ASRock –          おやじdemo_CentOSを使う
7月 182015
 

やはり新製品を出すのはASrockしかない。
ASUSは「うちはZenPhoneを作るのに忙しいだよ。」と言っているかな。

■以下N3700Mのスペック

n3700m1n3700m2

◎CPU pentium N3700 1.6GHz Max2.4GHz TDP6W
◎mem DDR3L-DIMM×2(DDR3/3L-1600/1066、Max16GB
◎PCI Express x1×3、Intel HD Graphics(700Mhz)
◎SATA3.0×2、USB 3.0×4、gigaイーサ、6CHサウンド
◎値段は15000円弱でしょうか。

勿論、QuadコアのBraswellシリーズ最上位モデルとなります。

基本的にはBraswellシリーズで省電力のCPUなので、最上位のCPUであっても同じQuadコアのi5と比較すると、その差は歴然かと思います。しかし、quadコアのCPUであれば、セカンドマシンにするには最適だし、windows10が出る、しかしwindows7も残したいという人にとってみると最適なMBではないでしょうか。

一番、このクラスで気になるのがCPUの周波数です。

1.6Ghzから2.0GHzって微妙な周波数なんですよね。どうせなら、2.4GHzとかにしてくれると一番良いとは思いますが、そうなると、他のiシリーズのCPUと比較してこちらの方が速いという事になってしまってもCPUの格として問題になるのでしょうかね。

ただ、CentOSやScientific-Linuxを使っていると、常時最大周波数を使っている訳では無いので、常用が1.2~1.6GHzあたりで、何かソフトを起動したり、ファイルを解凍したり、ブラウザを起動したりする一瞬にターボが効いて最大周波数の2.4GHzになれば、そんなに遅いという事ではないでしょうか。実際Scientific-Linux6のE8400(3.0GHz)も常用は2.0GHzです。何かの命令した場合に3.0GHzになるような形になっています。desktopでgnomeを使っているとメニューバーにCPUの周波数計測モニター(実際にはcpuspeedというサービスが動いている)を表示させることが出来るので一目瞭然です。OSで3種類の周波数(休止・常用・負荷)で自動的に変動させていると思われます。・・・windowsは表示が無いので何かフリーソフトで見てみないと分かりません。

多分、CPUの性能を常時最大限にしない=省電力にさせるという事と熱を出させないようにするの2点を補完するための技術ではないでしょうか。windowsを使った場合には、常用が1.6GHzで負化時に2.4GHzになるような仕組みがCPUに初めから付いていると考えた方が良さそうです。

そう考えるとCentOSもScientific-Linuxもcpuspeedというサービスで前からCPUを制御していた事は素晴らしいですよね。

このモデルはMini-ITXではなく、Micro-ATXです。
まぁ、大差はありませんが、ケースを購入する時にはご注意下さい。

値段的にも、他のQシリーズと比較しても、高くなった分の価値はあると思います。

TDPも6Wというのは嬉しいですね。
CPUファンも無いので静穏も良いところです。

長時間PCの電源を入れ放っしの人は電気代も財布に優しい。
今あるメインマシンと上手く使い分けていきましょう!

12月 062014
 

もう12月に入って6日が過ぎました。
時の経つのは早いもので、あっという間に年末になりそうです。
この年末年始に省エネパソコンでも組み立てるか!と考えている人もいるのではないでしょうか。Linuxに挑戦しようとしている人もいるでしょう。

趣味として、パソコンの組み立て、特にMini-ITXは少ない予算で作る事の出来るパソコンではないでしょうか。セカンドマシン、テレビに繋げる、サーバーにするなど省エネパソコンであれば、色々な使い方ができるのではないでしょうか。

ここに来て、やる気満々のASRockから遂に「Pentium J2900」搭載のMini-ITXマザーボードが発売されました。ECSからも出ていましたが、ASRockの製品を待っていた人が多いと思います。値段もそこそこ、新しいCPUのマザーボードを早く売り出す、性能も良い。

この、Pentium-J2900ですが、消費電力10W、4コア、2.41GHz、TB時2.6GhzというMini-ITXの中でも性能面では一番ではないかという製品です。検討するのは、J1900製品との値段、性能面での比較となるでしょうか。

J1900は4コア、2GHz、TB時2.42Ghzという仕様です。
価格は8,000円前後、一方、J2900は15,000円前後です。
倍近い値段の差がありますが、性能は倍違うのかというと、そういう事では無さそうです。自作するのに安くなったJ1900も捨て難い、しかし、今後の事を考えるとJ2900を買っておいた方が良いのかという判断で悩むところです。

しかし、7000円違うと大きいようにも思います。
なぜなら、その7000円で128GB程度のSSDが購入できるからです。
HDDと違い、SSDで使うなら、起動も速く、その性能面をカバー出来る。
私だとそういう風に思ってしまいます。

そして、搭載するDDR3のメモリです。
J1900であれば、MBのメーカーによってはデスクトップ用の余っているDDR3メモリの使いまわしが可能ですが、J2900の場合には、ノート用のSO-DIMMを購入しなくてはなりません。どちらにしても、最低でも4GBは搭載したいところです。こういった部品面での費用も選択を大きく左右します。

結論としては、使い方次第です。

windows-7,windows8.1で普通にデスクトップで使うならJ2900+SSDが良い。
セカンドマシンなどの目的であれば、J1900+SSDでも悪くは無い。
ファイルサーバーにするなら、C70やJ1800やJ1900のHDDで充分。

子供に使わせるパソコンとして考えている人は、J1900+SSD+余ったHDDという仕様がコストパフォーマンス的にも悪くはないし、temp,インターネット履歴、一時ファイルや自分のデータ等の書き込みが必要なものはHDD側にセットアップしてあげれば、SSDも長持ちするのではないでしょうか。

少し前に記事にした、AMDのアスロン5350(Kabini 4コア)も悪くはありません。
最初からRadeonが付いているというのが利点です。
動画をきれいに見たい人は、AMDを選択するのも一つの手段です。

AMD記事はこちら http://arctica.sakura.ne.jp/cent/archives/3293

6月 212014
 

J1900については、やっと色々なメーカー製品が出揃ったというところです。
そして、上位CPUのpentiumを搭載しているボードも発売されています。

ボードを見ると個々特徴があり、自分の使い方に見合ったボードを選択して欲しいと思います。

ASRockはオンボードCPUのボードに対して力を入れているなという感じがします。
と言うのも、J1900だけでも3種類のボードを発売しています。
J1800も2種類販売されていますが、2コアなのであえて、こちらを選択する事は無いかと思います。

◆ASRock Q1900シリーズ

Q1900-ITXQ1900BQ1900M(m)

左:Q1900-ITX・中:Q1900B-ITX・右:Q1900M(micro-ATX)

見ての通り、色、雰囲気はほとんど同じです。
写真を見て、分かる点は、Q1900のmicro-ATX使用のMでは、メモリが標準のDIMM形状であり、PCIe×16も付いています。MはボードがITXよりも大きい分、拡張的に優れています。特にITXという大きさにこだわりが無く、ケースも普通のミニタワーで使いたい、今、余っているATXのケースを使いたい!という人は、あえてITXにしなくても良いのではないでしょうか。

なぜなら、PCIe×16があれば、ビデオカードを追加させる事も出来るし、メモリも汎用型なので使い回しが出来るという点では有利です。セカンドマシンとして使用するなら、拡張性のあるQ1900Mを選ぶのも悪くはありません。

そして、Q1900-ITXとQ1900B-ITXとどこが違うのか?

◆違う箇所は・・・・・

①Q1900Bはグラフィックの出力が D-Sub, HDMI の2種類、Q1900-ITXは、D-Sub, DVI-D, HDMI の3種類。
②音声出力が、Bの場合には、5.1 チャンネル HD オーディオに対し、Q1900-ITXは、7.1 チャネル HD Audio
③Q1900Bにはレガイーポート(プリンターポート)が付いている。
④その他、メモリやビデオ出力は同じ。

◆アマゾン市場価格(参考までに・・・並び順は上記と同じです)

◆おやじの意見
基本性能は同じなので、あとは、価格と今持っている部品との兼ね合いでしょうか。
オンボードVGAではちと頼りないと思う人はMを選択すべきかと思うし、全てを新品で揃える(ケースからメモリ、HDDまで)なら価格重視で良いのかも知れません。将来的にLinuxサーバーにしたいという人は、Q1900Mのmicro-ATXはメモリの互換を考慮すると一番ありがたいボードかも知れません。

このBayTrailのCPUについては、CentOSをはじめ、Linuxのインストールが出来ないと言う情報もあります。LinuxがこのCPUやチップセットに適合するのも、それ程時間はかからないと思いますが、筆者の私も、Q1900については今後、夏休みの課題として購入を予定していますので、以後、色々な情報を提供していきたいと考えております。

また、皆様より、Q1900とLinuxについての情報を頂けると有難いです。
情報については、記事に反映していければいいなと思います。

今後とも、よろしくお願い致します。