仕事先のPC(VAIO)の話をちょっと前に書きましたが、PC事業撤退だそうです。
関係会社に移るような事が書かれていましたが、実質は保守メンテ等の部門になるでしょうか。
SONYに限らず、松下からシャープから、今年度の会計的には赤字にはなっていませんが、これはあくまでも経理上での事であって、景気が上向いているという状況ではないと思います。
SONYと言えば、ウォークマン等の製品で有名ですが、私にとってみるとラジオが印象に残っています。SKY-SENCERという縦型の3バンドラジオですが、中学生の頃、欲しくて欲しくて堪りませんでした。今は、ヤフオクで落札した5500と5800の2台を所有しています。どちらも動作しますが、ノイズ等入り出したのでリペアしたいと思っています。
そんな独特な商品を作る会社がいったいどうなったのでしょう。
新聞とかでは、今までの栄光ある商品に胡坐をかいていた。とかありますが、私は経営者の方向性が悪かったのではと思っています。仕事先のVAIOの件もあまりお客の立場になって商品が作られていないし、なるべく安くさせるために、初心者に分からないところを、誤魔化していたりします。そんな会社ですから、いくら社員が真っ当な物を作ろうとしても、経営者や管理職サイドが経理的な知識優先で物事を考えてしまうと、それは買うお客の意思とは反比例するような行為にもなってきます。
特に液晶テレビ関係では韓国に大負けでした。
これは海外の販売がSONYも松下もシャープもSamsungやLGに勝てなかったという事です。
日本の老舗商品が受け入れられないなんて考えもしませんでしたが、問題は商品価格のようです。
○日本製品=性能が良く、壊れにくいが高価
○韓国製品=日本製と同等性能、日本製と比較して安価
外国人も本当は日本製が欲しいがスペックが同じなら安価の方がいい。という判断です。
自作派の人がパソコンのパーツを選択するのと同じような考え方です。
大体、企業は中間管理職と経営者がイエスマンばかりになると衰退が始まります。
同じようなスペックで同じような形、写り方も同じであれば安価な商品に向きます。
それが、日本製だから安心という意識に胡坐をかいていただけの話です。
VAIOの撤退の後、どのような道を辿るかは分かりませんが、SONYの先見性って、こんな感じですからどうなんでしょう。スマホとかに力を注ぐみたいに新聞では書かれていましたが、今更、スマホですか。ガラケの方が良くないですか。スマホにSONYの何の技術が売りになるのでしょう。
VAIOの事業であっても、やる気があるのなら関わっていた人達は、VAIOを持って独立すればいいんです。そんな意気込みのある人は少ないか。
日本人としては、日本の電気メーカーの復活を望んでいるし、安易に人員削減とかしないで欲しい。
イエスマンだらけの会社にこれを望むのは無理な話か。
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