このところニュース等で何でも気に入らない事にいちゃもんを付ける高齢者の事件や事故が増えています。
レジで並んでいて、大声でわめき散らし文句を言い続ける。
駅でもちょっとした事で他人に暴力をふる。
ブレーキとアクセルを間違えるのも同じような事ですが、このすぐに怒り出す人についてちょこっと書きたいと思います。
すぐに怒り出す高齢者にも2種類のタイプが存在します。
その1:前は温和だったのに急に怒りっぽくなった人
その2:以前から怒りっぽい人であるが、段々と度が増してきた人
どちらも病気と言えば病気です。
ただ、その1の人の方が身近な人にとって深刻ですよね。
今まで温和でソフトな対応だった人が急にちょっとした事で怒り、収拾がつかないくらいになり困ってしまう。
「えっ!!何が起こったの?」と普通の人は思うはずです。
怒りっぽくなる人は血圧が高い人が多いみたいです。
あなたの血圧どうですか?(ちなみに私は130くらいです)
状況としては、脳(前頭葉)が委縮して感情をコントロール出来なくなってしまっている状態でしょうか。
その2の人も同様ですが、前から怒りっぽかった関係で目立つように感じませんが、その1と同様に脳の萎縮によるものです。
こんなお爺さん、お婆さんが家族に居たらどうしますか?
言葉のひとつひとつに反応していたら大変です。
先ず目つきが鋭くなっているので表情で分かると思います。
こういう場合には、お互い言い合っても終わりがありません。
それよりも話題を変える事が大事です。
お爺さんが好きだった釣りの話やお酒の話にする。
缶ビールをもって行き、「お爺さん、怒ってないでビール飲みますか?」と話をするとすっかり怒っている事を忘れて機嫌が良くなる事もある。
怒りっぽくなった高齢者の話は正面から受けてはいけない。
そして、言われた事を根にもってはいけない。
ただ、こうなってくると外部との人の接触には配慮が必要になってきます。
高齢者介護施設においても嫌われてしまい、色々な施設をたらい回しされてしまう人になってしまいます。
我々も、70.80歳と年齢を重ねていく中でいつ同じような病気を発症するか分かりません。
その頃には痴呆が当たり前の世の中になっているかも知れません。
今までと同じような性格でいられるような特効薬が早く出来る事を望みます。
その薬が寿命を減らす事になっても、私はきっと飲むと思います。