私が今の会社に来た時にはリコーさんからレンタル(リース)されたWindows-NT-Serverを2台使っていました。
中身はぐちゃぐちゃ状態で管理もメンテナンスも何もしていない状態でした。
それなのに毎月、5万円以上のリースを払っていました。
企業の規模的な事を考慮すると、猫に小判という印象を受けました。
こういう無駄にサーバーをリースさせるのはどうなのか?
社内にSEが居ればいいが、PCに疎い人ばかりです。
長年、放置されていても仕方が無い状態でした。
そのサーバーがリースアップとなり使用を継続するか?停止して機械を戻すかの判断する時期になった時に返却した方が良いと私が提案しました。
あまり皆さんが使って無い上に毎月の費用が高い、サーバーを設置するにしても別に有料の高いリースまで払ってやる必要性を私は感じなかったからです。
保管されているデータを調べると大した事の無いファイルばかり保存されています。
新しいファイルの保存は殆ど無く、写真などの画像ばかり出てきます。
そしてリースを止めて返却後に私が作ったLinuxサーバーを運用し始めました。
それも廃棄処分のPCを修理したものです。
CPUはCeleronでメモリは2GBしかありません。
HDDは壊れていたので、余っていたHDD(350GB)を取付ました。
CPUはCeleronでは可哀そうなので家に余っていたCore2Duo6600(2コア・2.4GHz)を装着しました。メモリも家に余っていた2GBをプラスして合計4GBにしました。
$ cat /proc/cpuinfo
processor : 0
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 15
model name : Intel(R) Core(TM)2 CPU 6600 @ 2.40GHz
stepping : 6
microcode : 208
cpu MHz : 1600.000
cache size : 4096 KB
physical id : 0
siblings : 2
core id : 0
cpu cores : 2
apicid : 0
initial apicid : 0
fpu : yes
fpu_exception : yes
cpuid level : 10
wp : yes$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 3911380 2441908 1469472 248 168896 218980
-/+ buffers/cache: 2054032 1857348
Swap: 4046844 25092 4021752$ df
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/mapper/vg_**-lv_root
51475068 12126124 36727504 25% /
tmpfs 1955688 0 1955688 0% /dev/shm
/dev/sda1 487652 31947 430105 7% /boot
/dev/mapper/vg_localsv-lv_home
251436820 36823808 201834108 16% /home
このLinux-Samba-Serverを稼働させて7年が経過しました。
途中で停電や引っ越し以外は電源は入れ放し状態です。
7年間の内、停止した日は7日あるか無いかでしょう。
それでも1度も壊れたり、不通になったりした事はありません。
古いCPUですが、ファイルの転送等に関しても全然問題ありません。
メンテとしては、私が年に1度くらい、埃を取る程度、時々SSHで機器の状況などを調べる程度です。
外装(ケース)はDELLのブック型です。
捨てられる物が生き返って頑張って毎日仕事してくれています。
ファイルを保存、httpdで社内掲示板を動かす程度であれば充分です。
しかし、DELLのマザーボードは結構強靭です。
埃まみれになっていても壊れませんし、サーバーに向いているかも知れません。
DELLの古いPCなら中古で安く買えますよね。
家でファイル保存用に強靭なマザーボードのDELL製品も悪く無いと思います。
このサーバーの運用面については次回また書きたいと思います。