原付2種(125ccまで)のエンジン耐久性とメンテについて

投稿者: | 2022年12月13日

最近の原付2種のバイク(スクーター)は全て4サイクルです。

一昔前の原付2種は2サイクルが多かった。
構造が簡単で馬力も出るからだ。

しかし、2サイクルは煙を吐くために消滅して、排気ガス規制により原付も原付2種も全てが4サイクルのエンジンになった。最初の頃の4サイクルは2ストと比較して馬力が少なくなった事に依る加速が悪いなど影響が出たが、その分、燃費が向上した。

2ストのバイクは空冷のエンジンが多く、耐久性としては悪かった。
2.3万キロ走行すると馬力が落ちたり焼き付きを起す事も多かった。

それが、4ストのエンジンになってから空冷でも耐久性が向上した。

オイル管理をしっかりすれば、10万キロも問題ではないだろう。
エンジンよりボディの痛みの方が問題になる。

プラの部分が白化したり、フレームの錆などである。

原付2種のバイクの場合にはどうしても足代わりに使用するケースが多いので、粗雑な扱い方をされている個体も少なくない。いくら防水仕様とは言え、一年中、外で雨ざらし状態では電装部品が悪くなってしまう。

写真素材 pro.foto
現在のエンジンは全てインジェクションであり、コンピューターで管理されている。
コンピューターで制御するので各種センサーが取り付けられているが、このセンサーが経年劣化で悪くなってくると調子が悪くなるのだ。

ただ、原付2種のエンジンの場合には構造がそれ程難しい訳ではないので、工具さえあれば自分で調べて交換する事が出来る。何も知識が無くてもGoogle等でググれば大体の事が分かる。

乗っていて、微妙に調子が悪い時などは、自分の感覚と知識経験が大事であり、悪い部分を特定するのも早くなる。

全てバイク屋任せにせず、自分で考え、推測を立て、やってみる事が大事だと思う。

125ccまでの原付2種のエンジンはオイル管理が非常に大事だと書いた。

元々、600~1000cc程度のオイルしか入っていない。
オイルの量にも気を使う必要性がある。

私的には値段の高いオイルを長く使うよりも、程々の安いオイルで構わないので2.3000キロという早めの交換が良いと思っている。

ちなみに私が使っているオイルは地元の大型店舗で売っているリッター1000円未満の商品である。

このオイルを3000キロ前後で交換するようにしている。

今乗っているアドレス110は、素行距離が42000キロを超えたが、非常に調子も良く、煙等も一切吐かない。

一昔前のアドレスV125に乗っている友人は8万キロを超えたが大事に扱っている分、外見も綺麗でエンジンも調子が良い。

この人は、雨ざらしにせずに家の納屋にバイクをしまっているので、多分、この影響が大きいと思っている。

★スクーターメンテの時期等について

・エンジンオイル交換は2000~3000キロ毎、フィルター交換は2回に1回交換する
・駆動用のベルトは2万キロ前後で交換する
・ウエイトローラーも2万キロ前後で同時に交換する
・バッテリーは2年~3年で交換
・プラグは走行距離5000~8000Kmを目安に交換

これら消耗品は定期的に交換が必要ですが、あくまでも私個人の感覚ですので、自分のバイクの様子を見ながら目安を作ってもらえればと思います。

また、出来るだけ雨に濡らさないようにしてください。

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