Linux mint mate –          おやじdemo_CentOSを使う
9月 242017
 

CPUを交換してから毎日使うようにしています。

やはり一番は安定して使えるかどうか?です。

CPUを交換して一番気になるのは、突然パソコンが固まったり、落ちたりする事であり、これはCPUの温度の上昇により排気が追いつていなかったり、ヒートシンク自体が交換したCPUに適していないという事でもあります。

このVersaPro、型式はVJ16M/FD-4という機種です。
元々はCeleron-m 1.6GHzが付いていたノートパソコンです。
OSはLinuxーMint17.3 Mate 64bit を使っています。

どうしてWindows使わないの?と思う人がいるかも知れませんが、WindowsのOSを買ってまで使うのでは安く使えないからです。DSP版を購入するにしても1万円以上かかります。

そんな予算があれば、メモリ買ったり、SSD買ったりした方が良いと思うからです。

パソコンを使うにしても、Windowsでなければならない事があれば仕方ありませんが、他のパソコンでWindowsがあれば、何台も同じWindowsがあっても仕方ありませんし、他のOSを使って色々と試したり勉強したりする事の方が大切だと思います。

何回も記事で書いていますが、中古のパソコンはOSを買ってまで使うのでは決して安くはありません。
無償のOSを入れてこそ安く使える現在ではないでしょうか。

このLinux-mintをインストールした理由は、デスクトップとしてはLinuxの中で一番使いやすい、いろいろなドライバーも初期インストールでほとんど入る。そんなに自分でデスクトップをイジらなくても使えるデスクトップPCになるからです。

MintはDebian系のLinuxです。
関係OSでは、ubuntuなども仲間です。

どうしてubuntuよりmintなのか?
これは私の感覚かも知れませんが、mintの方がOSが軽く感じるからです。
ubuntuでもGNOME仕様にすれば良いのかも知れませんが、旧型のCPUを使う場合には、少しでも軽いと思われるOSをインストールしたくなるんですよね。

かと言って、Beanとかお犬さんでは軽すぎてしまう。
ちょうど良い使い勝ってがmintであるという感じです。

また、女性が使ってもLinuxとは感じさせないような画面構成もGoodだと思います。

そしてこのVersaproのCPU温度ですが・・・

$ sensors

acpitz-virtual-0
Adapter: Virtual device
temp1: +53.0°C (crit = +100.0°C)

coretemp-isa-0000
Adapter: ISA adapter
Core 0: +50.0°C
Core 1: +52.0°C

大体、アイドリング状態ではこんな温度を維持しています。
Chromeでネットを見る程度では大して変わりません。

動画を見ると・・・

$ sensors

acpitz-virtual-0
Adapter: Virtual device
temp1: +62.0°C (crit = +100.0°C)

coretemp-isa-0000
Adapter: ISA adapter
Core 0: +58.0°C
Core 1: +60.0°C

こんな感じに温度は上がりますが、慣れてくると段々と温度は下がってきます。

使っていて固まる、落ちるという事は一切ないので、Core2Duoの交換は正解ということになるのではないでしょうか。

9月 222017
 

CPUが昨日届いておりました。
そのCPUは前記事にも書きましたがCore2Duo T7200(2.0GHz/4M)です。
価格はヤフオクで600円程度でした。

事前にこのVersaProの型式に合わせてBIOSのアップグレードがあるかどうか?NECのサイトで確認しましたが、同じ型番のBIOSはありませんでした。

似た機種もしくは、T7200が搭載された同型機種のBIOSに入れ替えるか?という事も考えましたが、これは作動しなかった場合のみ作業する事と判断しました。

 

◆CPU交換作業内容(手順)

1.電源ケーブル・バッテリーを外しておきます。

2.本体を裏返し、メモリの入っている蓋を開ける(ネジは2本だけ)

3.銅色のヒートシンクがネジ4本で留っています。これを外す。

4.ヒートシンクはチップセット側にも伸びていて、こちらも外す(ネジは2本)

5.全てのネジを外すとヒートシンクが2.3cm浮かすことができ、CPUにアクセスが出来ます。

6.CPUマウントのネジを緩め、付いていた古いCPUを外します。

7.そして新しいCPUに付け替えます。

8.以上、逆手順でもとに戻して完成です。

正味、10分かかりませんでした。

超簡単です。

注意点は、CPUを付け替える際にヒートシンクを浮かせながら入れるので、無理やり入れてCPUのピンを曲げないようにする事ぐらいでしょうか。

 

◆怪しい箇所

1.やはり元のBIOSではCore2Duo T7200を認識せずに、Celeron2.0Ghzという表示になっています。

2.しかし、Linux-MINTでは正式にCore2Duo T7200(2.0GHz×2)と認識しており、CPUも2つグラフに 表示されていて、負荷をかけると、おのおの別々の周波数で動作している事を確認しました。

3.上記のBIOSのCPU表示の問題はあるが、動作的にはT7200を認識しているという事かと思います。
◆CPUの温度について

1.元々のCeleron-M 1.6GHzで動かしている時は、平常時で50℃前後、負荷時55~57℃ほどでした。

2.Core2Duoにしてから確認すると、平常時50~55℃、負荷時60~65℃に高くなりました。

3.ノートパソコン自体、CPUの熱の上がり方がデスクトップと違い高い傾向があるので、使いながら 様子を見るしかありませんが、動画を連続視聴していても、高いのは最初だけで、段々とCPU温度 が低下していき、55℃前後で落ち着くので問題はないかと思います。

 

◆CPU交換後のパフォーマンスについて

LinuxーMINTのMATE 64bitを使っていますが、SSD 120GB(SANDISK)の影響が非常に良く、起動はデスクトップのSSD並みに速いです。(スイッチオンから画面起動まで15秒~18秒程度)シャットダウンは1秒で電源が切れます。

Celeronの頃は、ブラウザでも開いてからもっさり感がありましたが、これが改善されて非常にきびきびとした動作となりました。YOUTUBEの動画もコマ落ちやカクカクするところはありません。

前に使用していたHPの6710bよりも速く感じます。

 

◆おやじの評価

NECのVersaProのCeleron-M搭載のパソコンを使っている人は、交換すべきですね。

理由は処理が速くなるだけではなく、CPU交換が簡単で誰にでもできそうである事、そしてCPUの価格がヤフオク等で購入できれば、1000円未満で仕入れる事が出来ること。

そして、SSDとメモリをフル実装すれば、普通に使えるパソコンに変貌するはずです。

Linuxの勉強用に最適なマシンではないですかね。

それに中古で購入しても、このNECのVersaProってビジネス用で安価で販売されている。
最初からCore2Duo搭載の中古とCeleron-M搭載の中古とよく比較して選んで欲しいと思います。

一言文句があるとすれば、パソコン本体の質感が低いという事ぐらいでしょうか。
これはビジネスモデルだから仕方ないところですかね。その分、中古でも安い筈かと・・・。

Linuxのインストールについては、今回はMINTのMATEを選びましたが、全然問題なくインストール出来た事もお伝えしておきます。