scientific-linux6 –          おやじdemo_CentOSを使う
11月 142022
 

私が今の会社に来た時にはリコーさんからレンタル(リース)されたWindows-NT-Serverを2台使っていました。

中身はぐちゃぐちゃ状態で管理もメンテナンスも何もしていない状態でした。

それなのに毎月、5万円以上のリースを払っていました。
企業の規模的な事を考慮すると、猫に小判という印象を受けました。

こういう無駄にサーバーをリースさせるのはどうなのか?
社内にSEが居ればいいが、PCに疎い人ばかりです。

長年、放置されていても仕方が無い状態でした。

そのサーバーがリースアップとなり使用を継続するか?停止して機械を戻すかの判断する時期になった時に返却した方が良いと私が提案しました。

あまり皆さんが使って無い上に毎月の費用が高い、サーバーを設置するにしても別に有料の高いリースまで払ってやる必要性を私は感じなかったからです。

保管されているデータを調べると大した事の無いファイルばかり保存されています。
新しいファイルの保存は殆ど無く、写真などの画像ばかり出てきます。

そしてリースを止めて返却後に私が作ったLinuxサーバーを運用し始めました。

それも廃棄処分のPCを修理したものです。

CPUはCeleronでメモリは2GBしかありません。
HDDは壊れていたので、余っていたHDD(350GB)を取付ました。

CPUはCeleronでは可哀そうなので家に余っていたCore2Duo6600(2コア・2.4GHz)を装着しました。メモリも家に余っていた2GBをプラスして合計4GBにしました。

$ cat /proc/cpuinfo
processor : 0
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 15
model name : Intel(R) Core(TM)2 CPU 6600 @ 2.40GHz
stepping : 6
microcode : 208
cpu MHz : 1600.000
cache size : 4096 KB
physical id : 0
siblings : 2
core id : 0
cpu cores : 2
apicid : 0
initial apicid : 0
fpu : yes
fpu_exception : yes
cpuid level : 10
wp : yes

$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 3911380 2441908 1469472 248 168896 218980
-/+ buffers/cache: 2054032 1857348
Swap: 4046844 25092 4021752

$ df
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/mapper/vg_**-lv_root
51475068 12126124 36727504 25% /
tmpfs 1955688 0 1955688 0% /dev/shm
/dev/sda1 487652 31947 430105 7% /boot
/dev/mapper/vg_localsv-lv_home
251436820 36823808 201834108 16% /home

このLinux-Samba-Serverを稼働させて7年が経過しました。
途中で停電や引っ越し以外は電源は入れ放し状態です。
7年間の内、停止した日は7日あるか無いかでしょう。

それでも1度も壊れたり、不通になったりした事はありません。
古いCPUですが、ファイルの転送等に関しても全然問題ありません。

メンテとしては、私が年に1度くらい、埃を取る程度、時々SSHで機器の状況などを調べる程度です。

外装(ケース)はDELLのブック型です。
捨てられる物が生き返って頑張って毎日仕事してくれています。

ファイルを保存、httpdで社内掲示板を動かす程度であれば充分です。

しかし、DELLのマザーボードは結構強靭です。
埃まみれになっていても壊れませんし、サーバーに向いているかも知れません。

DELLの古いPCなら中古で安く買えますよね。

家でファイル保存用に強靭なマザーボードのDELL製品も悪く無いと思います。

このサーバーの運用面については次回また書きたいと思います。

1月 082016
 

仕事先のLinux-Mintですが、ようやく全てのサービス設定が完了しました。

インストールをして起動できる状態であればほぼ完成ですが、仕事先の不慣れな人達のために、一から十まで予想できる使い方において必要な要素は網羅しておかなくてはなりません。自宅のPCであれば、問題が起きたらそこでインストールや設定すれば良いのですが、そういう訳にもいかない。

そして最後に残ったのがプリンター設定です。

仕事先のプリンターはコピーで全て印刷しています。
もちろん、カラーもモノクロもです。

機器はRicoh MP-C4503というFAX、スキャナ等の機能が付いた機種です。

スキャナ自体はともかく、プリンターはLinuxから印刷出来ないと不便ですよね。
libreOfficeで使った書類を他のPCで開いて印刷するのも二重手間です。

早速、ネットでリコーのサイトへ行き、C4503用のLinuxドライバーをダウンロードします。
解凍(tar.gz)をして説明書を読んでいると下記のような内容が書かれています。

<動作確認環境>
弊社では、下記のLinuxディストリビューションが正常稼働するx86のPCで
動作確認をしています。
Red Hat Enterprise Linux 6/7
Ubuntu 10.04LTS/12.04LTS/14.04/14.10
CentOS 6.6/7.0
TurboLinux 12.5

Linux-Mint17.2は出来るとは書かれていない。
しかし、CentOS6.6と7は動作確認をしている。
まぁ、ubuntuが使えるので大丈夫だろうという気持ちでいます。

前提条件
・上記の各ディストリビューションが正常稼働するx86のPCであること
・HDD,メモリは各ディストリビューションの推奨値であること
・CUPS 1.2.4以上
・Foomatic 3.0.2以上
・プリンター本体側にPostscriptオプションが搭載されていること

システム的には、Linux ServerであるScientific Linux6にCUPSで設定して、これを共有する。そして、他のデスクトップLinuxは、このサーバーのCUPSを経由して印刷するという仕組みです。

前提条件の通り、CUPSを使う事が前提条件なので、ここは注意が必要です。

Linuxの場合には、ドライバーが合わない事がとても良くある事なので、特にプリンターは市販されていてオーソドックスな機器ならまだしも、複合機(コピー機)のネットワーク接続でCUPSをサーバー設定してから、使うというややっこしい仕組みなので心配と言えば心配です。

今日のところは、調査してドライバーの準備程度にして作業は次回にしようと思っています。

自宅のEPSONのインクジェットは直ぐにCUPSで繋がったが今回はどうか?

嫌な予感がプンプンするなぁ。

10月 292015
 

仕事先のDELLのブック型PC(VOSTRO 200)ですが、サーバーとして設定をしてから130日以上経過しました。この間、再起動等は一切しておりません。サーバーとしての用途は、Sambaサーバー(windowsとファイル共有)とグループウエア、そしてホームページの制作用(wordpress)です。

ファイルの共有は社内の15台ほどのwindows7との共有で、写真やword、excelの書庫として使用していました。現状、これといった問題は発生していませんし、起動してしまっていると事務所内なので割と音も静かに感じます。
top上記の#top画面は138日間連続運用した状況のものです。
CPUの温度は#sensorsだとCPU1、CPU2とも大体40℃~42℃というところです。

このDELL(VOSTRO 200)の基本仕様ですが、CPUがPentiumDual-Core E2180でメモリがDDR2の2GBが2枚の合計4GB、HDDがSATA 60GBです。至って普通のデスクトップパソコンですが、どうもDELLのブック型PCというのは筐体が安っぽいというか何て言うか、DVDの蓋のプラスチックの部分が強度が弱いらしく割れたりしてしまい、非常に格好悪いです。

ここまで安っぽい仕様にしなくても良いのではないでしょうかねぇ。
前にあったGatewayの方が全然、PCケースとしては価値ある形状でしたね。
宮殿型のATフルタワーケースなんて今見ても格好いい。
今でもATをATXに改造して使っている人もいると思います。

#top画面に戻りますが・・・・

サーバーとしてScientific Linux6をインストールした頃は、メモリが4GBなので1ヶ月に1度はリブート(再起動)しないとSWAPだらけになるか?と想像していましたが、これが結構、頑張って動いていたようで見ての通り138日間動かしても、まだまだ行けそうでした。・・・今回は再起動しましたが・・・。

一部、SWAPはしていますが、このSWAPは一時的に使っていないサービスの移動分なのでパフォーマンスには一切影響が無いものだと考えています。頻繁に複数のパソコンがアクセスしているサーバーと時たまファイルを見たりする程度のサーバーとではメモリの消費は違うと思いますが、4GBあれば、最低でも2か月は大丈夫、メモリが2GBであれば1ヶ月は大丈夫という認識で良いのではないでしょうか。

勿論、サーバーの利用頻度にも依るので、そこは各個人で運用しながら確認して欲しいと思います。

作った当初は、余っているPCなので何かに役立てば・・・程度でしたが、現在はローカルネットワークの中に無いと困るような存在になってしまっています。

今後の課題は、やはりファイルサーバーとしては60GBという容量は少ないので、1TBほどのHDDに入替をするしかないか?と考えています。

仕事として写真を多く扱う、そのファイルをどう保存するかが悩みの種です。
DVDのメディアに焼いておくとHDDには優しいが、見たい時に見れない。
どこのメディアに入れておいたのか、ちゃんと書いておかないと後で分からなくなる。

どう考えても今時のHDDの値段を考慮するとHDD内に置いておいた方が便利ですよね。

今度手を入れる時には野暮ったいケースは捨てて、格好いいサーバーにしてみるか。

フルタワーケースで中身がDELLのMBと言うのも情けないか。