毎日、暑い日が続いていますが、みなさんのPCの調子はいかがでしょうか。
普通のPCならば、使う時だけ電源を入れて、使い終わったら電源を切りますから調子的には熱暴走しているかしていないか、使っていながら確認できると思います。
しかし、サーバーの場合には人知れず動いているので、熱暴走なんてされたもんならサーバーとしての意味がありませんし、サーバーにアクセスした時の不安定さと重さに耐えられなくなると思います。
家のサーバーですが、稼働させて約1年3ヶ月過ぎました。
ATOMはGIGABYTE D510です。
暑い夏の時期は2回目となります。
サーバーを置いてある部屋は寝室にある私の机の下の棚にあります。
寝室は夜中寝る時にはエアコンを付けますが、昼間はエアコンも付けず、窓を少し開けてある程度のとても暑い部屋です。室温的には40℃近くあるのでは?と思います。
この中でATOMサーバーは毎日、健気に動いてくれています。
少し前まではCPU熱で困っていた経緯(AMD K6・pentium3・pentium4など)があり、サーバーを作った当初はとても心配していました。昨年も同様にエアコンなしで動いてくれてました。
サービスは、mail、FTP、httpd、SSH、SQLを動かしています。
熱さ情報を端末で確認すると・・・・・
# sensors (I’m sensorsというソフトを追加して入れてある)
coretemp-isa-0000
Adapter: ISA adapter
Core 0: +48.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)
Core 1: +45.0°C (high = +80.0°C, crit = +100.0°C)
it8720-isa-0290
Adapter: ISA adapter
in0: +1.09 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V)
in1: +1.86 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V)
in2: +3.38 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V)
in3: +2.96 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V)
in4: +3.07 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V)
in5: +4.08 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) ALARM
in6: +4.08 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) ALARM
in7: +2.18 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V)
Vbat: +3.26 V
fan1: 5443 RPM (min = 0 RPM)
fan2: 675000 RPM (min = 0 RPM)
temp1: -55.0°C (low = +127.0°C, high = +127.0°C) sensor = thermistor
temp2: +54.0°C (low = +127.0°C, high = +127.0°C) sensor = thermal diode
temp3: +54.0°C (low = +127.0°C, high = +127.0°C) sensor = thermal diode
cpu0_vid: +1.750 V
というように、そんなに熱くなっていません。
ちなみにcore2-duoのE6600というと・・・・
coretemp-isa-0000
Adapter: ISA adapter
Core 0: +58.0°C (high = +78.0°C, crit = +100.0°C)
Core 1: +57.0°C (high = +78.0°C, crit = +100.0°C)
やっぱり10℃以上ATOMより温度が高いです。
部屋は27℃でエアコンを付けている部屋でこれですからね。
これからサーバーを作ろうと思っている人も心配しないでも大丈夫です。
一人暮らしの締め切った部屋でもATOMなら正常に稼働します。
低電圧のCPUならほぼ平気なのではと思います。
AMDーC60なんかならそんなに熱もたないと思います。
ノートパソコンをサーバーにしている人もいますが、ノートPC自体がそんなに長く稼働させる(連続使用)事を考慮して作られている訳ではないので、この暑さでは難しいと思います。・・・使えないという事では無く、機器が壊れ易くなるという事です。念のため。
サーバーはメモリが多く積んであり、CPUも速いものと思いがちですが、速さではなく、こんな暑い日にもエアコン無しの部屋で安定動作するというのも、ATOMのもうひとつの特技ではないでしょうか。