ノートパソコンというのは、モニターからキーボードまで一体化しているので古くなったら再利用が利かないという弱点があります。
正常に動作していてもCPUが古い、OSが古いでは使い道が限られてしまい、特にwindowsの場合にはXPやらwindows7やらのupdate期限が切れてしまうと、新しいOSに入れ替えられないスペックのものは廃棄される運命にあります。
私がいくらPCが好きでも全てのPCを救う事は出来ません。
デスクトップであれば出来る限り再利用可能な部品を取ったり、上位のCPUに入れ替えたりをして使えるようにしますが、ノートPCでは手間がかかるだけで再利用という面では難しい機種でもあります。
仕事場で2台のノートPCの廃棄が出てきました。
1台はwindowsXPでメモリも1GBのもの。
もう1台がPentium DualCoreのメモリ4GBのものです。
XPは前から使用をしていなかったのだが、棚の奥にしまっていたため誰の目にも触れず密かに隠れていました。
PCはこのノートPCでも上位のクラスの機種ですが、いかんせんスペックが低すぎる。
Linuxでも入れて勉強用には最適なのかも知れないが、私の仕事場でLinuxを勉強しよう!なんて考える人は誰も居ない。
とりあえず私の机の脇で少しの間保管をしてみる事にする。
もう1台のDual CoreについてはLinuxで使えそうである。
SSDに入れ替えなくてもサーバーにする訳でもないので自分用のPCと考えた。
自分が普段使っているwindows10のデータバックアップ及びサーバーへの接続用としての使い道である。
普段使用しているwindows10はDELL製品で第2世代のCore-i3が入っているが、いかんせん古く、今は調子よく動作しているがいつどうなってもおかしくない品物でもある。
このPCには私が作ったデータベースやらサーバーのID、パスワードから資料が沢山詰まっており、Linuxで作ったサーバーにもデータは退避させているが、サーバー自体も同じ時期のDELL製品で作ったものであり、怪しいと言えば怪しいのである。
ノートパソコンであれば、データをバックアップする時だけ起動し、保存している間は電源を入れなくて済むので安心と言えば安心である。サーバーのように常時電源ONの状態であれば、急な停電やマザーボードの故障などいつ起きてもやむ負えないが、電源OFFであれば機器の寿命も伸ばす事が可能だ。
資料が必要になった時もノート毎移動させる事も出来るし、大きなUSBメモリと考えても良いのではないだろうか。
インストールは使い慣れているCentOS-6の最終Verとした。
仕様はデスクトップとしてセットアップをした。
Sambaを設定し、ネットワークでホルダーが見れるようになれば完了である。
少しずつ大事なデータを移動させていく予定である。
一度に大量のデータを移動させるとエラーを起こしやすくなるので一度に沢山のデータは数回に分けて移動させるようにした。
やはりサーバー以外に自分用のLinuxマシンがあるのは何かと便利である。
ちょっとしたLinux設定の勉強や忘れがちなコマンドを思い出したりする事が可能だ。
雀百まで踊り忘れずですね。
皆さんも古いノートパソコン捨てずに再利用してください。
Linux入れれば何かしら得る物があると思います。