク産業は廃れ、スマホもリンゴ一色になり、日本の物作りの産業は一体どうなるのか?
労働者は一体どうなるのか?
日本の今置かれている環境で良いのかどうか。
一部の裕福な人が得をするシステムには、将来の産業について投資しているものではありません。
10年先、20年先を見越して投資する事も必要ではないのか。
今は損をしているように思えるが、10年20年先の人達には良い物が残せる可能性がある。
いつも目先の事しか考えていない人達(政治家)は要らない。
だから、高齢者の政治家は不要だと私は考えている。