名盤 –          おやじdemo_CentOSを使う
11月 142022
 

巷では最近レコードが流行っているようです。

代わりにCDが一部の廃盤以外は捨て値状態になっています。
私のような聞ければ何でもOKの人にとっては良い事なのですが・・・。

ただ、買う時には2.300円するものが、中古で売ると100円とか200円とかであると非常に悲しいものがあります。

レコードの良さはCDと違って、もう販売されていない商品という事が価値に繋がっているのだと思います。

ただ、レコードでも流通量の多かったものなどは、買取をしても100円とか200円とかであり、CDと代わりはないようです。

結局のところ、レコードで価値のある高価なものは、そんなに存在していないものであり、存在している量が少ないから高値が付いているという事になります。

私の場合には、CDが出回り始めた頃はレコードが捨て値状態で中古で売られていたのを買っていました。

今は逆に中古のCDの捨て値状態のものを買うようにしています。

私自身、コレクター的な趣味もあってか、一度聞いた音楽でも気に入ったアルバムは価格と吟味して買うようにしています。

手元にあるか無いかそこが重要なところでしょうか。

だから中古で購入しても中身は知っているので開封しないまま飾り物になっているレコードやCDも沢山あります。

音楽というのは本当に人によって良い悪いの捉え方が違ってきます。

私が良いと思った楽曲でも家内が聞くと難しい音楽に聞こえるらしい。
もう少し分かり易い、音楽の方が家内には適している。

家内は音楽を聞く耳が育たなかったからだ!と私は言っているが、自分が音楽を聞き始めた小学校5.6年から大学生の頃までが耳を育てる環境としてとても重要で、この時期にロックやジャズ、クラシック等の音楽を沢山聴いた人は、耳が肥えている。

今で言うと、J-POPしか聞かなかった人はJ-POPの耳しか持ち合わせていないという事になり、他の音楽を受け入れ難い耳になってしまっている。

音楽も本も同じで難しい音楽は最初受け入れ難いが、一度自分の脳に受け入れられると最高の音楽になる。

ネット上では、レコードで聞く名盤100選とかありますが、名盤かどうかは聴いた本人が判断するものです。

あくまでも他人が決めつけた名盤なのでイーノもあればボブマーリーもあります。

名盤の定義とは何ぞや?
沢山、売れたアルバムが名盤なのか?
それとも捨て曲が無いアルバムが名盤なのか?

名盤の定義する事すら難しいと思います。

だから、名盤とは自分の価値観で判断すべきものです。

それは沢山の音楽を聞いてきた人、あまり音楽には触れてこなかったが自分ではこのアルバムが最高!と思えば名盤だと言える。
キングクリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」というアルバムが名盤と言われていますが、私もそう思っている。レコードが2500円の時代に5000円、いや2万円以上の幸せ感、価値観を与えてくれた音楽だと思うからです。

逆に2500円で買って、100円の価値もないアルバムもあります。

ゲームで言えば「クソゲー」です。

そんなクソゲー的なアルバムと名盤が入り混じっている音楽の世界は非常に奥が深い。
私の友人はクソゲー的なアルバムをフリスビーにして飛ばしてました。

何万もする中古のレコードを買うよりも500~1000円程度のアルバムをその分多く聞いた方が耳の肥やしになると思います。

9月 292022
 

私は音楽(ロック中心)が好きでCDを良く買いに行きます。

行きつけの店はDiskunionさんですが、近くのBookOffでも中古CDを買ったりしています。

このCDですが・・・・

ゲオさんでは、中古の買取を止めるそうです。

今の音楽業界はサブスクで何でもダウンロードして直接、スマホ等の機器に入れて聞くというのが主流になっているからです。

聞きたい曲があれば直ぐに聞ける。
値段も安い。

そんな利点があります。

ただ、私のようなコレクターの性格の人には向かない商品です。

CDと言えばアーティストが作るものです。
ジャケットから全てが揃って曲の世界観が感じられるものだと思っています。

ただ、ダウンロードしただけでは何も残りません。

きっと、私のようなおやじグループでは、古いレコードからの習慣があり、音楽好きな人であれば、レコードやCDをかける流れが好きなのだと思います。
何でもスマホは楽だが実態の無い音楽になってしまいます。

音楽を作るアーティストにとっても大変迷惑な話で1曲ダウンロードされても収入として大した事の無い状況になっているようです。

これもそれも日本人が経済的に貧乏になりつつあるから必然的な流れなのかも知れません。

衣食住という生活の基盤の中で文化面が一番最初に淘汰されていきます。

街中の本屋やCD屋などが無くなっていくのもそんな理由ではないでしょうか。

CDに限らずDVDも捨て値のような価格で販売されていますよね。

音楽メディアとしては一次廃れたレコードの方が価値があるようです。
特に英国盤や米国盤のオリジナルは非常に高い。

私はレコードからCDに移行された時に、CDは今後価値が無くなるかも知れないと思っておりました。

何枚でも作るのは簡単ですからね。

その点、レコードはジャケットから全てが完成品のようです。

CDが少なくなりレコードに回帰するようになっていくのか分かりませんが、私はそちらの方が業界や作者にとっても良いのではないかと思っています。

CDに移行した業界も先見が無かった。

音楽CDを作るためにはレコードよりも曲を多く作らなければならなかった。
レコードはA面・B面合わせて40~50分程度です。

CDは1時間以上の音楽を入れる事が出来ます。

これで、アルバムの中の曲に捨て曲が多くなり、名盤と呼ばれるCDが無くなった。

大体、名盤と呼ばれる音楽は70年代~90年代あたりまでであろう。

私的には音楽はショップで物を買って聞くものだと思っています。

7月 122022
 

最近は本当にレコードが復活していてCDよりも価値があるのか値段も高い。

その中でも非常に高価になっているのが初版のオリジナル盤と言われる物です。

私の場合には、海外(特に英国・欧州・アメリカ)などの洋楽が多いので、初版となれば、必然的に海外の生産品になります。

日本のレコードでは、帯が付いた初版のオリジナル盤で高価なレコードもありますが、音質的には日本より海外の盤の方が音が良いと言われています。

音が良い理由は、レコードが作られる時、最初にプレスされている方が音が良い。
何度もプレスを繰り返し作られた後発盤は音が劣化していくという事になります。

日本盤として作られる時には海外のアーティストであれば、プレスをする原盤を海外から取り寄せてプレスをしますが、この原盤もいくつかコピーされた物の1枚で、コピーされた何枚目なのか不明です。

音が良いとされるのは、間違い無く、アーティストの国で生産された初版のレコードと言えると思います。

日本盤でも帯が付いている初版のレコードで販売枚数が少ない貴重なレコードは高価な物が存在します。

私が思うには、ロックであればUK盤(イギリス)・US盤(アメリカ)のオリジナルが所有していて価値がある物だと思っています。

これはロックに限らずジャズでもそうでしょう。

US盤は表面にシュリンクと言われるビニール包装がされていて、これを外してしまうとジャケットの痛みが早くなります。

日本の印刷と違い、雑な印刷のようで表面部分が擦れてしまいます。

UK盤はジャケットに透明のコーティングがされていて、ジャケットの厚紙は薄目です。

UKかUS盤か分からない?

ジャケットの裏やレコードの真ん中にある印刷部分の文字をよく見ればmade in USA
とか書かれています。(その前にジャケットで見分けられるでしょう)

あとはマトリック番号が気になります。

これはレコードをどの原盤で何番目にプレスされて作られたものであるかが分かる記号です。

レコードのラベルの手前の溝に英数字でそのレコードの製品番号以外に、輸入盤であれば手書きのような文字でA1とかB2とか、またはそのような記号で記されています。

簡単にいうと、B1よりもA1の方が良いという事です。
この見方は、慣れてくると段々と分かってきます。

勿論、レーベル等によって表現方法は違いますのでご注意ください。

オリジナル盤であり、このマトリクス番号がA1等と若い番号であると、そのレコードは非常に価値があり、音質も良いという事になります。

しかし、私たちが聴くようなオーディオではどうなのか?という事があります。

安物のオーディオシステムで音質の良いレコードを聴いても分かるのかどうか?

私のような還暦を過ぎたおやじの耳でも大丈夫なのか?という事です。

高価な価値のあるレコードはコレクターとしての趣味の人向けです。
特定の高いレコードを買うよりも、その分、沢山のレコードやCDを買って聞いた方が良い。

私は価値のあるレコードは音楽としても名盤なのか?という点においては?であると思っています。

生産数が少ないから価値があるというレコードもあるし、コレクター側の収集価値としての物も沢山あります。

CDもレコードもある程度、枚数が溜まってくると収集が楽しくなります。

CDの場合にはレコード程の価値は無いように思います。

そのために初版のCDは価格を高めに設定したり、生産数限定のBOXCDや紙ジャケットの製品を作っています。

同じ曲であれば普通の安いCD買った方が良いと思いますよ。

紙ジャケットは綺麗ですが、保管や置き方にも工夫が必要ですし、CDを並べておくのにも不便と言えば不便です。

CDの良さはレコードと違い、ケースから直ぐに取り出せて聴ける事です。

そう考えると、価値があるソフトではないと思います。
何度聞いても音は変わらない上に、PCに移行も簡単です。

レコードやCDは大事な自分の資産となります。

私も以前、レコードを半分(500枚ほど)業者に売ってしまった事がありますが、今は非常に後悔しています。

現在のレコード所有は500枚前後、CDは300枚前後あります。

私が生きている内には、買う事はあっても、売る事は無いでしょう。

仕事を辞めて毎日が日曜日になったら、ゆっくり聞けることを楽しみにしています。