AMDからITXマザーボードでA4-5000のKabini搭載の新製品(4月21日発売)が登場しました。
AMDというとアスロンよりもK6-2のイメージが大きいのは私だけか。
J1900の対抗APUです。写真はBIOSTARの「A68N-5000」という製品です。
こちらはE350の後継機ですね。
仕様ですが、TDP15Wの4コアAPU A4-5000を搭載しています。
省電力APUを活かしたファンレス仕様で、GPUコアにはRadeon HD 8330がオンボード、デュアルディスプレイもOK。メモリスロットがDDR3/DDR3L 1,600MHz×2(シングルチャネル/最大16GB)、SATAポートはSATA3.0(6Gbps)×2、USBポートはUSB3.0×2、USB2.0×4(リア×2/ピンヘッダ×2)で、拡張スロットはPCI-Express2.0(x4)×1(x16形状)を備えています。
速さ的には、A4-5400<J1900という感じでしょうか。
周波数が1.5GHzというのが超微妙であります。
L2キャッシュが2Mですが、これはコア一つに2Mが割り当てられているのではなく、2Mをコア全体で共有するような仕組みだそうです。何となくL2キャッシュは容量が大きい方が速いというイメージがありますが、どうなんでしょう。感覚的には4コアですが、J1800の2コアと同等くらいの処理速度なのでしょうか。キャッシュメモリの値段は分かりませんが、ここはケチらずに1コアで1M(合計4M、シェアは足りない時に行なう)は欲しいと思いませんか。そして、周波数を2.0GHzで出して欲しかった。後からでもいいから頼むよ~AMD。
唯一の利点は、メモリがDDR3の標準メモリです。
それもシングルチャンネルなので、余ったDDR3を付けてもOKかと。
ただし、1600Mhzに対応しているので、こちらを付けると、ちょこっと速いかも。
そして、GPUコアにはRadeon HD 8330が内蔵されているので、VGAカードを購入しなくても大丈夫。
そこがAMDのITXの良いところです。
面白い仕組みとしては、iPhoneやAndroid端末を使い、メディアコントロールや各種操作をおこなう独自ユーティリティ「BIO-Remote 2」やオンラインでBIOSをアップデートできる「BIOS Online Update」を搭載している。
TDPが15Wなので、J1900よりも5W高くなりますが、この5WでRadeonHDが動いているなら、許せる範囲ではありませんか。この省電力Mini-ITXの戦いですが、INTELの4コアであるJ1900とAMDのA4-5000なのですが、性能云々というよりもAMDの製品という事で・・・・・・。
漢は文句を言わずに黙ってAMDでLinuxへGoGo!です。