今、50代の方々は60歳で定年もしくは、勤務条件の変更等で給料が安くなってしまったりするケースが多いと思います。
中には、同条件で65歳までという人もいらっしゃるかと思います。
私の場合、現在59歳、来年に60歳になる年齢です。
働き方改革で70歳まで働けとか言われてますが、どう考えても「私には無理」と思っています。
理由は、現時点でも仕事が辛いと思っているのに、それも年金が開始される65歳までもつのかな?と思っているからです。
経営者等は自分の意見を通し、社内ではやりたいように振る舞い、面倒な作業的な仕事は人にやらせ、ストレスは溜まらないでしょうね。
しかし、我々一般市民は違うんですよ。
組織の中で嫌な奴、嫌いな仕事、我慢して勤務しているんですよ。
それが、今後3年、5年、10年と伸ばされたら鬱になってしまう人多いと思います。
病気や体調不良で仕事が出来ない訳では無くて、神経を使わない生き方をしたいだけです。
3、5年と神経を使って若者に文句を言われ組織の中に居るのもどうかと思います。
御同輩の皆さんはどう考えていらっしゃいますか?
多分、「生活のために稼がなくては生きていけないから、仕方なく働く」という人が大多数でしょう。
家の嫁さんに言えば「65歳までは絶対働いて!!」と言う事でしょう。
「少ない年金が減額されては困ります。」と。
結局のところ、旦那の体調面なんて考えていないのか?
「だって、仕方無いでしょう、貧乏なんだし・・・」
という流れになるのではないか?と予想しております。
毎日、夜になると60歳からどうするか?と考える事が多くなりました。
良く、仕事先の上司が「90歳でも元気に働いている人がいる」と言いますが、私はいつも返答に困り「?」と言う表情を返す事にしています。
この上司は現在89歳で、非常に元気ですが、間違い、記入ミス、忘れるという事が多くなってきており、誰もその事を指摘出来ないでいる。
そりゃ、そうですよね。
「あなたもう痴呆気味ですよ!」
なんて言ったら、どこかに飛ばされるか、減給でしょう。
その上司がなぜ90歳の人の事を良く言うのか?
それは「私はまだ呆けていなくて元気に働ける!」と潜在的に自分の事を言っている。
だから、念仏のように何度も何度も言う訳です。
そうなっていること自体がもう自己保守になっていて非常に危険だと思っています。
前頭葉がだいぶ委縮してきているのではないでしょうか。
だから私は「90歳過ぎて元気な人しか生きていないだけだからですよ」と冗談まじりに話をしています。
寝たきりの人、入院している人、歩けない人、痴呆の人、死んだ人、これらの人は外では見かけないから元気な人が闊歩しているように感じるだけです。
首相が働き方改革で「70歳まで働きたいと考えている人が沢山いる」とおっしゃってましたが、それは、「70歳まで働かなくては生きていけない、生活が出来ない」からですよ。
もう言葉の遊びは止めて真実を見ましょう。
これから60歳代に入ってくる方、頑張って65歳まで耐えていきますか?