日本の名車が無くなる日は近い

投稿者: | 2020年11月26日

日本車が海外でブームになっています。

特にアメリカではNISSAN-GTRの人気が高く、古いR32タイプのGTRも人気がある。

アメリカでは中古車を輸入出来るのは生産から25年経過された車しかできません。
それが丁度、R32スカイラインGTRの初期型が25年経過して日本からの輸出が始まったのです。

それだけではない。

AE86からホンダのTYPE-Rまで日本車の名車と呼ばれる車が輸出されている。
一時、NISSANのセフィーロ(A31)が沢山売れたが、今は本当に見なくなった。
海外でアウディに似ているという事で人気が出て、中古車は輸出されてしまったのだ。

だから、最近道端の中古車店ではスポーツカーが無い。

ロータリーエンジン搭載のRX7も同様です。
頭文字Dの影響でFCとFDの型の車が人気であるようだ。

昔はロータリーエンジン搭載の中古車は捨て値だったのに。

元々、ロータリーエンジンは燃費が悪い、エンジンの耐久性が低いと言われていた。
これはロータリーエンジン特有の問題でピストンリングに当たる部品の耐久性に問題があり、圧縮が抜けてしまうからである。

それが、あの独特の甲高い排気音とチューニングし易さで評判となった。
私もSA22CのRX7とガンメタのRX3(AP)に乗ってました。

そんな日本の宝である旧車が消えている。

中古車の価格が上がり、国内で購入しようと考える人が少ないからだ。

今まで100万前後で販売されていたのが300万、400万となれば、もう中古車ではない。
今では、NISSANのシルビア(S15)までも、この領域に入ってきている。

消えているのはスポーツカーだけではない。

軽トラも市場から消えている。

アメリカで軽トラの人気が出てしまい、古い錆びた軽トラまでもが輸出されている。
アメリカの広い農場で活躍をしている。

きれいに改造された軽トラを仲間内で自慢している。
日本国内の農家の爺さんと変わらない。

アメリカでは25年規制はあるものの、旧車に対して国の対応は税制も含めて良い。
25年過ぎるとクラシックカー扱いになり車検が無くなる。
カナダでは15年だ。

排気ガス規制も21年経過した車には免除である。

だから自然と古い車はアメリカに集まっていくのだ。

日本は逆に車大国でありながら旧車を叩きまくっている。
税金をどんどん年数で仕切り上げている。

若者が古いスポーツカーを安く購入して練習する。なんて光景はもう絶対に見られないでしょう。古いスポーツカーが高くて買えない、買っても税金が高く維持が難しい。

日本という国は、口先だけ「もったいない」と言う。

車・バイクと日本を引っ張ってきた産業なのに古い物を大事にせずに虐めるだけ。

車に関する税金だけでどのくら払っているのか。
ガソリン代だって全然安くならないよね。(高速道路出来たら廃止だったような)

国民を騙してまで税を取る人達に、旧車の良さなんて分からんか。

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