APU –          おやじdemo_CentOSを使う
8月 032014
 

今年も色々なMBが発売されています。

特に当ブログでは省エネタイプのmini-ITXを主流にご紹介をしてきました。
ほとんどの方はメインで使うパソコンがあり、セカンドPCや自宅サーバーにするための購入かと思っております。少し前までは2コアのAPUがこのmini-ITXのMBでは主流でしたが、2014年にはBaytrailのCeleronの4コアが登場し、AMDもA4-5000という4コアのAPUを出しています。

今後はMini-ITXでも4コアがメインストリームになると思われます。
現在、Mini-ITXを検討されている人は4コアのAPU搭載MBを選択すべきです。

IntelのCPUではJ900やPentium-J2900が販売されていますが、上位CPUのJ2900はECSから発売されている物だけで他のメーカーからは発売されていないと思います。少し値段も高いですし、メモリスロットが1つであったりと仕様的に残念な部分もあります。

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メーカー的にはこの小型MBであるmini-ITXに力を入れていると思わせるのが、ASRockとECSではないでしょうか。ECSは前投稿にも記事を書きましたがLIVAという小型パソコンも発売しており、今後も省エネ、小型のパソコンやMBを発売してくると思います。

2014年前期において優秀(価格とスペック・仕様)と思われたのがASRockのQ1900-ITXではないでしょうか。

Q1900-ITX2現在の価格を見ても9000円程度で購入が可能で4コアのJ1900を搭載しています。これに128GBのSSDと4GBのDDR3を2枚=8GBのスペックで組み立ててもケースを考慮しても3万以内に収める事も可能となります。HDDにしたり、メモリを4GBにしたりすればもっと安く仕上げる事だって可能です。段々と値段もこなれてきた感があるASRock-Q1900は、今購入を検討している人は最優先で検討すべき商品であると思います。

Linuxで使用するには、このBaytrail-DのCPUについてはインストール出来ないとか色々と情報がありますが、ubuntuなどは最新のVerでも問題は無さそうですが、CentOSなどは情報も少なくきちんとインストール出来るのかは現時点では分かりませんが、発売されてから時間も経過しているのでディストリビューション側も対応してくれるのではないかと思っています。OSについてはLinuxを使うのかwindowsを使うのかによって初期投資の予算も変わってくるので、Linuxで使いたいと思っている人はubuntu-14で使用するのが安全なようです。

私は現在セカンドPCとして、AMDのE350を使用しています。OSはもちろん、CentOS-6です。E350は2コアなので、動画再生やデスクトップの画面表示でもたつく事がありますが、J1900であれば周波数もE350(1.6GHz)よりも高く、4コアという点では優秀なセカンドPCになると思います。AMDの4コアであるA4-5000については、価格が高いというのが難点でしょうか。そして周波数(1.5GHz)も微妙なところです。AMDのmini-ITXの良いところは、最初からVGAがRadeon-HDがオンボードになっている点です。横長のワイド画面でも3Dも美しく表示する事が出来て、Linuxを使用しても専用にドライバーを当てればwindows同様に美しい表示となります。IntelのCPU搭載MBも最初からGeForceをオンボードにすべきでないかと思っています。たとえ1000円.2000円ほど価格が高くても、こちらの方が後々お得のような気がします。

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そう考えると、AMDのA4-5000の価格も納得せざる負えないのか?という事です。
問題なのは同じ4コアでも微妙な周波数というところだけでしょうか。

AMDにはもう少し頑張って欲しいと思っているのは私だけ?

5月 072014
 

5月のGWも終わってしまいました。
皆さん、有意義に過ごせましたか?
今年のGWは途中で平日があり、年休を使って休まないと本当のGWにならなかった感じしませんか。これは曜日と祝日のうまい配列があって休める事になるので、運の悪い年回りが生じてしまいます。年末年始もそうですよね。

今週は後2日仕事に行けば、土日になるので頑張りましょう。

さて、このGWでMini-ITXを使ってパソコン組み立てましたか?
J1900やA4ー5000と気になるITXマザーが発売されましたが、いかんせんGW直前という発売状態だったので「買えなかったよ!」という人もいるかも知れません。まぁ、焦る事はありません、少し待てば価格もこなれるし色々なメーカーから同じCPUを使ったITXが発売されるので選択肢が増えて良いかも知れません。

人気的には、J1900搭載のITXが一番のようです。
これは安定しているintel製CPUと言う事もあるし、周波数も2.0と高いQuadコアという事が影響していると思います。A4ー5000については、商品としてJ1900よりも発売された時期が遅かった関係もあるし、周波数が同じQuadコアでも1.5GHzというのが影響しているのではないかと思っています。一概に周波数でCPUを計ってはいけないと思いますが、ATOMも含め省電力CPUの周波数が低くて使いにくいというイメージが大きいのではないかと考えています。

漢AMDにはちょこっと頑張って欲しいと思いますが・・・・。

CPUについてはAPU(VGA内蔵)という呼び方もありますが、intel製内蔵グラフィックが進化した事も人気の出ている一つかも知れません。進化したと言っても、RadeonHDやGeforceと比較すれば、「まぁこんなもんかな?」という感じかと思います。intelの場合には今後APUとしてもっと進化した内蔵グラッフィクを開発しそうな気配もあるし、それに対してAMDはRadeonHDとCPUの周波数をいかに向上させる事が出来るかが課題となると思います。

パソコンを3Dでハードに使用するゲーマーさん以外の人は、今後、Mini-ITXマザーボードがパソコンの主流になって行くのではないでしょうか。

当ブログではMini-ITXを使ってLinuxを使おう!という事で記事を今まで書いてきましたが、元々その考えはwindowsを使うのには少しかったるい、でもLinuxで使えばwindowsよりも使い方によっては機敏に動くという事で自宅サーバーで使用した場合の話題を展開してきました。現在でもその考えは変わっていませんが、ダメだから他の使い道という事象では無くなってきました。

それは、メインマシンとして使える選択肢が増えたという事です。

Mini-ITXマザーボードも個々の使い道によって選べるCPU(APU)が沢山ありますし、パフォーマンスが高くなっても価格はそれ程変わっていない。そして小型で省電力、現在の日本の住宅事情やエネルギー供給(電気代の高騰)にも適しています。補器関係のSSDやHDDも転送速度を考えればフルマザーボードと同等の速度も得られます。

唯一の問題点であったメモリの搭載量もDDR3で16GB~32GBまで搭載出来るようになってきているので、メモリスロットが少ないITXマザーボードの欠点解消にもなってきています。ゲーマーの人以外で、普通にwindowsを使い、Officeとネット閲覧、動画を見るという使い方では敢えて高いお金を出して、電気消費量の高いCPUやグラフィックカードを使う必要性が無いという事になります。

パソコンの自作という点においてもMini-ITXマザーボードは難しい組立ての敷居を低くしたのではないでしょうか。初心者の方、誰でも手に入れ易い価格で作り易い。そう考えるとパソコンメーカーも初期のVAIOのように夢のあるパソコンを作っていかないと、簡単に自作できるITXに顧客が流れていってしまいます。

日本のメーカーも耐久性の高いITXマザーボードを製作、販売して欲しいと思います。

5月 032014
 

BIOSTARに続き、ASRockより「QC5000-ITX/wifi」が登場しました。
ASRockはITXにも力入れてますね。それに新製品への対応も早い。
マザーの色は漢のブラック仕様です。CPUファンも付いている。

QC5000◆製品特徴について

◎AMD クアッドコアAPU(A4-5000)をオンボード搭載。
◎FULL SPIKE PROTECTIONによる強力な回路保護機能を搭載。
◎湿度に強い高密度ガラス繊維PCB採用。
◎100%導電性高分子コンデンサを使用。
◎SATA 6Gbpsを4ポート搭載。
◎USB 3.0を6ポート搭載。うち2ポートはフロントUSBピンヘッダ。
◎802.11n WiFiを搭載。

AMD A4-5000 APUクアッドコア
動作周波数:1.5GHz L2キャッシュ:2MB TDP:15W 64bit OSサポート
DDR3-1600、1333、1066(MHz)、nonECC 最大32GB
AMD Radeon HD 8330(APUのグラフィック機能に依存)
SATA 6Gbps×4(うち2ポートはAPU、残り2ポートはASMedia ASM1061)

◆市場価格 14,500円前後

A4ー5000のAPUについては説明するまではありませんが、この製品の特徴はDDR3の標準メモリが搭載出来ること。そしてRadeonHD8330が搭載されていること。そしてWiFiも付いているので無線LANにも対応していることです。

◆おやじの勝手な意見

これでJ1900搭載のITXと検討の余地が出来たのではないでしょうか。市場価格が14,500円前後なのでJ1900よりも3,000円前後値段的には高くなりますがRadeonHD搭載である点とDDR3の標準メモリが搭載出来る事が高いと思うか、安いと思うかの判断となります。CPU単体でJ1900と比較すると周波数はJ1900が上、メモリとVGAはQC5000が上という事になるでしょうか。問題はA4ー5000のAPUが1.5GHzという悩ましい周波数のquadコアなのでパフォーマンスがどうなのかというところです。E350、1.6GHzの2コアを基本に予想すれば、ほぼ同等周波数のQuadコアであれば、そこそこであると思っています。

おまけ的には、家のLAN環境が無線であればお得というところでしょうか。
対応OSですがwindows8.1とwindows-7、64bitにももちろん対応しています。
Linuxについても問題無いと思います。
これからのMini-ITXはQuadコアです。C70のような超省電力という特殊なAPUで組み立てたいという以外は、今後2コア<4コアを選択すべきです。

あなたは、どちらでGoGo!しますか?