Nvidia –          おやじdemo_CentOSを使う
1月 122013
 

この正月の休暇はネットワークのプリンター(CAPS)の設定をしたくらいで、他は何も触らずでした。この間、次は何をするか?考えていましたが、desktopPCのCentOS6.3-32bitを64bitOSに入れ替えをしようか?と考えました。選択したのは、Scientific Linuxです。
このScientific Linux(以下SLとします)は、CentOSと兄弟のようなOSで、フェルミ研究所と欧州原子核研究機構 (CERN) がRed Hat Enterprise Linux (RHEL) をベースに作っている無料配布のディストリビューションです。

◆インストールするマシン
1.ASUS P5PEVM
2.Core2Duo E4600 2.4Ghz
3.DDR 1GBx2 2GB
4.ATAPI 150GB HD
5.Nvidia-Geforce6200 128MB

Screenshot
現在はverが6.3まで出ており、CentOSと同じような間隔でアップしているようです。

◆ダウンロード先はこちら→ http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/scientific/6.3/x86_64/iso/
このような画面が表示されます。(このページは64bit版なのでご注意ください)
Screenshot-1
この色が反転しているファイルをダウンロードして、ISO形式でDVDで焼いてください。メディアは1枚でOKです。

インストール方法は、DVDから起動すれば自動的にDVDが読み込みrootパスワードやネットワーク設定など一連の項目に値を入れれば30分ほどで完了します。今回はdesktopのインストールを選択しました。(必要なソフトは後からインストールできます)

インストール完了後は、先ず、yumでupdateをします。
#su -でrootになり、#yum updateでファイルを最新に更新します。最初は更新するファイル数も多いので20分ほど時間がかかりました。

EPELとRPMのレポジトリを追加しておきます。
そして、Nvidia-Geforceのドライバーをダウンロードしておきます。
◆Nvidiaダウンロード先 →http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp

◆作業の流れ

1. #yum install gcc* #yum install freegult #yum install freegult-devel を入れておきます。
2.現在のKernelを固定します(kernelが変わると再度ドライバー設定が必要です)# vi /etc/yum.conf で exclude=kernel* を最後尾に追加して保存する。
3.デフォルトで使用しているビデオドライバーのnouveauを無効化しておく。# vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf に blacklist nouveau を最後尾に追加する。
4.起動用のgrub.confにnouveauの無効化を記述しておく。# vi /etc/grub.conf にあるkernelから始まる行の最後尾に rdblaklist=nouveau を追加する。
5.起動用のランレベルを変更する(インストール時にGUIが起動しにようにする)
# vi /etc/inittab の中にある #id5:initdefaultのid5をid3に変更して保存する。
6.再起動する #reboot
7.textモードで起動したらrootでログインする。
8.ダウンロードしてあるNvidiaのドライバーを保存してあるディレクトリに移動する。
# cd 保存先
9.# sh NVIDIA-Linuxドライバー名でインストールをする。最初の画面は同意するしないの画面なのでAcceptを選択する。他はOKで大丈夫。
10.ランレベルを元に戻す。 id3からid5へ 出来たら # reboot
11.画面下に青いラインが出てくれば完了、ここで画面真ん中にLinux名のある表示で丸がぐるぐる回る起動が表示されたらnouveauが生きている証拠なのでnouveauを無効化する作業を確認すること。

後は自分なりに使い易い設定を行います。
私の場合には、各種フォント関係を再設定して、滲みのないきれいな表示に変更しました。FireFoxなどでは、Flash-playerのプラグインを入れたりしないと、Youtubeなどの動画が見れません。また、プラグインの追加で良い動画のダウンロードできるものも追加しました。動画再生ソフトの定番であるVLCもyumでインストールしました。

Screenshot

以上でほぼ完成です。

11月 052012
 

昨日、AGPのグラボ(Nvidia Geforce6200)を取り付けてLinux用のドライバーをあてました。
今日は、細かな調整をしました。
ちゃんとドライバーが入るとシステム→設定→NVIDIA Server Settingという画面が出てきます。

ここで細かな調整が出きるようになりました。
CRTもちゃんとメルコと認識して、リフレッシュレートも変更出きるようになりました。

今まで、端末でSSHを使い、鯖の設定が主だったので、クライアントとして使い易くなった感じがします。
また、Kernelが更新されないように(更新されるとNvidiaのドライバーが消える)yum.confにkernelを更新しないようにしておきました。

# vi /etc/yum.conf
exclude=kernel* →これを追加する。

これで完了です。

Windowsだと簡単なドライバー設定ですがLinuxだとKernel-devを入れたりなんだかんだ他の作業をしてから調理するようにできています。
その分、出来上がった時には満足いけると思います。