3月の年度末から4月に入り非常に忙しい日々が続きました。
会議あり、来期の計画あり、予算ありで書類を作り資料として会議で使いました。
資料を作るのは良いが、印刷して帳合してホッチキスで留める作業は面倒です。
でも、よくよく考えると私のような還暦過ぎのおやじには手先を動かす作業となるので、暇でスマホを動かしているよりは良いのかなと思っております。
さて、久しぶりにサーバー制作の依頼が関連会社より来ました。
現在、リースで入れているwindowsサーバーがリースアップをするので、新しくサーバーを作って欲しいとのこと。
要望としては・・・・・・
・写真の保存が多いのでディスクは大きな物が欲しい。
・リースしていたサーバー本体が大きかったので小さく出来ないか?
・予算としては10万円未満(資産とならないように)
という事です。
一番、きびしいのは予算の10万円でしょうか。
何のマザーボード、CPUを使うか、ディスクは何基必要なのか?
色々、聞き取り調査をしなくてはなりませんでした。
大体、要望を言う人は細かい事を考えていないで言うので、実際に面当向かって話をすると「何でもいい」という結果になる。
安く仕上げるには、ATOMやセレロン等の安いCPUを使う事になりそうだ。
mini-ITX市場も、ここ数年間は需要が無いようで進化した様子も無い上に、ボード自体があまり販売されていない。
このmini-ITXのボードがあれば安価にサーバーを作れるのだが・・・・。
CPUオンボードや安いAPUもめっきり無くなった。
仕方無いので、店舗を回って市場調査に出てみることにした。
店屋にはマザーボード自体あまり在庫を置いていない。
置いてある物だけしか無いようである。
店の隅に人箱だけ気になるシールが貼ってあるボードを発見した。
ASRock A520M-HDV とCPU RYZEN3 pro4350Gが付いている。
CPUはもちろんバルク品であるが、セットで16,000円だった。
たった一つの投げ売り商品でしょうか。
しかし、腐ってもRyzenですよ。
Ryzen3は4コア、8スレッドのCPUである。
VGAがRadeionですし。
どう考えてもATOMやセレロンPentiumよりは格上で速いでしょう。
それなのにMBとCPUがセットで16,000円なら安いではないか。
HDDが6TB、東芝製品がバルクで11,500円、これが2個で12TB。
ケースがSilverStone製品で7,000円のミドルタワー(側面がガラス)
何と、安いケースなのに前後に冷却ファンが付いてます。
電源はThermaltakeの550Wで7,500円、CPUファンがSilverStone製のKR03で3,500円。
メモリはTeam-Group Elite DDR4 2666 4GB×2=8GB
物自体は合計で7万円以下で済みました。
サーバーだから、キーボードやマウスは買っていません。
OSは勿論、Linuxです。
久しぶりにLinux-MINT20.04をインストールする事にしました。
組み立て時間は3時間ほどでした。
新しい製品だけあって、CPUファンも取付簡単ですし、MBの配線も楽ちんです。
しかし、前から変わっていない面倒な事が未だにありました。
それは、HDDランプとかパワースイッチとか、パワーランプ等の配線です。
もうおやじなのでピンの位置の遠近感が無いので上手く差せないんですよ。
これ、規格を決めてUSBみたいなソケット型に出来ないのでしょうか。
小さい癖に電気のプラス、マイナスがあるんですよね。
インストールしている時間もCPUのお陰なのか非常に高速で完了!
SSHやSanba設定、もう一つのHDDの追加をfstabに書き込みマウントさせる作業も完了!
12TBのRyzenファイルサーバーが7万円以下で作れるなら最高ではないですか。
windows10から見たら、Linuxもwindowsも分かりませんよ。
しかし、ファイルサーバーという機能だけでRyzenを使うのはもったいないようにも感じる。
やっぱり安いCPUオンボード製品が進化して欲しいと思っている。