久しぶりにLinuxをインストールしました。
対象機器は仕事先で壊れていたノートパソコンで、富士通のLifebookです。
一見すると白いパール塗装のようなきれいな形状をしています。
綺麗に見える機種ほど棘があるんだよね。(女と同じ)
PC自体の外見はまぁまぁです。
スペックはCPUがintel PentiumB980(2core.2.4GHz)メモリ4GB、HDD750GBという内容です。
外見同様、Celeronよりまし、Corei3よりも下という分かりにくい仕様ですね。
しかし、私の家で使っているCore2duo2.0GHzやpentium-Mよりも優秀であることには間違いない。メモリが4GB付いているのも、このスペックで珍しいのかな。
そんな事で、kona-Linux4.0をインストールしようと決めました。
Konaでも軽いGUIから重いGUIもあるので、軽い部類に入るBlack-Jackに決定。
いつもはDVDにISOで焼くのですが、面倒なのでUSBにソフトを使い起動させる事にしました。
インストールは順調で、大体30分程度で完了です。
そして再起動・・・・・・
「あれ、起動しない?」
「もしかして、インストール時にGRUBの設定先間違えた?」
もう一度、インストールをし直す。(T_T)
そして2回目の再起動・・・・・・
「あれ、あれ、また起動しない」
「パソコンのboot設定が違うのか?」
BIOSを確認するもHDDが順位1位になっている。
「もしかしてHDD壊れているのか?」不安がよぎります。
しかしHDDが壊れているならば、インストール自体出来ないはず、インストール途中でエラー表示がされるはず、と思い考え直す。
起動エラー自体が素早くエラー表示するのがなぜか気になりました。
「もしかしてGRUBまで辿りついていないのか?」
と言う事はこのLifebookのBIOSの設定に何か問題があるはず・・・・。
BIOSを起動させ直し、目を皿のように各種設定を見ていくと・・・・・・・
怪しいと思われる項目を「我、発見せり!」
敵艦の名前は「セキュアブート」ニイタカヤマノボレ!!
LinuxOSの大部分は、このセキュアブートに対応していません。
対応していないBIOS設定のパソコンにインストールしても起動する訳がありません。
「これはセキュアブート設定を解除しなくては先に進まない」
この富士通のLifebookはセキュアブートを解除するためにはBIOSにパスワードを設定しないと、このセキュアブートの項目に触れないようになっています。
「だからメーカーっていやらしいよね」
パスワードを設定して、セキュアブートをOFFにする。
そして、FastbootもOFFにする。
CSM(旧BIOS互換)があれば、このCSMもOFFに設定します。
そしてドキドキワクワクの再起動・・・・・
「おぉ~!!GRUBが起動したぜ!」
「Kona-Linux4.0も美しい」
こんな面倒なブート問題で1時間以上も無駄にしてしまった。
しかし、忘れかけていたセキュアブートの事も思い出させてもらった。
富士通のLifebookでLinux起動しない人は「セキュアブートの確認をお願いします。