ベネッセ –          おやじdemo_CentOSを使う
7月 182014
 

ここ1週間、夏風邪を引いてしまい寝込んでしまっていました。
熱が高くなる訳でもなく、体だけがだるい。そして喉が痛い。

夏風邪だけには、皆さんもご注意ください。
一度、体力が落ちると、元に戻すのが、壊れたLinux同様大変です。

さて、復帰第1回目の記事なんですが・・・・・

少し前に書いた、ベネッセの顧客情報の流出の件です。
話は関係していたシステム会社のSEがデータを抜き取り、名簿業者に販売していたという事です。
あれだけの件数で、250万円程度、1件@2円にも満たない金額で売ったようです。

確かに、お客のデータを盗み、それを販売した行為は悪いという事は承知していますが、なぜか、この事件では、このSEの人の家庭環境や周囲の人の話が多く新聞にも書かれていて、「何でこんな事したんだよ」と言いたくなるし、やるせなさも感じてしまいました。

なにしろ、このSEの人は、技術は高いのに派遣社員なんですよね。
家族もあり、子供もいて、でも派遣なんですよ。

日本の現在の環境は、正社員を減らし、労働人口を流動化させるような事を考えているようですが、誰がこんなシステムを考えたのでしょうか?家族がいれば、収入も安定していなければ、真面目に仕事をしていられる環境ではないし、いつクビになるのか?冷や冷やした気持ちで過ごさなければならないのです。その上、正社員よりもきつい仕事をやらされ、給料も低い、下手したらボーナスなんて無い。

この人が色々背負っていた事を考えると、何とも言えないやるせなさを感じてしまうのです。

どんな業種でも、派遣と正社員の差は大きく、能力が派遣の方が高くても意味が無い。
これだけの知識があり、出来るSEならば、他にもっと仕事あっただろう!と思うこともありますが、年を取るにつれて、冒険が出来なくなるんですね。そしてそのストレスが違う場所にに出てくるようになる、これが酒であったり、ギャンブルであったり、女であったりする訳です。

日本もこれから正社員が減少して、いつクビを切られても良い特区が出来て、日本国民全員で派遣となる日も近い。
派遣か生活保護なのか、どちらかの生活。

日本は別にグローバル化なんてしてもらいたくないし、訳の分からん外人にも来て欲しくない。
日本人には日本人の仕事のやり方や雇用方法が存在していたのに、これを壊して得する人は誰なんだ?

色々な現在の日本の風潮とこの事件が交差して、淋しさと今後の不安を感じさせた次第です。

ベネッセの社長ってマクドナルドの社長だった人ですが、社長というのは、業種業態が違って、その分野の知識が無くても出来るものなんですね。社長と言えば、会社の隅々まで色々な事を知っている存在というイメージを持っていましたが、そんな物なのかと思いました。

要は、調子が良く、経営者に取り入られるのが上手い人なんですかね。
こういう現場の仕事をした事も無い奴らが高い給料をもらっている事自体がおかしい。

次の選挙では考えなくてはならない事がとても多い。
特に若い人は自分達の将来を踏まえ参加するべきだと思う。

7月 112014
 

このところ仕事が忙しく更新が出来ませんでした。
その間に書きたい事が沢山あったのですが、とりあえず気になったニュース記事を2点。

◎記事はこちら⇔サイバー攻撃、5倍に急増 昨年度 政府機関標的508万件(産経新聞07.11)

24年度が108万件だったのが、25年度では5倍の508万件に増加しています。
平成22年度には49万件程度だった事を考慮すると、ここ3年で10倍以上という事になります。

【一部抜粋】サイバー攻撃をめぐっては中国や北朝鮮の政府機関による関与が指摘されているが、発信源の特定が難しく、対処できなければ甚大な被害を生じさせる。そのため政府は昨年12月に策定した国家安全保障戦略で、サイバー攻撃への対応能力強化を図るとともに、関係国と情報共有を拡大し、サイバー防衛協力を推進することを明記している。

政府は10日、情報セキュリティ政策会議を開き、菅義偉(すがよしひで)官房長官は「対処能力強化は喫緊の課題だ」と強調。宇宙や原子力関連の独立行政法人へのサイバー攻撃対策についても政府機関並みに強化する方針を確認した。

この関係国と情報共有してとありますが、この関係国ってどこなんですか?
米ですが?韓国ですか?関係国自体が情報収集に一生懸命なのに、あえてこちらの情報を提供する事も無いのではと思います。こういう攻撃に対しては粛々と(官房長官流に言えば)、知らない内に防御を作り上げるのが普通ではありませんか。それとも一緒に何かしないと日本では何も出来ない腑抜けだらけなんでしょうかねぇ。

それに、宇宙や原子力関連の独立行政法人などの攻撃とありますが、少し前に東電では、XPを48,000台使用していると書いたばかりじゃありませんか。言っている事と現場がやっている事が矛盾だらけで、こんなんで良いのですか?サイバー攻撃対策前に、お偉いさん方たちにFBやgoogleやらSNSやらを使わせないようにするのが優先かと思いますよ。いくら攻撃されても平気なようなシステム作っても、SNSやらで騙される馬鹿者がいると情報ダダ漏れでしょう。

こういう話を書いていると血圧が上がってきますね。

そして、ベネッセの顧客情報流出のニュースです。

◎記事はこちら⇔ジャストシステム、「個人情報流用」問題で正式発表、悪意や故意を否定する主張

この問題では、こどものデータが最大で2070万件流出した恐れがあるという事です。
そして、ジャストシステムはこのデータを名簿業者から購入して営業用DMに使用していたという流れです。

ニュースを細かく読むと、こどものデータは単価が高い、と言うのも、現在こどもであっても、この人が中学生、高校生、大学生と成長していくまでデータが使用できるという事が単価を上げている事につながっています。一度、名簿業者にデータ型(エクセル形式やテキスト形式)で流出してしまうと、紙ベースの名簿と違い、コピーは容易にでき、メールに添付をしたり、色々な形で扱われ易い形となり、もうほとんどの業者に出回ってしまっているのではないでしょうか。

そうなると、このデータを知らずに購入して使用したジャストシステムは善意の第三者なのか?
それとも、ベネッセからの流出した顧客データと知ってた上で使用した確信犯なのか?
しかし、漏洩したデータと分かった物を企業が危険を犯して使用する訳がありません。

それよりも、こういったこども向けの教育、教材の営業って、怪しい名簿業者からデータを購入しないと出来ないのか?という事が疑問です。ましては、ジャストシステムのような、一太郎やATOKを作った会社であれば、違った切り口の営業スタイルで顧客を増やす事を考える事も出来たでしょう。

内部的には、イケイケGoGo!の営業部長が売り上げ至上主義で何でもありのやり方でもしていたんですかね。
もし、そうであれば、墓穴を掘ったとしか言いようがない。

スパイ大作戦ではないが、コピーしたら自動的にデータ消滅する仕組みを考えた方がいいね。
DBからコピーして、何時間以内にキーワードを入れないとデータが消滅するとか。

結局、困るのは企業ではなくて、流出されたこども達である事です。

もし犯罪に使われた場合には、その原因は企業にもあるという事をお忘れなく。