皆さん、学校教育で何か駄目なこと、抜けている事って考えた事はありますか?
私は、大学を卒業して社会人になった時に思った事がありました。
それは人間関係や人付き合いについてです。
学生の頃には部活動に入らなければ先輩後輩、お互いの立場の事も分かりませんし、社会人になれば、上司という立場の人も現れます。
ましてはサラリーマンであれば生き方が全て正直であれば良いという事でも無い。
いや、逆に正直に生きていても良い事にならないケースの方が多いと思う。
自分が子供の頃には(昭和の時代)近所の子どもたちを纏める先輩の子どもが居て、人間関係や一人一人の立場を上手く操作してくれていた。
だから近所での子ども遊びには喧嘩や虐め等は一切無かった。
いつの間にか小学校から中学校に入った頃には、自分の環境も変わり近所の子どもたちとは遊ばなくなり、近所から少しエリアを広げた地域の子どもと遊ぶようになる。
もう高校生になると他地域からの人が多くなり、自分の好き嫌いで友達を決める。
大学生になってもそうだろう。
自分が嫌いそうな人、見た目が嫌いな人とは接しなければ良いだけだった。
それが、社会人になると自分の好き嫌いを超えて嫌いな人の方が多い世界になる。
いかに嫌いな人と上手な付き合いが出来るかが課題である。
社会人だから、この付き合い接し方で偉くなるかどうかが決まる部分もある。
私のようなぼっち好きな人は令和の時代にはとても多いと思っている。
ぼっちになる理由は一人が好きなのでは無く、一人でいた方が気が楽であるからだ。
気が楽というのは、人付き合いが下手でもあり、相手に気を使ってしまい疲れるので一人の方が楽であるという意味である。
人間関係は家庭環境や小学校・中学校・高校(大学)とどんな人と接してきたかで決まる部分があり、人それぞれ違う。
だが、大人になるにつれ、嫌いな人とも付き合わなければならない事に変わりはない。
嫌いな人・嫌な人との接し方は自分が経験してきた事が全てである。
誰からも教えてもらう事も出来ず、自分で悩んで前に進めるしかない。
私の様な還暦過ぎのおやじがは、強いて嫌いな人や好きでない人と接する必要性は無いと思っている。
しかし、40代、50代の人は会社にいる以上、まだそういう訳にはいかないだろう。
だから、ストレスや睡眠障害、自律神経失調症などの病気として体に現れてくる。
中学・高校では大学受験などの暗記物の勉強が中心となるが、人間関係について、性格が合わない人との付き合い方を教えて行く方がよいのではないかと思っている。
大人になってもパワハラ等で辛い思いを我慢している人も多いと思う。
国内にも外人も多くなった。
習慣や慣習が違う人間と一緒に生活や仕事をする場面も増えてくる。
せめて自分の子どもには人付き合いについて自分の経験等の話をしておく機会を作って欲しいと思う。