こんなに進んでいる地域も有るんだぜ –          おやじdemo_CentOSを使う
11月 212013
 

「全事務職員がLinuxデスクトップを使用している町役場」は実在する
(2006.5.10日経BP社記事)より一部引用です。

二宮町は栃木県にある人口約1万7000人の町。二宮尊徳ゆかりの町名と「いちご産出量日本一」で知られる。同町は、町役場の事務用パソコンのすべ て、約140台をLinuxに入れ替えるという前代未聞の挑戦を行っている。OSをLinuxにするだけでなく、オープンソースの OpenOffice.orgやFirefox、Thunderbirdでワープロ、Web、メールによる業務を行う。記者の知る限り、日本で例のない試 みだ。

同町が役場をあげてLinuxに移行することになったのは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施した「自治体におけるオープンソース・ソフト ウエア活用に向けての導入実証」に参加したからだ。この事業は、オープンソース・ソフトウエアを自治体のデスクトップ機で使用する実現性と課題を明らかに するための実験である。同町は2月にLinuxへの移行を開始した。

この実験には二宮町のほか、北海道札幌市、沖縄県浦添市、大分県津久見市が参加している。しかし他の自治体は規模が大きいこともあるが一部部署への導入にとどまる。役場全体でLinuxデスクトップに移行するのは二宮町だけだ。 正確には、税務や住基ネットなどの端末として使用しているパソコンは既存のWindowsマシンを継続して使用するが、そのほかの事務用デスクトップ・パソコンは町長のものも含め、すべてLinuxに取り替える。

今の時代、Windowsが主流の事務処理の業務でオープンソースのLinuxをメインに行政が使ってるなんてすごいです。すごいというよりも、Linuxを導入しようと決めた方々の心意気というものを感じさせてくれる内容です。

バブルが弾けてからというもの経済的に落ち込み、どこの地域も税収が少なくなってきています。
昨日もちょこっと書きましたが、Windowsを使うコスト面では経費として多大なものがあると思います。
WindowsのOSとoffice、アンチウイルスソフトなどです。
それを全て無償のOSに切り替え、ソフトもopen-Office.orgを使用する。それも町長までです。

本当にこの判断って、とてつもない事かと皆さんも感じていると思います。

記事の中では、導入に関して、研修はたったの1日、以後のサポートは役所内にサポートセンターを置き、ソフトの扱いなどの手助けをする程度だったようです。職員の方々も多分、一度も触った事も無いOSでビックリしたかと思いますが、「老朽化したパソコンや古いソフトを買い換えるお金を、住民サービスに回せるのなら」という気持ちで取り組んだ事は非常に意味の有る事だと思います。

Linuxであればヴァージョンを選ぶ事によって、古いPCでも動作させる事が可能ですし、一番重要である、情報の漏洩という点においても役所の職員の方々が使う道具としても最適ではないですか。それに使っている内にLinuxを覚えてしまう。

記事の結論は・・・「結局は慣れの問題」

禁窓すればLinuxを使えるようになるのです。(禁窓とはWindowsを使わない略)
そのためにも、一家に1台Linuxマシンを作り、禁窓を2.3ヶ月すれば、普通に使えるという事になります。

そうです、「ペンギンさん、こんにちは!、窓さん、さようなら!」という合言葉となります。

大人の方々は無理としても、子供たちには両刀使いで触らせればすぐに覚えるし、Linuxが触れれば、Windowsは何も勉強しなくても普通に触れるのではないでしょうか?車で例えると、窓=オートマ ペンギン=ギア付き でしょう。やっぱ、楽しちゃいかんよ。特に若いうちは・・・。

そんな事で、みんなで禁窓重点キャンペーン!

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