x64 –          おやじdemo_CentOSを使う
3月 222013
 

このところブログの更新が滞っていました。
理由は鼻炎です。
特に、この2週間は大変でした。何しろ薬を飲んでいても、鼻水全開です。
熱っぽくなってしまい、何もやる気がしない状態でした。
ようやく、落ち着いてきたので更新をします。

現在、サブマシンとして使用しているAMDのE-350(メモリ8G HD2T)ですが、今までubuntu x64 amdをインストールして使用していました。扱い易く、問題も無かったのですが、サーバーで使用しているcentosのデスクトップがやはりあると便利なので、入れ替えをしました。ubuntu自体は、ノートPCのhp6710bにwinXPとデュアルbootになっているので、こちらを使う事にしました。

Fusion(E350)ですが、MSIの製品で内臓でRadeonHDが付いていて、動画再生も省電力のマザーボードでありながら良く再生もできる、お気に入りのボードです。

一番新しいCentOS6.4 x64(Final)は普通にdesktopとしてインストールしました。
特に問題となる事もなく、インストールは出来ました。NICも問題ありませんでした。
そして、Radeonのドライバーをインストールしないとワイド画面に対応できません。

そこで、AMDのサイトに行き、Linux x64用のドライバーをダウンロードして用意をします。私の場合にはbetaのドライバーを使ってみました。ファイル名はamd-driver-installer-catalyst-13.2-beta7-linux-x86.x86_64.runです。(インストール後に画面右下に緑色の文字で”testing use only”と表示されています。

■サイトはこちら↓ http://support.amd.com/us/gpudownload/linux/Pages/radeon_linux.aspx

ダウンロード出来たら、解凍して、自分の分かりやすい場所に置いておきます。私の場合には /home/***/ に置きました。

・・・ここから端末を使って操作をします。

先ずはファイルを置いてある場所(ディレクトリ)に行きます。
# cd /home/***/
そしてそのダウンロードしたファイルに実行権を与えます。
# chmod +x ati-driver-installer-*.**.**-x86.run(*はVerに合わして下さい)
そしてインストールを開始します。
# ./ati-driver-installer-*.**.**-x86.run
すると、端末内でファイルが自動的にMakeされていきます。終了すると同時にRadeonのウインドウがdesktopに現れます。これで完了です。
Screensho2t
画面も1920×1080のワイド画面で自動的に設定されました。
後は、システム>設定>ディスプレイで詳細を設定できるようになります。
ついでに、動画用ソフト、VLCメディアプレイヤー等をインストールしておきます。
RPMやEPELのレポジトリの追加もしておいてから進めてください。
Screenshot-1
ちゃんとBABYMETALもHDで再生が出来ました。
ubuntu x64よりもOSが軽い分動きも良いし、ドライバーも新しいせいか、動画がとても立体的にきれいに再生されています。

この後は、フォントを設定したり、Adobe Acrobatをインストールしたりと、普段使うのに違和感が無いようにしておきます。Linuxの場合には、初期設定が大変ですが、ひとつひとつ、問題や課題をクリアする事により自分なりのマシンに仕上げる楽しみがあります。また、複数のパソコンでネットを組んである方は、# /etc/hostsでIPアドレスと自宅内ドメイン名を合わせておくと後々便利です。
Screenshot
ちゃんとE350をCore2として認識しています。

表示フォントも滲みも無く、きれいにdesktopのgnomeを表示していると思います。
今までCentOSはサーバーで使用していて、desktopを仕上げた事はありませんでしたが、結構美しい出来栄えなんで、とても満足しています。ubuntuでは、E350のスペックであると少しもたつくところがありましたが、CentOSの場合には軽く動作します。ubuntuの良さは、Linuxらしくない操作性でインストールもとても楽になっています。その反面、CentOSやFedoraやScientific Linuxは、インストール後に細かな設定を必要とする反面、動作が軽く思えます。

2月 232013
 

毎日、ATOMサーバーのログチェックをするのに、このScientific-Linux(以後SL6.3)を使用していますが、とても安定していますし、一度、起動してしまうと、とても速く動作します。元はRedHatLinuxなんですが、商用部分を抜いたCentOSとほぼ中身は同じ仕様になっています。

自宅サーバーはCentOSx64をインストールしています。最初は32ビットだったのですが、メモリの認識がいまいちだったので、64で試してみたということです。
前は、メモリを2Gから4Gにした時に、時々Kernelパニックを起こしたりしましたが、現在は皆無です。こちらのCentOSx64サーバーも安定しています。

SL6.3はGnomeを入れたデスクトップ機として、使用していて、リビングの机の上に鎮座しています。普通はWindows-7なんでしょうが、Linuxに慣れるためにも、なるべくWindowsは使わずにLinuxで日々のルーチン作業(メールを見る、書く、ネットを見る、ブログを書く)なども、このSL6.3を使用しています。

普通にLinuxをインストールすると、ブラウザを見たときに、フォントの文字が滲んでいて見にくいという悪い現象が出ますが、これは、自分なりにフォントを変更したり、サイズを変更したりする事によって、Windowsと同じようにきれいな表示設定も可能となります。
MicrosoftもLinux版のOfficeを出すのではないかと言われています。
これが出れば、多分、Windowsと同じような表示がデフォルトで可能になると思います。
現時点では、Gnomeで使用する場合でも必ずフォント設定をする事をお勧めします。

Gnomeであれば・・・・・・・・・・・
システム>設定>外観の設定>フォント で変更する事が出来ます。
ただし、バージョンが古いLinuxの場合だと、設定の中にフォントがあると思います。
Screenshot
最近では、扱いにも慣れてしまい、不自由を感じなくなっていて、とても便利。

自宅サーバーがあると、端末で接続する事が多くなります。
Windowsからも端末ソフトをインストールして繋げますが、やはりCentOSを使用したサーバーがあるのであれば、CentOSやSLのデスクトップがあると更に便利です。
バックアップを取るにしても、同じソフトを設定しても、デフォルトの状態も確認ができますし、元に戻しやすくなります。バックアップさえあれば、予備サーバーとしても使用することが可能となります。

これからLinuxでサーバーを始めよう!と思っている方には・・・

1.SSH・FTPはローカルネットのみで設定する
2.必ずIptablesにはdeny_countryを入れる
3.メール設定を行う場合にはFail2banを導入する
4.Apacheなどバージョン情報を表示させないように設定する

やはりセキュリティという面では、SSH、FTP関係は慣れるまでローカル環境のみで使用するのが一番です。これは、ルーターでポート21.22を開放しない事です。
私は今も、この環境で使用しています。
Deny_Countryについては、怪しい国(お隣さんが多い、赤系)の国自体を遮断しておけば、それだけでも違うと思います。
それと、毎日、secure,mail,messagesのlogは確認してください。
怪しいlogを見つけたら、deny_IPに追加して遮断してください。

慣れるとlog確認も楽しいものです。

1月 122013
 

この正月の休暇はネットワークのプリンター(CAPS)の設定をしたくらいで、他は何も触らずでした。この間、次は何をするか?考えていましたが、desktopPCのCentOS6.3-32bitを64bitOSに入れ替えをしようか?と考えました。選択したのは、Scientific Linuxです。
このScientific Linux(以下SLとします)は、CentOSと兄弟のようなOSで、フェルミ研究所と欧州原子核研究機構 (CERN) がRed Hat Enterprise Linux (RHEL) をベースに作っている無料配布のディストリビューションです。

◆インストールするマシン
1.ASUS P5PEVM
2.Core2Duo E4600 2.4Ghz
3.DDR 1GBx2 2GB
4.ATAPI 150GB HD
5.Nvidia-Geforce6200 128MB

Screenshot
現在はverが6.3まで出ており、CentOSと同じような間隔でアップしているようです。

◆ダウンロード先はこちら→ http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/scientific/6.3/x86_64/iso/
このような画面が表示されます。(このページは64bit版なのでご注意ください)
Screenshot-1
この色が反転しているファイルをダウンロードして、ISO形式でDVDで焼いてください。メディアは1枚でOKです。

インストール方法は、DVDから起動すれば自動的にDVDが読み込みrootパスワードやネットワーク設定など一連の項目に値を入れれば30分ほどで完了します。今回はdesktopのインストールを選択しました。(必要なソフトは後からインストールできます)

インストール完了後は、先ず、yumでupdateをします。
#su -でrootになり、#yum updateでファイルを最新に更新します。最初は更新するファイル数も多いので20分ほど時間がかかりました。

EPELとRPMのレポジトリを追加しておきます。
そして、Nvidia-Geforceのドライバーをダウンロードしておきます。
◆Nvidiaダウンロード先 →http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp

◆作業の流れ

1. #yum install gcc* #yum install freegult #yum install freegult-devel を入れておきます。
2.現在のKernelを固定します(kernelが変わると再度ドライバー設定が必要です)# vi /etc/yum.conf で exclude=kernel* を最後尾に追加して保存する。
3.デフォルトで使用しているビデオドライバーのnouveauを無効化しておく。# vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf に blacklist nouveau を最後尾に追加する。
4.起動用のgrub.confにnouveauの無効化を記述しておく。# vi /etc/grub.conf にあるkernelから始まる行の最後尾に rdblaklist=nouveau を追加する。
5.起動用のランレベルを変更する(インストール時にGUIが起動しにようにする)
# vi /etc/inittab の中にある #id5:initdefaultのid5をid3に変更して保存する。
6.再起動する #reboot
7.textモードで起動したらrootでログインする。
8.ダウンロードしてあるNvidiaのドライバーを保存してあるディレクトリに移動する。
# cd 保存先
9.# sh NVIDIA-Linuxドライバー名でインストールをする。最初の画面は同意するしないの画面なのでAcceptを選択する。他はOKで大丈夫。
10.ランレベルを元に戻す。 id3からid5へ 出来たら # reboot
11.画面下に青いラインが出てくれば完了、ここで画面真ん中にLinux名のある表示で丸がぐるぐる回る起動が表示されたらnouveauが生きている証拠なのでnouveauを無効化する作業を確認すること。

後は自分なりに使い易い設定を行います。
私の場合には、各種フォント関係を再設定して、滲みのないきれいな表示に変更しました。FireFoxなどでは、Flash-playerのプラグインを入れたりしないと、Youtubeなどの動画が見れません。また、プラグインの追加で良い動画のダウンロードできるものも追加しました。動画再生ソフトの定番であるVLCもyumでインストールしました。

Screenshot

以上でほぼ完成です。