超小型PCと言えば、ラズベリーパイがあります。
本当に小さくてLinuxを入れて動かす事が出来ます。
小さいだけというのが利点ではなく、消費電力が少ないという事が一番のメリットではないでしょうか。消費電力が少なければ常時起動させていても電気代について心配も要らないし、常時起動させることで意味の有るシステムもあるからです。
常時起動させて意味のあるシステムって?
防犯用のカメラや家族全員で使うファイルサーバー、ホームページお公開するhttpサーバー等でしょうか。
問題なのは・・・・
小型で省電力=CPU、メモリの搭載量が貧弱。
ある意味、実用性というよりも、研究用、個人の趣味、遊び用というおもちゃ的な存在になってしまい、立派なパソコンであるという風に思えない点です。メモリが少なければ再起動させる期間が短くなるし、CPUが遅ければ、常時起動させるシステムも限られてしまうという事になります。
現在、一般的な規格物として販売されているマザーボードではMini-ITXが一番小型です。
独自の特殊な形状のマザーボードであれば、LIVAなどもあります。
そして超小型が前述のラズベリーパイという事になります。
現在の技術であれば、超小型でCPUも選択できるマザーボードはできると思いますが、需要面ではどうなのか。色々な家電でもCPUを使って管理する機器が増えていて、こちらの需要による機器の開発が進んでいます。インテルもATOMをベースにした機器の開発をしています。
冷蔵庫などにCPUを搭載して管理するのが必要なのか?と思いますが、どうでしょう。
そこで、現在のMini-ITXの半分の大きさで超小型マザーボードが作れないのかという話です。CPUは省エネのONボードで従来通りでOKですし、メモリスロットも小型なので一つで充分。PCIスロットも不要です。そうすれば、ケースも電源も小さくする事ができます。
しかも、実用性という面では、ASUSやGIGABYTE、ASRockなどのメーカーが供給すれば安心感がります。消費電力は5W程度に収められれば最高です。
省エネのパソコン(サーバー)には、その分、速さと拡張性が犠牲になりますが、『自分はこういう使い方がしたい』と言う意思をもった人が作るのであれば気にはならないでしょう。
自分で作って、色々なOSを入れて試してみる。
その機器がどんな用途に向いているのか考える。
そういう楽しみ方もできると思う。
マザーボード(CPU付)で5.000円
ケースが4.000円
メモリ(DDR3-4GB 1枚)5.000円
SSD(128GB)7.000円
合計で21.000円 いい感じではないでしょうか。
Mini-Mini-ITX構想については、近いうちに「その2」を書きたいと思っています。