音楽がCDになって名盤が無くなった?

投稿者: | 2020年6月5日

皆さん、音楽は聴いていますか?

音楽は色々なジャンルがありますが、若い頃に何度も聴いた音楽ジャンルは私のように還暦を過ぎても受け入れられる存在になっています。

でも、最近はCDを買っていない。

買っていないというよりもCDを買うショップが街に無くなってしまった事だ。

街のCD屋がブックオフの中古品になってしまっている。

欲しいと思うバンドやミュージシャンのCDは皆さんがそう思うように、中古では無い状態であることが多い。

どうでもいい音楽やバンドは腐るほど溢れているのに、人気があり実力もあるバンドは在庫としてCDが置かれていないのだ。

元々、中古CDなので不要なCDを下取りに出すのは、外れのCDばかりになる。

名盤と言われる類やそのバンドの中でも重要な位置を占めているメンバーが在籍している頃のCDは自分のコレクションとして残している事が影響しているのだろう。

本来の音楽CD趣味としてはコレクターであり、そのバンド全てのCDを揃えるという事がある。良いCDもあれば駄作もあり、その全てをコレクションして満足をする。

これは特にJAZZ系のコレクターに多い。

中古CDの話しが長くなったが、結論は「欲しいCDはブックオフにあまり無い」という事なのである。

あったとしても欲しい人が多いため、運がある人が直ぐに買って行く事だろう。

レコードからCDに変化をした時にはCDがこんな運命になる事は誰も想像が付かなかった。
長く、きれいな音でコンパクトに保存ができる優れものだと考えていた。

ところが、PCやスマホの出現でMP3等の音源に変化され聴かれる事になった。
一度、買って、直ぐにMP3にして中古で売ってしまう人が増えた。

その音源が人から人へコピーされるようになり、CDは必然的に売れなくなる。
以後、音楽だけのCDからビデオDVDへ置き換わっていく。

映像を見ながら音楽も楽しめる方にシフトしたのだ。
この分岐点は、マイケルジャクソンの「スリラー」の映像が出た頃からであろう。

その頃から、バンド達はLIVE映像を撮影するようになる。
その撮影した映像をDVDにして販売するためである。

そうなると音楽メディアの主流はCDからDVDに変わったのである。

必然的にバンドもDVDで撮影して販売する事を前提にコンサートをするようになり、CDの販売益よりもコンサート等のLIVE売上益に重点が置かれるようになった。

コンサートやLIVEに集客が少ないバンドは駄目になったのである。

70年代のように、2.3年に1枚のアルバムを制作するという作業では無く、人気がある内に沢山のコンサーをこなし、それを映像音源として沢山残して販売する手法になったのだ。

同時にTシャツやタオル等の物販も同時に行い売り上げを伸ばす。

映像DVDも+アルファの映像特典やステッカー等を付けて初回生産分とし価格を上げて販売する方法も定着した。

もう、ミュージシャンがCDやレコードだけで勝負する時代ではないのだ。
レコードでは沢山名盤が存在するのに、最近のCDで名盤を私は見つけられていない。

CDの悪い点は録音できる時間がレコードと比較して長い事だ。
レコードはA面、B面で約45分~50分の時間であり、CDはゆうに1時間を超える。

ライブ活動がメインであり、楽曲を作り録音をする。
録音できる時間が長い分、楽曲も多く作らなくてはならない。
短い楽曲も冗長的に長くしている事もある。
1曲、1曲に時間を掛けて煮詰める時間が少ないのかも知れない。

人気が出たバンドは映像だけではなく、CDとしても名盤と呼ばれる作品を後世に残して欲しいと思う。

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