みんな!食料備蓄の無い避難所に行きたいか?

投稿者: | 2024年6月27日

石川県の地震で避難所が大変な事になっているようで・・・・・。

食料備蓄なく感染広がった避難所 今も続く関連死認定 能登半島地震

食料備蓄が無いというのはどういう事なのか?

皆さんはそう思いますよね。

避難所の運営は、避難所運営委員会(他の名称もあるかも)という組織が行っています。

この避難所運営委員会とは、その避難所を使う自治会の中から委員を選出しています。

使う自治会が2つであれば、この2つの自治会から選出されたメンバーと市の職員(割り当てられた職員)が担当になります。

食料の備蓄等はこの委員会で市や行政に補助金申請をして購入すると思います。
運営委員会のメンバーのみならず地元の自治会もお手伝いする事になります。

ただ、ここで問題が・・・・・

避難所運営委員会は一年に一度、炊き出しなどを含めた訓練を行いますが、年々、自治会の役員や班長などの成り手が少なくなり、段々と訓練等が出来なくなってきています。

これは避難所の訓練のみならず防犯や交通(子どもの見守り)等の日頃の運動も出来なくなってきています。

そうなると、避難所では訓練だけではなく、備蓄品の食料の日付け管理や消耗品(簡易トイレ他)などの必要な資材も不明瞭になっていきます。

避難所は使う自治会の人数を基本に備蓄の数量を決めていると思われます。

その数量と何日分を保管するか、どうかです。

今回の石川県の避難所の食料備蓄が無かった問題に関しては、運営委員会と担当の市の職員、関係する自治会が定期的に検査をしなかったのではないかと思います。

しかし、問題はこれからも続きますし、深刻になっていきそうです。

自治会の加入する人が段々と減少してきている。
役員の成り手も少ない。

こうなると必然的に自治会の運営のみならず、避難所の運営も不可能ですよね。

自治会に加入する人が少なくなってきているのは、定年後も働かなくてはいけなくなったからです。

昔は、55歳定年、60歳定年で、そこから時間が空いて自治会活動をしてくれる人も多くいたのだと思います。

それが今は、65歳でないと年金は貰えない、そして今後は70歳まで働け!という事になれば、誰がボランティアの自治会に参加するのか?

男の健康年齢は72.3歳です。

65歳~70歳で仕事を辞めたとしても、元気な時間は2.3年しかありません。

この最後の大事な時間を自治会活動に捧げますか?

もう自治会・避難所の運営スタイルを根本的に変えなくてはいけない時期に来ていると思います。

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