【アドレス110】面倒なクラッチ・プーリーなどのメンテナンス

投稿者: | 2025年11月7日

久しぶりにアドレス110(CE47A)のメンテナンスのお話になります。

現在、走行距離は46,000KM弱になります。

これまでにタイヤ交換は2回、プラグ交換も2回行っています。
フロントのディスクブレーキパッドは1回交換です。
そしてVベルトとウエイトローラーは1度交換をしています。

中古で購入した車両なので、それ以前の管理状態は不明ですが、購入した時点でVベルトが痩せ細った状態だったので交換などはしていなかったと想像が出来ます。

そして最近では駆動系(Vベルト・ウエイトローラー、スライドピース。クラッチ、アウター)の状況を確認するためにケースを一度開けて確認をしました。

その時にの状況ですが・・・・・

1.Vベルト・・・交換して約10,000KMだが思ったよりも削れて細くなっている
2.WR・・・9gのローラーだが摩耗は少ない、充分まだ使える状態
3.SP・・・傷んだ個所は無いが差し込んだ時に多少の緩さを感じる
4.クラッチ・・・クラッチ板自体の消耗は少ない
5.クラッチアウター・・・全体的に横線の溝が出来ている(要交換か?)

という状態でした。

一度、ケースを開けたのでWRを手元にあった10gに変更、Vベルトは新品に交換しておきました。

ただ、この時に、大事なプーリーの削れやプーリーのボス、クラッチ内部のベアリングの確認を怠ってしまいました。

中途半端な時間に作業を始めたので暗くなる前にケースを閉じたかった。
時間に余裕をもって作業すべきですね。

ましては、私一人、ボッチ作業なので度々、困難な点が出てきて時間を無駄に浪費してしまいます。

体も中腰で長い時間作業をしている関係で腰が痛くなってきたのも確認を怠った理由の一つです。

そして先週の土日に再度、ケースを開けて確認をしました。(とても気になっていたので・・・)

先ず、クラッチベアリングですが、クラッチを回転させても異音が無いので、古いグリスを取り除き。新しくグリスを付けました。クラッチ自体を全ばらしをしていないので手が届く範疇までです。

プーリーの状態は偏摩耗も無くきれいな状態だったので、ピカールで表面を磨いて脱脂しました。
プーリーボスについては表面上はきれいに見えていたのですが、ピカールで磨くと結構錆のようなものが付着してきたので丹念にピカール磨き脱脂し、内部に薄くグリスを塗りました。

ここまでばらしてしまったので、プーリーのWRの部分もきれいにピカールで磨きシリコングリスを薄く塗っておきました。プーリー裏の隅は汚れが固まっていました。

WR自体も一つ一つ丁寧に磨いて元に戻します。

そしてケースも閉めてエンジンを始動すると・・・・・・・

とても静かな駆動音に変わりました。
以前は低速時に少しばたつくような感じがありましたが、スムーズになっています。

グリスの付け替えとボス、WR周辺のメンテナンスでこんなに変わるのか!と思いました。

この駆動ケースを開けるというのは難しいように思いますが、10,000KM毎に開けて内部の掃除とベルトの状態を確認すべきだと思います。

用意して良かったと思う工具は塗装用の「刷毛」です。
ケース内の汚れやVベルト裏側の掃除にとても役立ちます。(100均で替えますし・・・)
それと電動工具はこの歳になると必需品ですね。

丁寧な作業をしようと思うと結構時間がかかります。
しかし、その分良い効果が得られるのではないでしょうか。

 

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