ご同輩の皆様、前記事の介護施設の状況についてどう思われたでしょうか。
我々の年代が介護施設にお世話になる可能性もあって、今後の動向が気になります。
特に、介護の入り口になるデイサービスについては非常に厳しいと言えます。
厳しいと言うのは、経営的にも人材的にも厳しいという意味です。
介護にかかる費用は、介護度によって変わってきますが、この費用負担についても今後重くなる可能性が高いのです。
きっと後、10年~15年で施設も淘汰され小規模な施設は合併等で無くなり、大きな施設か地元の古くからある社会福祉法人の施設しか残らないと考えています。
そして、前記事にも書きましたが、我々の年代が介護が必要になっても「自宅で介護しろ!」という風潮になっていくのではないかと心配しています。
どう考えても自宅で夫婦同志で介護し合う老々介護が増え、どちらかが亡くなって初めて介護施設が利用できるような仕組みにならないか心配しています。
現時点で考えて大事なのが「健康」です。
65歳の年金受給者となった時から自分の健康状態を把握して、それ以上の病気が増えないようにする、または予防的な生活環境を整える事ではないでしょうか。
健康でいれば、死ぬ時も「ピンピンコロリ」で逝ける。
無駄な費用を出さなくても済むので夫婦お互いにメリットがあると思います。
そのためには食生活の見直しと運動を取り入れる事です。
運動と言っても激しい運動ではなく、自宅でも出来る筋力運動と歩く運動を毎日行う事ではないでしょうか。
(目安としては毎日3000~5000歩・少し汗が出る程度の速度で行う)
それが億劫になった時に体の老化が一気に進行すると思っています。
一人でやるよりも奥さんと一緒に同じ時間、同じ負荷で行う方が良いと思います。
歩く事に関しては、朝早く通勤通学時のわざわざ車や人通りの多い時間帯でやらない事です。
通行人の迷惑になったり、冬のこの時間は寒いので逆に体に悪い。
夫婦でやるなら近くの大きな公園まで自動車に乗って行き、運動してお茶して帰宅するという流れの方が奥さんも楽しめるのではないでしょうか。
あとは睡眠です。
高齢化すると眠れない人が増えてきますが、眠れないのは身体が疲れていないからです。
運動を始めれば自然と眠気が襲ってきます。
眠れなくなると今度は痴呆化が進みます。
眠れないから睡眠薬を使う人もいますが、決して使ってはいけません。
(特に女性が多い)
運動する時間、眠る時は夫婦で一緒に行動した方が良いと思います。
もしもの時の対応(倒れた時とか)や時間を共有する事で会話が増えるからです。
会話の中からでも痴呆の一端が分かる可能性があります。
早く痴呆に気が付いたら今は痴呆の進行を遅らせる薬があるので対応が出来ます。
そのまま放置せず「ちょっとおかしいな?」と思ったら本人に話して早めの対応をしましょう。
目指すは80歳まで健康で遊んでいられる環境を作ることです。