再利用 –          おやじdemo_CentOSを使う
10月 262020
 

ノートパソコンというのは、モニターからキーボードまで一体化しているので古くなったら再利用が利かないという弱点があります。

正常に動作していてもCPUが古い、OSが古いでは使い道が限られてしまい、特にwindowsの場合にはXPやらwindows7やらのupdate期限が切れてしまうと、新しいOSに入れ替えられないスペックのものは廃棄される運命にあります。

私がいくらPCが好きでも全てのPCを救う事は出来ません。

デスクトップであれば出来る限り再利用可能な部品を取ったり、上位のCPUに入れ替えたりをして使えるようにしますが、ノートPCでは手間がかかるだけで再利用という面では難しい機種でもあります。

仕事場で2台のノートPCの廃棄が出てきました。

1台はwindowsXPでメモリも1GBのもの。
もう1台がPentium DualCoreのメモリ4GBのものです。

XPは前から使用をしていなかったのだが、棚の奥にしまっていたため誰の目にも触れず密かに隠れていました。

PCはこのノートPCでも上位のクラスの機種ですが、いかんせんスペックが低すぎる。

Linuxでも入れて勉強用には最適なのかも知れないが、私の仕事場でLinuxを勉強しよう!なんて考える人は誰も居ない。

とりあえず私の机の脇で少しの間保管をしてみる事にする。

もう1台のDual CoreについてはLinuxで使えそうである。
SSDに入れ替えなくてもサーバーにする訳でもないので自分用のPCと考えた。

自分が普段使っているwindows10のデータバックアップ及びサーバーへの接続用としての使い道である。

普段使用しているwindows10はDELL製品で第2世代のCore-i3が入っているが、いかんせん古く、今は調子よく動作しているがいつどうなってもおかしくない品物でもある。

このPCには私が作ったデータベースやらサーバーのID、パスワードから資料が沢山詰まっており、Linuxで作ったサーバーにもデータは退避させているが、サーバー自体も同じ時期のDELL製品で作ったものであり、怪しいと言えば怪しいのである。

ノートパソコンであれば、データをバックアップする時だけ起動し、保存している間は電源を入れなくて済むので安心と言えば安心である。サーバーのように常時電源ONの状態であれば、急な停電やマザーボードの故障などいつ起きてもやむ負えないが、電源OFFであれば機器の寿命も伸ばす事が可能だ。

資料が必要になった時もノート毎移動させる事も出来るし、大きなUSBメモリと考えても良いのではないだろうか。

インストールは使い慣れているCentOS-6の最終Verとした。
仕様はデスクトップとしてセットアップをした。

Sambaを設定し、ネットワークでホルダーが見れるようになれば完了である。

少しずつ大事なデータを移動させていく予定である。
一度に大量のデータを移動させるとエラーを起こしやすくなるので一度に沢山のデータは数回に分けて移動させるようにした。

やはりサーバー以外に自分用のLinuxマシンがあるのは何かと便利である。

ちょっとしたLinux設定の勉強や忘れがちなコマンドを思い出したりする事が可能だ。

雀百まで踊り忘れずですね。

皆さんも古いノートパソコン捨てずに再利用してください。

Linux入れれば何かしら得る物があると思います。

9月 022016
 

久しぶりに読者の方からメールを頂きました!(ありがとうございます)

内容はざっくりと「古いパソコンの部品を交換するよりも最新のパソコンを買った方が無難ではありませんか?という内容でした。

確かに最近のパソコンは安いし速い。旨くはありませんが・・。

ノートパソコンだってSSD搭載で4コアのCPUだって5万円を切って販売しています。
そういう面を考えると、中古パソコンに金を掛けるのもどうかと思う訳ですよね。
それは、個人の考え方次第ではないですかね。

古いパソコンと言っても、現在どうにか使える物ともう過去のマシンとなっていて飾り物的なパソコンだってあるはずです。

自分がお金を出して使ってきたパソコンに愛着があるかどうか。
そして、新しいパソコンを買った場合、要らないから捨てるのかどうか。

分かり易く置き換えると・・・・

新しい女が出来ました。

古い女房はもう肌もボロボロ、反応も悪い。
しかし、愛着だけはある。

冷酷に、新しい女が出来たからと言って、捨てられますか?

「いやぁ俺は、直ぐ捨てるよ!」と言う人。
「今まで大事に使ってきたから、もう満足だし、いいや!」と思う人。
「とりあえず、二人とも傍に置いておくか」と思う人。

色々と人間の場合には、恩とか義理とか人情とか入りますよね。

しかし、機械の場合はどうですか?

機械には恩も義理も人情もありません。
でも日本的な考え方をすると、機械にも神様がいるかも知れない。

大事に扱ってくれたお礼に何かの徳をくれるかも知れない。
私はいつもそう思うようにしています。

もしかして、Linuxを覚えられたのも中古部品や中古パソコンの鶴の恩返しかも知れません。

まだ使える愛着のあるパソコンであれば部品交換で使えるようにしてあげたい。
でも、もうそのようなマシンでは無いと思ったら引退させてあげる。
引退したからと言って、捨てる訳では無い。

その時代のOSで初期状態に戻し、ネットを使わないでしまっておけばいい。
ただ、それだけです。

忘れた頃に押入れから出して、起動してみると懐かしい思い出が甦るかも知れません。

9月 072014
 

久しぶりにメールで質問が来ました。

内容は・・・・「XPで使用していたNECのデスクトップ’(ブック型で中古で4年使用)を自宅サーバーにしようと思っています。何か注意する事はありますか?メモリは1Gです」という事なのですが・・・・

先ずブック型はケース内の体積が小さく、そして空気のINとOUTの流れが悪い。
サーバーで使用するならば、その点をまず考慮すべきと思います。
空気の流れを良くする為には、LinuxなどOSを入れた後、DVD-ROMを外し空間を作ります。無くなった5インチベイは不要なカバーを取り付けるか、上手く加工してメッシュ的な役割のする形状にすれば最高です。必要な部品は、5インチベイカバーと排気ファン(静穏に交換)、CPUファンも掃除をしてください。これで静かでパソコン本体内部の温度もだいぶ変わると思います。

なにしろ、ブック型のPCは、CPUに負荷がかかると、CPUファンが高速回転をするようになっています。これが家ではうるさい。CPUファンも静穏タイプのファンに出来たら交換しておく方が後々良いと思います。5インチベイについては製品で空気の取り入れが出来る物があればそれでも大丈夫ですし、余っている5インチベイのカバーがあれば、穴を開けたりして自分也に加工するのも悪くはありませんし、経済的です。本体に埃が入らないような工夫もするべきです。

そして、PCの部品関係ですが・・・・

先ずはメモリです。
現在1GBですが、多分、メモリスロットは2つあるはずなので、最低でも1GBを2枚の2GB、余裕があるなら2GBを2枚の4GBにすれば64bitのOSでもいけます。古いパソコンなので、CPUは多分、Core2Duoあたりなのではないでしょうか。メモリはDDR2になります。中古で買えば1GBを2枚買っても2000円ほど、4GBであれば4000円ほどではないでしょうか。サーバーにするならメモリは大切なので、ここはケチらず投資して欲しいと思います。

その次にHDDです。
現在の容量は分かりませんが、その時代のHDDであれば、あっても120GBか80GBあたりでしょう。だいぶ消耗しているHDDとなるので、ここは奮発してHDDは入れ替えましょう。
安いHDDで充分ですが、コスパを考慮すると1TB~2TBあたりです。価格で7000円前後です。今のHDDは取り外して、データ用もしくは予備HDDとして、外付けUSB接続のケースだけ購入して使うという手もあります。これは2.3000円かかるので、とりあえず保存しておけば良いと思います。

メーカー製のPCは自作PCと違って、本体を分解するときに結構面倒だったりする場合があります。
一度、内部の清掃も含め、ケースを開けて見てみる必要はあります。電源も危ない部品の一つですが、現在普通に使えているならば、こちらも掃除を忘れないようしてください。

私のお奨め自宅サーバー仕様でかかる経費ですが・・・・

①メモリ増設 2GB     2,000円
②ファン取替え(2点)  2,000円
③HDD交換(1TB)    7,000円   合計11,000円

安く部品を購入出来れば、1万円未満に収まりそうです。
折角、時間をかけて設定したサーバーがHDDの故障で台無しになる心配も少なくなるので、ここは保険だと思い、交換をして欲しいと思います。普通にデスクトップPCとして使用するにしても、PC本体の掃除などはしておく事は必要な作業です。

この投資した1万円が結果として高い物になるのか?
それは、自分の知識経験値として身に付くかどうか、安い投資になるかは、質問者である方次第です。

コア2のメモリ2GBであれば、CentOS-6をお奨めしておきます。
CentOS-6でGoGo!してください。