オイル –          おやじdemo_CentOSを使う
12月 272021
 

少し前に所有しているバイク2台のオイル交換をした旨をブログに書きました。

皆さんは、車やバイクのオイル何を使っていますか?

一番多いと思われるのが、車であれば、「ディーラーで交換してもらっている」という答えが多いかと思います。

バイクで言えば、買った店で交換してもらっているという人が多いかと思います。

入れてもらったオイルは何の銘柄が分かりますか?

10W-40とか10W-30とか種類もありますし、鉱物系や化学合成、そして鉱物と合成が半々入っている物もあります。

車の場合には、旧車で無い限り化学合成オイルを使っていると思います。

化学合成オイルの利点は高温、低音でもオイルの性能が変わらないという事にあります。

鉱物油であれば、段々と油自体が劣化・酸化して元々の性能から悪くなっていきます。

ただ、簡単に「じゃぁ、自分も化学合成入れればいいのか」というとそういう事も難しい場合があります。

特に旧車、古いバイクや車に入れるのは非常に危険です。

それはなぜか?

エンジンには油が漏れないように部品と部品の間にガスケットが挿入されています。
このガスケットが切れたりするとオイル漏れが発生します。

このガスケットの素材が問題なんですね。

旧車の場合には、このガスケットの素材にコルクとかゴムとかメタルが使われています。
マフラーなどに使う液状のガスケットもあります。

特にOリングやゴム系のガスケットでは化学合成オイルが合わない場合があります。

化学合成オイルは浸透性が高いので浸み込んできてしまうのです。

旧車の場合には、その頃無かった化学合成オイルでエンジンのガスケット類が作られているので、エンジンに優しいからと化学合成オイルを入れてしまうと、ヘッド周りやオイルパン周辺からオイルが滲んできてしまうのです。

私もバリオスには鉱物系のオイルしか入れていません。

オイルが漏れたり滲んだりするとバイクが汚く見えてしまいますし、車の場合には、ボンネットを開けた時に見栄えが悪いですよね。それに駐車場もオイルで汚れてしまいます。

車両が作られた、その時代の成分オイルを使うのが一番良いこと、プラグとオイルは消耗品なので、私は短いサイクルで交換する事がエンジンに優しいと考えています。

10月 082018
 

このところ週末になると台風が来たりで天候が悪くバリオスに乗れない日が続いていました。

バイク、自転車等、乗り物が趣味の方はつまらない日だったのではないでしょうか。

私もその一人で、家にパソコンが設置出来なかった事もあり、ノートパソコンが来るまでの間はバイクを掃除したり、乗ったりする事が一番のストレス解消方法でした。

10月に入り、やっと天候も9月に比べれば良くなりました。

バイクはいつもシートを被せてあります。
雨や埃から車体を守るために付けているのですが、雨の日が多かった事もありシートをめくってみるとタンク等が湿気で濡れていました。

これを放置しておくと、フロントサスのインナーチューブが錆びて、オイル漏れの原因になります。

これがシートを被せてある状態の問題です。
雨が上がっても、今度は地面からの湿気がシート内にこもってしまう。
これが原因で色々な個所が錆びたり、曇ってしてしまうんですね。

雨上がりの天気が良い日は乗らなくてもシートを外してバイク自体を干しておかないとダメです。

私のバリオスのような古いバイクはアルミ関係(ホィールやエンジン周り、メッキ関係)に白錆が多く出るようになってしまいますので、必ずピカール等で磨いておく事が大事です。

若い人だと、バイクを乗るだけでメンテをあまりしない人が多いのですが、メンテは重要です。
バイクはエンジンを自分で抱えて走っているようなものなので、メンテ不足=事故につながりやすい。

各部品のネジ・配線が緩んでいないか?
ストップランプ、ウインカーは前後点灯するか?
チェーンは緩んでいないか?
ブレーキのフィールド、冷却水は足りているのか?
タイヤの空気圧や溝は大丈夫なのか?

などなどです。

その確認をしながら掃除や給油をしてあげれば良いと思います。

最近のバイクはインジェクションなので気を使わないようになっていますが、古いキャブレター方式のバイクはキャブレターの状態も乗りながら把握しておくことが必要です。

ガソリン臭くないか?
オイルにガソリンが混じってないか?
ガソリンタンク内が錆びていないか?
始動性は良いか?
アイドリングは安定しているか?
吹き上がりは良いか?

特にバリオス等の4気筒車はキャブレターが4基付いています。
その4つのキャブレターが詰りも無く、同調していないと不安定になります。
古い車種では、キャブレターの調子以外に燃料コックが壊れている場合があります。
負圧コック方式のキャブレターの場合、このケースが大きな問題を起こします。

負圧式はエンジンが始動するとエンジンからキャブにホースで空気を吸い込むような流れになっていて、この空気を吸い込む事で燃料タンクからキャブレターへ燃料が流れる仕組みになっています。

この制御をしているのが、燃料コック(負圧コック)です。

コックのOリングが痛んでいたりすると、エンジンが始動していないにも関わらず、キャブレターがオーバーフローして溢れた燃料がエンジンへ流れてしまう事になります。そうなると止めていたバイクのエンジンシリンダー内はガソリンで溢れ返ってしまう事になります。

勿論、こうなるとエンジンはかかりません。
エンジンがかからない=キャブレターが悪い、プラグが悪い。と思いがちですがこれは違うんですね。

この現象は日々少しずつ燃料が流れていくので、毎日乗っている人はなかなか気が付かない。ただ、「バイクがガソリン臭い」、「始動性が悪くなった」、「燃調が濃いみたい」と感じるはずです。

あまりバイクに乗らない人は、エンジン内に溜まったガソリンがオイルタンクに流れて溜まっていきます。こうなるとエンジンは始動しないというよりもセルモーターが圧での回らなくなるという現象になるかと思います。無理に回すとエンジン自体が壊れる可能性があります。

確認方法は簡単です。
燃料コックからキャブレターへ繋がっているホースを外してみる。(コックは普通のONの状態)

これだけです。

◎正常な場合・・・・燃料は漏れない(負圧が働いている)
×壊れている場合・・燃料が漏れてくる

壊れている場合には、直ぐに燃料コック自体を替えましょう!
ばらしてOリングを替える方法もありますが、古ければ全てアセンブリーで交換した方が安全です。

コックを交換したら、念のためオイルも新しい物に交換した方が良いでしょう。
ガソリンが混じったオイルでは粘度が下がっているのでエンジンに良くありません。

これから寒い時期になってくるので、「もうバイクは少し休眠」という人もいると思いますが、2.3ヶ月乗らないという事であればキャブレター内のガソリンは抜いておくのがベストでしょう。キャブレター下部にドレンの抜くネジが付いているはずです。

燃料タンクはガソリンを満タンにしてフューエルワン等を入れておくのがベストです。
満タンにしておく理由はタンク内が蒸発した水滴で錆びるのを防ぐためです。

私は、寒くても雪が降った後以外は、ワークマンのイージスを着て乗るつもりでおります。

冬は冬で寒いけど良い景色があるんだよね。

安全に安心してバイクが乗れるようにメンテナンスを怠らないようにしたいと思います。