FMV-BIBLO NB50GにBeanを入れてみる

投稿者: | 2015年10月2日

仕事先の倉庫から怪しい一品が出てきました。

その名は「FMV-BIBLO NB50G」です。

シルバーの本体で前面にブルーの液晶があります。
この液晶の中にアクセスランプと同じ役割のアイコン(HDDやDVDなど)が出ている時はアクセスしてますよ!という事のようです。

しかし、ランプと違い、アクセスの強弱が分からないし、目立たない。
一言で言うと、見栄えはいいが意味が無いような感じでしょうか。
こんな部品一つで、PCの価格が高くなる様な事であればどうなのかな?と思います。

おやじ的には「いらん問題」ですな。

そしてスペックですが、CPUはceleron2.2GHz memory256MB HDD40GB ATA100 VGA Radeon IGP 340Mという今のPCからするとチープな仕様です。唯一の利点はRadeonがオンボードという事くらいでしょうか。メモリもオンボードの256MBしかありません、積めても最大で768MBという事です。
bean2このメモリではLinuxでの復活も難しいな・・・。と感じていましたが、家で古いノート用PCのメモリを探してみたところ256MBのメモリが見付かり、早速取り付けをしました。この型式のFMVは液晶の下にあるノッチを押しながらパワースイッチのある板を左にずらすと外れ、そのままキーボードが外れるとても簡単な仕様となっていました。ドライバーも使いませんでした。

そんな事でメモリ取付けは3分程度です。
苦手な人でも5分で出来るでしょう。

今回の復活のために考えたOSは2点です。
1つ目はPuppy-Linux、2つ目がLinux-Beanです。
どちらもGNU系ですが、Puppyは家で使って知っているのでBeanでGoGo!することにしました。
bean1このBeanですが、日本製?というか日本人がubuntuに改良を加えて作られている点も好感が持てますし、本家のubuntuよりも良く出来ているなと思うところもあります。その上、CPUが古い、遅いタイプの旧型PCでも動作してくれる点も良いところです。

ubuntuを検討している人は一度インストールしてみる価値はあると思います。

ただし、そこそこ古いPCでも動くと言ってもブラウザや動画等の動きに関しては、CPUパワーそのものの力が出てしまうので、マルチメディア的な使い方よりも、普通にメールやofficeなどの書類作り、サーバーへの遠隔操作、Linuxの勉強用という風に物事を考えた方がよろしいと思います。

古いPCをLinuxで復活させたなら、そのパフォーマンス度で何に使うかを決めれば良い。
CPUやメモリの搭載量によってはwindows7と同等の速度で使える可能性だってあります。
XP時代のPCは、こんなcerelonからpentium4、pentiumM、core2duo、core2quad等沢山の種類のCPUがあるので、今回のcerelon2.2はXP時代の初期型と考えた方が良いと思います。

インストールのやり方はMintなどと同様です。
一度、DVDで起動させて、デスクトップ上にあるインストール用のアイコンをクリックするとubuntuのようなインストール画面が現れます。

問題だったのが、インストール用のアイコンをクリックしても動かなかった点。
CPUが非力なのか、メモリが不足なのか分かりませんが、待っても待っても動かない。

そのような場合には、端末か操作して下さいと最初の説明に書かれています。
ターミナルを起動させて、# ubiquity gtk_ui –automatic と打ち込みます。
これで少し待てばインストール画面が起動すると思います。

結構、待たされるので、コマンドを打ち込んだら他に操作しない方が無難です。
余計な操作をすれば負荷が増えるだけです。

インストール画面が起動すれば今までのLinuxの中でも一番楽な感じがしました。
HDDの中身の構成など自動的に区切ってくれるし、インストールも速い。
updateや追加したいソフトなどもチェックすれば勝手にインストールしてくれます。
Linux初心者の人向けになるべく難しくならないような配慮が伺えます。

これからパフォーマンスを見ながら何に役立てるか考える予定です。

KDE型のデスクトップが美しいので何かに生かしてあげたいと思う。

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