6月 292014
 

私も最初はwindowsしか使っていなかった時にはlogを見るという事は一切ありませんでした。
windowsでドライバーを当てたりするとエラーかどうかは直ぐに分かるし問題ありません。
しかし、Linuxの場合には、このlogを見るというのはとても大事な事になります。

◆どのようなlogを見る必要があるのか?

それは、サーバー(httpd,mail,FTP,他サービス)やデスクトップの使い方によって変わりますが、最初にインストールして起動するときに機器認識(ドライバーが正式に合っていないなど)のや前述のサービスの情報を見る必要があります。

例えば、あるソフトをインストールして自分で設定をしたが、本当に稼働しているか不安である等、そういう場合の確認にもなります。もしエラーが起きていて設定が上手く行かない場合でもlogを確認すると、英語表示ですがエラーの要因が書かれている場合もあり、問題解決の要素にもなります。

特に自宅サーバーでサービス設定やセキュリティ設定をした場合には、アクセス記録やエラー表示など、全てのlogを一度は見る必要性があります。自分んで設定してサービスを開始して、OK表示がされていたとしても正式に動作しているという事ではありません。

CentOSやScientific–LinuxのRH系のOSであれば、logは、/var/logの中に格納されています。

◆ /var/log/messages(起動時のログ)
◆ /var/log/secure(セキュリティのログ)
◆ /var/log/maillog(メールサーバーのログ)

代表的なログを書きましたが、その他にhttpdやFTP、など自分の設定したサービスのlogが、この/var/logの中に必ず存在するはずなので、見るように心掛けてください。

◆logを見るコマンド # cat (例 # cat /var/log/messages   enterでメッセージの中身が表示されます。)

最近は、サーバーに対して攻撃がとても多く、この攻撃をに対処するためにセキュリティを上げるためのソフトを導入したりしていますが、この攻撃を未然に防ぐためにもlogを見る事はとても重要です。httpdのアクセスログやエラーログ、メールサーバーへの攻撃があるかどうか等、チェックしなくてはならない事が多くあります。

logを見る事によって、事前に攻撃前の相手の動くも察知することが出来る可能性もあります。

最初は端末でコマンドを打つのは慣れが必要ですが、使い始めると、逆に端末で操作する方が速く、楽になります。初心者の方はX-windowで操作したいと思いますが、ここは慣れるためにも端末で操作するようにしてください。

2.3ヶ月続けると、自然に色々なコマンドを覚える事が出来ます。

6月 242014
 

Linuxの場合には色々なディストリビューションが存在していて、何にするか?悩みます。

最初に選択するLinuxは今後使うLinuxの指標となるので大事な要素です。
しかし、どこが、どう違うのか?

本体のカーネル自体は同じでも、取り扱うファイル構成やホルダーの配置、コマンドも微妙に違います。

大事なコマンドはどこのディストリビューションでも同じですが、これはLinuxがUNIX系のOSである所以でしょう。
皆さんはご存知かと思いますが、CentOSはRedHatLinux系のOSです。ScientificLinuxもRedHat系です。この系列が同じであれば、ファイル構成や配置、コマンドもほとんど同じに扱えます。

今はubuntuがLinuxの中でも扱いやすいという事で、windowsしか触ってない人でも使っている人が多くなってきています。何しろ、windowsのようにインストールも自動化が進み、難しい設定をインストールの時にしなくても勝手に設定してくれるし、最新のチップセット以外であれば、ドライバー関係もまず間違いなく入ります。

この最新の機器に適合するのが早いLinuxは、CentOS<FedoraCore<ubuntuでしょうか。
ubuntuとFedoraはLinuxの中でも最新のカーネルを使い最先端の機能を導入しています。
その分、試験的なソフトやドライバーも多くあり、使えるが不安定になるという怪しい部分もあります。

Linuxを使うのであれば、安定したバージョンを使いたい。と誰もが思いますよね。
そういう場合には、偶数番号のバージョンを選択すると安定バージョンという事らしいです。
・・・でもそこまで気にするよりも、安定しているOSを自分で設定して見極める事が大事になります。
色々な失敗など重ねた上で、やっと自分のパソコンにインストールが完成するとLinuxの良さが分かってきます。

ubuntuは古いパソコンや小型ノートPCまで色々なバージョンが存在していて、何にでも適合する良さがあります。
デスクトップでXPの代わりに使用するのであればubuntuが一番お勧めLinuxです。
方やCentOSのRH系はサーバー向けの意味合いが強いOSです。

httpやmail、等自分でサービスの設定を行い動かしたい!と思う人に最適です。
ファイルサーバーなどで、余計なGUIは不要という人にも良いでしょう。
サーバーであれば、あえてGUI(gnomeなど)をインストールをしないで、端末で全てを使いこなすという面白さがあります。

CUIがなぜサーバーに適しているのか?
それは、GUIで無駄なメモリ消費を抑えること。
そして、GUIで起動する余計なサービスを減らす事で脆弱性を少なくする。という事です。
こういう概念がwindowsと違う部分です。

だから、多少遅いCPUでも動作するし、古いパソコンでも生かせるという事です。

話は最初に戻りますが・・・・・・

Linuxをはじめて使いたい人は、何を選んだら良いのか?という事です。

◆デスクトップで普通に使いたい・・・ubuntu
◆サーバーにしたい・・・・・・・・・・・・・CerntOS・Scientific-Linux・Debian
◆古いデスクトップPCを使いたい・・Puppy-Linux・ECO-Linux
◆少し古いノートパソコンに使いたい・・Linux-Mint    あたりでしょうか。

Linuxは基本的に何でもサーバーにする事もデスクトップとして使う事も出来ます。
ただ、初心者向けには初期設定が難しい面があるので、ubuntuをお勧めしています。

やはりサーバー設定を覚えたい!という人は、間違いなくCentOSを選んで欲しいと思います。

4月 122014
 

XPがサポート終了で、Linuxをインストールしたいが、難しいからという理由で前に進めない人が結構いらっしゃいます。先ずは先入観は取り払い、使ってみて、自分で判断すべきです。

周囲の人、何人に聞いても、「Linuxは素人には使えない」とか「入れても扱いにくい」とか「Linuxをインストして何に使うの」と言う人もいるでしょう。聞けば聞くほど、後ろ向きな気持ちになってしまいます。

何しろ、OSのシャアですが、単純にwindowsが93%、マックが5%、残りの2%以下がLinuxと他のOSです。
と言う事は100人に聞いてみて、97.8%の人はLinuxに関して、知識が無いのに評価だけしている事になります。

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4月 052014
 

Linuxを扱う上でViを使うことは必須です。
最初は全然、上手く扱えなくて困ること結構多いと思います。

Linux-Serverで運用するのは、普通GUI(x-window)を使わずにCUIで設定をします。これは、無駄なリソースを使わない、メモリの消費を抑える、サービスをなるべく少なくして脆弱部分を動かさないという観点からです。

WindowsからLinuxを初めて使う時には、どうしてもGUIで設定しようと安易に思ってしまいますが、ここは我慢をしてCUIで使う事に慣れて欲しいと思います。毎日少しでも触って、端末からコマンドで扱えるようになると運用するのも楽しくなります。

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