仕事場では私が作ったLinuxのsambaサーバーを使っています。
これは各事業所に1台ずつ設置して、個人使用のパソコンの大事なデータbackup用にしています。
かれこれ最初のサーバーを作ってから8年以上経過していますが、まだ動いています。
停電などの障害、もしくは電気の設備点検の時にしか電源は切らない状態です。
それも古いDELLのパソコンやCore2時代のCPUを搭載している旧型パソコンです。
外見は古びてくたびれた外装ですが、中身は現役です。
我々、還暦過ぎのおやじ的なサーバーになっています。(ちゃんと仕事してます)
LinuxのOSはCentOSであったり、ScientificLinuxであったり、MINTであったりします。
私の事務所ではScientificLinuxを使用しています。(ほとんどCentOSと同じです)
メモリは4GBしか搭載していませんが、sambaとして休みなく動作してくれている上、Httpdについても仕事先のホームページの試験環境としても活躍しています。
月に1度程度、電源を落としてファンやケース内部の埃を取るようにしている程度でハードディスクもその旧型PCに付いていた製品をそのまま使用していますが使えています。
何だかんだで10年近くなるのでディスクの交換をしておいた方が安心と言えば安心ですよね。
ただ、問題なのが私のいない事務所のサーバーです。
サーバーを設置した時に使い方や内部のディレクトリ構造、保存するファイル等をワードで説明文を書いて渡したつもりでしたが、社員も入れ替わった事務所ではその事が引き継ぎされていませんでした。
私のところに電話があり・・・・「サーバーの容量が一杯になっているのですが・・・」と問い合わせがありました。
聞いたところ、クライアントのWindowsPCから見るともうディスクが一杯で赤く表示されているとの事です。
私がその事務所に赴き、内部の状態を調べると、こりゃまた凄い状態のファイルがあります。
年度毎、仕事毎に区別されていれば分かり易いのですが、ルートに個別のファイルからどうでも良いファイル、ホルダーまで置かれています。
私も次の作業はせずに、その事務所のお偉いさんに伝えました。
「ディスクを増設したという事でしたが、先ずは不要なファイルとディレクトリを整理整頓してください。そうしないと新しいディスクを付けてもどのファイルを残すのか分かりません」
大きなファイルはデジカメの写真と動画でした。
このファイル関連を削除するだけで容量は半分以下になったようです。
動画や写真は良い物、後々使えそうなファイルだけ選別してサーバーに残すという決まりにしました。
そして個人のどうでも良いファイルはサーバーに置かない。
一時的に置いても不要になったら削除するという決まりも作りました。
結局は不要なファイルの削除とディレクトリの整理だけで、容量もまだまだ使えるという結果になりました。
やはりサーバーを設置している事務所には、ある程度サーバーを管理する事が出来る様な人材が欲しいところですね。
現場の社員さんから「教えて欲しい」という言葉が出てこないのが不思議です。
私のLinuxについては、50歳前後で覚えたので、これが30代とか若ければ仕事も変わっていただろうなとつくづく思いました。
今後、win10の中古PCが安く出回る事が予想されるので、若い人はLinuxサーバーの勉強でもどうですか。
普通の事務所でもサーバーの管理・メンテナンスの人材としては今後、今以上必要になると思われます。
暇つぶしとしても良いし、自宅のネットワーク環境に入れて遠隔操作の勉強にもなるし、HPやワードプレスの制作環境も作れます。
その際には中古ノートPCよりもデスクトップPCを選んだ方が無難です。