実は私の家は町の自転車屋だったんですね。
町の良くある個人経営の自転車屋さんで修理をしたり新車、中古車、バイクも販売していました。
そんな環境で育ったので、自然と機械いじりが好きになったのかも知れません。
自転車に関しては私が中学、高校の頃の方が値段が高かったように思います。
今のようなママチャリが主流ではなくて、流れるウインカーが付いていたり、ブレーキがディスクであったり凝った作りの自転
車だったように思ってます。自分でスピードメーター付けている人もいました。
それが、いつの間にか安い海外生産のママチャリに席巻されてしまい、日本国内の自転車メーカーは本当にダメージを受けたのだと思います。打撃はメーカーだけではなくて、卸問屋や町の自転車屋さんも大きなダメージを受けたと思っています。
★昭和時代の自転車=高価で大事に扱っていた乗り物
★平成時代の自転車=使い捨て、壊れたら買う乗り物
使い捨ての乗り物になってしまった事で、町の量販店やちょっとしたスーパーでも販売するようになってしまいました。昭和の時代には大事に扱い、修理をして長く乗る個人の乗り物でした。一時は量販店で購入した自転車の修理はし ないという町の自転車屋さんもあったほどです。(自転車協会とかで決めていたのかも知れません)
そして景気が悪くなり安価なママチャリが若い人にも普及、それが自転車の中心になっていきました。その反面、高価なロードスポーツやマウンテンバイク等趣味の世界の自転車も少なからず増えていきます。
★趣味としての自転車は非常に高価と二極化する
その内、電動アシスト自転車が販売されるようになります。
出始めの頃は、電池が大きく重たい、乗れる距離も短いものでした。電池が切れると普通の自転車よりもこぐ力が必要で電池が生きていないと乗れない自転車でした。
そして、その電動アシスト自転車が色々なサイズで販売され現在に至っています。
★電動アシスト自転車が売れ始めると原付バイクが売れなくなった!
今まで原付(50cc)バイクに乗っていたおじいさん、おばあさん等は電動アシスト自転車に切り替える、近場の通勤で原付を使っていた人も燃料費を考えて電動アシスト自転車に移行、YAMAHA、HONDA、SUZUKIの原付が全 然売れなくなってしまう。
この頃から業界はバイク生産を海外に移していく。暴走族=バイク=悪 という論理になっていく。
日本では高校生に3ナイ運動(バイクに乗らない、買わない、免許を取らせない)という事を押し付けた結果なのかも知 れません。
★日本は屈指のバイクメーカー国なのにとんでも無い事を啓蒙していた
こんな環境で長い期間、バイクが売れない時代をメーカーは我慢して作ってきたんですね。
しかし、最近では原付は日本独自のガラパゴス仕様なので、売ってもコストに見合わない=生産を中止したいと業界から要望もあり、アジアで主流の125ccの小型自動二輪を日本でも主流にして行こうかという方向に向いてきた訳です。
★そして令和時代となり、小型2輪がくるのか?果たして電動アシスト自転車時代となるのか?
電動アシスト自転車と電動自転車では全く意味が違うので注意して欲しいと思います。
電動自転車は駆動がフル電動=ペダルをこがなくても走る=免許・ナンバーが必要
電動アシスト自転車=ペダルをこぐ補助動力として駆動する。
中華製品で「電動自転車」と言うと、このフル電動化された自転車形態のバイクを表する事になるので注意が必要です。「見付からなければ大丈夫」とか言っていてもヒヤヒヤして乗っているのはいかがなものですか。
令和時代は高齢化社会になる幕開け時代です。
町の商店街も高齢者の人達で交通ルールがあって無いような状態になっていますよね。
そんなところへ高齢者が電動アシスト自転車で走られると非常に危険だと思います。
電動アシスト自転車も免許とは言わずに資格制にするとかしないと思いますが・・・・。
女性(子どもを乗せた)の運転も勝手な人多いですし・・・・。
自転車にも任意保険がある時代ですからねぇ。
皆さんはどうお考えですか?