燃料タンク –          おやじdemo_CentOSを使う
7月 152020
 

※初めて読まれる方は、前記事の令和時代のバイク中古車の選び方について その①を読んでから本記事を読んでいただけると分かり易いと思います。

その①で先ずは焦らずに欲しいバイクの良い所、悪い所を調べてみようというところまでお話をさせていただきました。

特に若い方は「直ぐに乗りたい」、「早く購入して友達と一緒に走りたい」という欲求に負けてしまい、「まぁ、これでいいか」と容易に納得してしまうケースが多いと思います。

そこは客観的に、冷静になって良いバイクを選択するために我慢して調査する事も大事であるという事でした。

バイクは自転車と違い、調子が悪い、壊れている、部品を替えなくてはならない等で思ったよりも費用がかかります。

特にエンジン系であれば不安でツーリングに行けず、途中で止まってしまったりと嫌な思いをする事もありますし、修理費も場合によっては高額になる事だって考えられます。

★大事なのは外装よりもエンジン?

バイクはその特性上雨ざらしで保管されている車両が多い。

雨に濡れても平気と思っているが、やはり濡れてしまえば錆びが出たり、メッキがくすんでしまったり、湿気で至るところがダメージを受けてしまいます。

やはりバイクでも雨ざらし状態だった車両はなるべく避けたいところです。

でもどうやって確認すればいいのか?

私の場合には・・・・

①ネジ穴の錆びがあるかどうか
②ゴム類の痛み・劣化状態
③メッキ、アルミ部分のくすみ、白錆び

①の場合には、エンジン周辺のネジ類が錆びていないかチェックします。
ネジ穴の中に水が溜まっていた場合には赤錆が出ていたり、ネジが傷んでいます。

②ゴム類は防水で使われている部分も多くあり、濡れている時間が長いと弾力性が無くなり、ひび割れ等を起こしていて、防水性能が下がっています。

③雨に濡れている時間が長いと、アルミやメッキの銀色部分にブツブツのような錆びが出たり、ホィール等のアルミ部分は皮膜の塗装が剥げてしまい白錆びが浮いている場合があります。

部品が交換されていたり、再塗装されていたりすると元の状態が分からない事がありますが、①のネジ部分の錆びを見ると、このネジまで交換されているケースは少ないのでおおよそ判断が出来ると思います。

そして絶対に見なくてはならない場所があります。

それは燃料タンクの中です。

キャップがしてあっても内部に錆びが発生します。

これは、ガソリンタンク内部の温度が上がりガソリンから水分が蒸発して内部に結露として張り付き、それが錆びて内部に落ちてゆき、キャブレターを詰まらせる要因となってしまうのです。

状態が悪い燃料タンクであれば、内部錆びて穴があき、ガソリンが漏れる事もあります。
非常に危険です。

そしてもう一つが、燃料タンクの底に水が溜まってしまっている場合です。
水はガソリンよりも重たいので底に蓄積されていきます。

長い間、燃料タンクの底に水があれば、やはり底部が錆びてきます。
錆びると同じくしてガソリンに水が入り込みエンジンが調子悪くなるようになります。

水がキャブレターに溜まってしまうと、アクセルを吹かしても吹き上がらずストールしてしまいます。

私的には、燃料タンクの錆びはバイク故障の根源だと思っています。

燃料タンクが錆びてしまい、ガソリンが染み出ている場合、バイクが非常にガソリン臭くなります。

キャブレターをいくら調整しても燃料タンクが錆びていたら何度直しても詰まりますよね。

だから、燃料タンクの内部の錆び、底部の水、を確認してください。

錆びていても、安易に「錆び取りすれば良いんだろ!」と思わない方が良いです。
一度、発生した錆びは全てを取り除く事は出来ないので必ず再発します。

また、一度錆び取りをしたタンクは鉄板が薄くなっており、穴も開きやすい。
燃料タンクの塗装表面にブツブツが出来ていたら、そこはもう錆が浮いている状態です。

燃料系の故障の要因となる元は燃料タンクです。

 

また長くなりましたので、その③に続きます。

1月 042018
 

明けましておめでとうございます!

今年も「おやじdemo_CentOSを使う」をよろしくお願い致します。

今年のお正月休みはいかがだったでしょうか。
ゆっくりと自宅で過ごした人、旅行に出掛けた人、仕事していた人、様々かと思いますが、私の場合には、年末の30日の夜に忘年会があり、ゆっくり年末が来る時間を過ごすことができなかった感じであります。

元旦から3日になるまでは、駅伝を見ていると一気に終わりますね。

かと言って、正月から一人でバイクに乗るのも気が引けます。
元旦から3日間は天気が良かったから尚更です。

元旦に朝早く(5時頃)に神社にお参りに行く時もバイクが走ってました。
この寒い中、バイクを乗るとは余程好きではないとできないですよね。
私は「寒そう!」と思うよりも「楽しそう!」と思ってしまう。
その寒さの中走るのが良いんですよ。

それよりも乗れない方が辛い。

やりたい事が出来ない時の感覚って嫌ですよね。
車に乗りたいけど乗れないとか、パソコン触りたいのに触れないとか・・・。

まぁ、我慢した分、その行為をした時に良い気分になれると思いますがどうでしょうか。

バイクに関しても今年はメンテでやらなければならない事がある。

それは燃料タンクの錆取り、内部のコーティングです。

コーティングとはガソリンタンクの内部を樹脂で被膜を作るということです。
コーティングする事により内部が錆びて小さな穴があったとしても埋まる可能性もあるし、錆取りが済んでからコーティングすれば錆が燃料に混ざって流れる事がなくなる。

もう25年前のバイクなので燃料タンクを覗くと錆が見える。
錆があるという事は、その錆が流れてキャブを詰まらせてしまう可能性が高い。
下手すると燃料コックのフィルターを詰まらせる事だってある。

タンクのメンテを考えてバリオスA型の燃料タンクの予備を某オークションで一つ落札しておきました。色は赤で同じです。凹みは上部に一か所ある程度で細かな線傷はあるものの痛みは少ない良品だったと思います。

このオークションで仕入れた燃料タンクは上から覗いても錆が見えない。
給油口もきれいなものです。

ただ、同じA型の中古品なので内部がどうなっているか分かりません。
取付ける前に内部がどうなっているのか確認するようだ。

一番楽なメンテ方法は、今の錆びている燃料タンクとこのオークションタンクを交換する方法です。錆びたタンクを外して、燃料を抜き、取付用のゴムやコック、裏側に緩衝用のスポンジを取付ければほぼ完成する。バリオスのマークもちゃんと付いている。

気になる点は給油口手前の小さな凹みと線傷である。

錆びたタンクは凹みや傷が無い。
しかし、内部が錆びだらけでキャブレターを詰まらせてしまう可能性が高い。

この錆をサンポールや花さか爺で取り除いて内部をコーティングするかどうか悩んでしまう。この作業をするにしても2.3日は要するし、錆が取れた後にタンク自体の鉄板が薄くなっていまう事もある。

一度、交換してから考える事にするか。

タンクが綺麗になった状態にしてからキャブを一度清掃し、同調を取れば完璧になるだろう。

バイクの燃料タンクは消耗品であるという事ですよね。
中古車でバイクを購入する時には必ずタンク内を覗いてみる必要があります。少しでも錆が見えた場合には、購入条件で錆取り、コーティングをお願いするとかした方が良いだろう。

タンクを外したり、ガソリンを抜いたりする作業は素人では危険を伴うし配管も間違えたらますい。
仕組みや構造を理解してから作業する内容かと思います。

バイクにも乗りたい、メンテもしたい。

しかし、時間があまり無い。

今年も我慢をしなければならない1年になりそうだ。